世界観、設定など(随時更新)
このページでは本作の世界観や設定などの解説の載せています。
随時更新なので、最新話のネタバレを含むことがあると思われますので、先に本編をお読みになるのをおススメします。
このページを呼んだ上でご不明な点や説明をしてほしい固有名詞等があれば、感想やメッセージへどうぞ。
・WORLD
死んだ人間が行くという死後の世界。良い行いをした者は『天国』へ、悪い行いをした者は『地獄』へ行くとされているが、これは間違いであった。
実際は通常、死んだ人間はすぐに輪廻転生し、新たな生命として誕生する。
しかし、生前に心残りを残したまま輪廻転生をした場合、なんらかのイレギュラーが発生することがある。
そこで、神々は死後の世界『天国』を創造した。
生前心残りのあった者は『天国』での生活を許可され、心残りを解消するためのセカンドチャンスを得ることが出来る。
『天国』で再び死んだ際に、思い残すことがなければ転生が行われるが、まだ思い残したことがあるようであれば、魂の完全消滅となってしまう。
また、『天国』でタブーを犯した場合には『地獄』へ落とされてしまう。
『天国』では心残りを残したまま死んだ者、『死者』以外にも多くの人間が生活している。むしろ、『死者』の方が圧倒的少数である。
それは『死者』の子孫である。『死者』同士の間に子が生まれた場合、その子は『天界人』とされ、生前世界と一切変わらない生活を送ることとなる。長い歴史の中で『天界人』は増え続け、現代では『天国』の住人の9割以上が『天界人』となっている。
『天国』の文明レベルは生前世界とほとんど変わらない。生前世界で流通したものは『天国』でも流通する。生前世界と同じように開発された地域もあれば、誰も踏み入れたことのない人類未踏の地も多く存在する。
・『天国』の天候
『天国』は雲の上に存在しているため、「晴れ」以外の天候が存在しない。
そこで、神々は『人工雨』を造り出した。あるていど定められた周期で人口雨を降らせ、ニュース番組や新聞での天気予報では、予測などは一切なく、完全に定められた天気、気温の発表が行われている。
・THKについて
テレビのくだりで名前の挙がったTHK。これは、『天国放送協会』の略の公共放送局である。無理矢理でしつこい集金で有名で、『天国』で暮らす人々は日々、集金を上手く躱す方法を模索している。
・『死者』の衣食住について
『死者』の過半数は学生であり、例え生前社会人であっても、『天国』へ来てすぐは家もなければ金もない。そのため、死人手続きをすることで無償で住居と生活費、学費などを支給される。満足するための世界であるため、1人暮らしをするには広過ぎる住居と、普通に暮らしていくには十分な金額に設定されている。