もうタイトル決めるの面倒くさいんですけど by香織
残念でした、今回も私、香織が担当でした。主人公の零斗を期待してました?すみませーん、香織でーす。
というわけで、前回の最後の一言の説明をしないと分からない方も多いと思うから説明するわね。
えーと。ユーナが義姉って言ったけど、私の父の再婚相手の連れ子がユーナだったのよ。まあ連れ子っていっても実際は数ヶ月ぐらいしか会ってないのよ。なんでかって?再婚して数ヶ月でユーナは死んじゃったからね、その時私は小学生だったからあまり記憶に残ってないしね。
まあ彼女はそのあと幽霊になっていろいろあったらしいけど、私は知らないわ。そこで、ユーナが案内人になったのは確実よ。
まあ、こんなところなんだけど今日はもうすることもないのよね。
ということだから、ここは私視点の話になる前に戻して、つまり私が嘘スキルの主人公チェンジを使う前まで遡って、彼(零斗)が今日一日どう過ごしていたのかを、私の解説とともに見てみましょう。
じゃあ、戻るわよ
〜そして時は戻り朝の教室〜
ということで、朝の教室の私が花を持ち上げる場面から解説スタートよ!
「お、おい!花が浮いてるぞ!」
「キャー!」
「幽霊よ幽霊だわ!」
「みんな逃げろーー」
ここで、零斗がなにか言うのよね。
「おい、お前!」
初見でお前呼ばわりなのよね。
「ん?」
「その花を置け!」
命令形なのよ、頭おかしいんじゃないかしら。初対面よ?
「あなた、私が見えるの?」
「俺も幽霊だからな、ほら」
ここは、カードを見せてきたのよ。
「レベル1…プッ」
これは、本当に笑ったわ。レベル1なのですもの。ちなみに、私はこの時すでにレベル50だったわ。
そして次は名前を聞いてくるのよ。
「君の名前は?」
「まず、自分から名乗ってみてはどうでしょうか」
名乗る時は自分からって言うからね。
「そのカードに書かれてる通り、礎 零斗だよ」
「そう」
そう。私は一瞬で名前ぐらい覚えられるからね。
「そう。じゃねえよ!名前は」
「そのカードに書かれてる通り、水無月 香織だよ。キリッ」
ここは零斗くんのマネをしましたっ☆
「人の真似をするな、そして効果音を付けるな。俺はそんなに格好付けてない!」
「効果音を付けた方が分かりやすくていいと思うのだけど」
効果音大事。だって、分からないでしょ?読者が….
「お前が今、全力で格好付けてるの目の前で見てるから、効果音なんていらねえよ」
「あら読者の皆様には見えないじゃない。あなたは何しに学校に?」
そうですよね?見えませんよね?だって挿絵ないですしね。見えるわけないのよ。見えたら怖いわ。
「読者ってなんだよ。そしてなんだその、某テレビ番組見たいな質問の仕方は。学校に来るなんて勉強するために決まってるだろ」
ここからは私のターンね。
「嘘だわ」
「嘘じゃねえよ、俺は勉強するt」
「嘘だわ」
「人が話してる途t」
「嘘だわ」
「m」
「嘘だわ」
「すみません、嘘です。喋らせてください」
「主人公だからって喋らせる訳ないじゃない。ここからは私が主人公として、この物語を盛り上げていってあげるわ。スキル発動!!!主人公チェーーーーンジ!!!」
という感じで、私が語り手に変わったわけなんだけど、ここから先の零斗の行動を追っていきたいと思います。
それでは、レベル上げに行った零斗を追いましょう。
零斗の心の声はセリフとして聞こえるようにしておきますので、ご安心ください。
それでは続きを
「クソッ!なんだよ、主人公チェンジってふざけんなよ!」
まあ、そんなスキルないのだけどね。嘘ってことは前ぐらいの話しで言ったはずよね。
「意味がわからねえ!とりあえず、ユーナに聞こう」
なるほどね、案内人である、ユーナに助けを求めたのね。さすが、主人公、雑魚いわ。
「あ、ユーナか?」
「なにかしら?」
口調が私と紛らわしいわ。ここに凛さんを連れて来ていればそれっぽい実況解説になったと思うのだけれども…
「さっき、変なやつに主人公チェンジとか言うスキルで主人公の座を取られたんだが、俺はどうすればいいんだ?」
私がレベル上げて来いって言ったのに、この質問は雑魚ね。素直にレベル上げしなさいよ。
「その変なやつの特徴は?」
私よ。その変なやつって私よ。
「ああ、幽霊だ、名前は確か香織だった」
まったく、馴れ馴れしいわ。まあ、私も零斗って呼んでるんだけどね。
「香織…なるほど、彼女ならやりかねないわね」
ユーナは私のことを覚えていた感じね。義姉に覚えてもらえて嬉しいわ。
「それで、俺は主人公としてどうすればいいべ?」
いいべ?ってなによそれ。
「その主人公チェンジのスキルは無いわよ。あなたは騙されたのよ」
「へ?」
へ?だって、笑えるわ。ハハッ
「騙されたのよ香織に」
「うおっ、マジか!じゃあ、この状況は一体」
「それはただ、筆者が香織視点の話に変えただけよ」
「筆者?なんだそれ。それより、レベルを上げたいんだけど」
筆者は筆者よね。そうでしょ?
というか、この状況をもうどうでもいい感じにしてるわ。さすが本家主人公ね。さっさとレベル上げのシーンが見たいわね。
なので、レベル上げが始まるまで、飛ばしまーす。
〜そしてレベル上げのシーン〜
「とりあえず、ユーナにレベルを上げる方法を聞いたけど、方法はたくさんあるんだな」
「そうだコケ」
ちょっと待って、何かしらこの鶏。。。
ん?筆者が何か言ってるわ。
えーと、鶏について知りたいなら第3部の二度目の登校を読めと言ってるわ。
ちょっと読んでくるわ。
〜香織第3部読書中〜
読んできたわ。理解したわ。
読者のみなさんも、知らなかったり忘れてたりしてるなら読んでくるのもいいわね。
それじゃあ、続きをみましょう。
「お前はどうやってレベル上げてたんだ?」
「おらコケか?おらは、ほら農家だったから幽霊用の野菜を栽培してたりしたコケよ」
「野菜育てるだけだ、レベル上がるのか!」
そうなのよ、この幽霊のレベル上げはちょっと意味が分からないのよ。
他にも、廃墟に住むだけでレベルが上がったりするらしいわ。
まったく、意味が分からないわ。
「そうコケ。それでおらはここまでレベルを上げれたコケ」
「そうか〜、じゃあ俺は何をしようか、基本何をしてもレベルは上がるというか、経験値が貰えるらしいからな」
そう。何をしてもだいたい経験値が貰えるのよ。さっきも言ったけど意味が分からないわ。ちなみに、今やってるこの解説もするだけで、経験値が貰えるから、今私はレベル上げ中ということになるわね。
「あれがいいコケ、あれ。幽霊ジェットコースターの試乗」
「いや、あれはやめとこう」
「いくコケ!あれならおらも経験値が貰えるコケ!」
「ちょい、やめろよ!」
「行くコケよ!テレポート!!!」
この鶏テレポートが使えるらしいわ。鶏のくせに生意気ね。
じゃあ、ジェットコースターのある遊園地に移動するわね。
〜幽霊ジェットコースターがある遊園地〜
「うわっ、来てしまった…」
「おお!遊園地コケコケ!」
この鶏はなんでこんなにテンション高いのかしら。キーホルダーなのに…
「何が楽しいんだよ!あれを見ろあれを!あれに乗るんだぞ!何だよあれ!ジェットコースターとしておかしいだろ!途中でレールがなくなってる箇所があるしあれ、なんだ?飛ぶの?あそこは飛ぶの?というかこの高さ、このまま天国行くの?ねえ?」
まあ、天国も地獄も定員いっぱいだから私たちはこうしてここに居るのだけどね。つまりは天国にも地獄にも行けないってことよ。
「大丈夫コケ。これに乗れば20はレベルが上がるコケ」
まあ、レベル1だから、これぐらいのことをすれば一気に上がるでしょうね。
でも、さすがに私は乗りたくないわね。
挿絵がないから読者のみなさんには分からないだろうから、ジェットコースターの解説をするわね。
まず、スタートは一気に加速するわ。えーと、説明には時速100kmと書いてあるわ。可能なのかしら?まあいいわ。次は加速からの一気に天国まで上がるわ、そして落下。落下っていうのはレールを辿って滑って行くっていう意味じゃなくて、そのままの意味での落下ね、登り切ったあとはレールがないから一気に地上まで落ちるわね。
そして、地上のレールに落下してまた進み出すわ。
今度は地下に落下して行くらしいわ。まあ大体予想がついてると思うけど、もちろん地獄まで行くわ。
で地上に戻ると。
まあ、簡単に説明するとこんな感じかしら、あとの部分はその辺の怖いジェットコースターとほぼ一緒ね。スケールがこっちのほうが圧倒的に大きいけど…
そんなわけで、零斗は乗るのかしら
「乗るのか?おい、これ乗るのか?」
「乗るコケ」
乗るらしいわ…
「ご搭乗ありがとうございまーす」
「それでは出発しまーす」
「うわああああああぁぁぁ!!!」
自主規制。叫びがあれすぎて…
「はあはあ、助かった……」
「よく耐えたコケ」
「お、お前は何も見てねえというか隠れてただけじゃねえか!」
隠れてたというか付いてたというか、キーホルダーだからね…
「キーホルダーコケ」
「チートじゃねえか」
まあ確かにこれはずるいわね…
とにかく、零斗はなんとか耐えきったようね。
あ、言っとくの忘れてたけど、これ4時間ぶっとうしで走るのよ。幽霊だから実現できたようなものね。普通の人間だと死んでるわ。幽霊だと死なないからね。
ちなみに、今のこの時間帯は確か私はシャッター街で凛さんに会ってるぐらいの時間ね。
自主規制したのは、こいつの叫びがお子様に悪影響を及ぼす可能性があったからね。
「おっしゃ、レベル上がったぞ」
「じゃあ、もう一回乗るコケ?」
「いやだ」
「そうコケか」
「もう、帰らせてくれ…」
え⁉︎もう帰るの!つまらない主人公ね、やっぱり、私が主人公の方がいいんじゃないかしら。そう思うよね?みなさんも。
「仕方ないコケな、これはキツすぎたコケ。帰るコケ。テレポート!」
そして、零斗は家に帰って行ったわ。
ほんとうに帰って行ったわ。つまらないわ。
家の中はプライバシーの問題で解説できないらしいわ。
今までの解説は問題ないのかしら?
まあいいわ。
まったく、ジェットコースターに乗っただけだったなんて期待ハズレだわ。
私は、悪霊との手に汗握る戦いを期待していたのだけど、まったく違ったわね。たぶん、この物語は戦闘シーンが出ることはほとんどないから、戦闘を求めてる人はこの辺で切ったほうがいいわ。
そんな感じで解説も終わりよ。
これ以上することもないし、今日はここでお開きね。
それじゃあ、また次の話しで会いましょう。
はーい、香織の解説回でしたー。
はーい。感想とかかなり待ってまーす。
Twitterでも可。
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よろしくでーす。
次の更新はたぶん来週ぐらいになりまーす。
それでは!