幽霊生活スタート⁉︎
初めて、小説を書かせてもらいました。
不慣れなところもありますが、どうかよろしくお願いします。
今日から俺の高校生活が始まる!
中学時代は友達もいなくて全くおもしろくなかったが高校では変わってやる!
この高校自体はそんなに偏差値が高いわけではないが、俺の頭の問題で、受かるか心配だったが、何事もなく受かり、入学式の今日まで辿り着いた!
そう、辿り着いたんだ!
待ってろよ!俺の高校生活!!
………
チッ、入学式から学校前の信号で信号待ちか…
縁起が悪いな…
お、変わるの早かったな、渡るか…
ん、なんだ?
ドォーン!!!!
………
★
へっ?あれ俺じゃん。
なんかおかしな倒れ方してるけど…
あ、死んだの?俺、死んだの?
「はい、あなた様は先ほど息をひきとられました」
⁉︎
え、なにこの人チョー俺の好みなんだけど。
てか、今なんて?
「あのー、もう一度言ってもらっていいですか?」
「はい、あなた様は先ほど息をひきとられました」
え、マジか。俺死んだのか。
俺の楽しくなるはずだった高校生活はどうなんのさ?
せっかく受かった高校も行けないじゃん。
ああ、俺のリア充生活が……
落ち込んでても仕方がない!とか言えるほどポジティブでもないが、とりあえずこの人は何者でこの状況がどうなってるのかを聞くか…
「えっと、あなたは誰でこれはどういう状況でしょうか?」
「私は、ユーナと申します。あなた様は、不慮の事故でお亡くなりになられました。そして、今まさにあの世に行く手前の状況です」
「あ、あの世に行くんですか…」
「いえ、今現在あの世はお亡くなりになった方々でいっぱいになっており、収容することができない状況に陥っています。そこで、若くして亡くなりやり残したことがありそうな若者達を現世に霊体として残して、やり残したことを空きが出るまでやっといてもらおうという、プロジェクトがあの世の方で開始され、その承諾を貰うために私はここに来ました。突然で悩むかもしれませんが、承諾をもらえますでしょうか?」
え、この世に残れるなんて最高じゃね!断る理由なんてないぜ!
「この世に、残れるならぜひ!」
「残れます、ただし霊体としてですが」
マジか、現世に残れるのか、だだし霊体としてか、やべえな。まあ、そりゃあ死んでるんだし当たり前か、てか、あの世がいっぱいってどういう状況だよ。しかも、収容とか言ってたような…
冷静に考えたらいろいろ怪しいし。
まあ、気にしたら負けな気がするからとりあえず今は、その承諾とやらをするとするか。
「承諾って何すればいいんですかね?」
「はい、こちらの承諾書にサインとこちらの幽霊確認証にお名前を書いてもらうだけとなっております」
へえー簡単なんだな
「ここに名前を書けばいいんですね?」
「はい」
えっと、礎 零斗っと…
「書きましたよ」
「ありがとうございました。これで、あなた様は現世を彷徨うことができます。じゃあ、承諾もらいましたので普段の口調に戻させてもらいます。」
へっ?
「普段の口調?」
「ああ、その承諾に書いてあったでしょ、幽体案内人の口調に制限を付けないって」
え、マジか…あ、マジだ……
なんか手書きで小さく書いてあるわ、なんだよこの承諾書。よく見ると紙の質も悪いしこれ、本当に大丈夫なのか…
「今、疑ったわね。あの世の方でも金が無くて困ってるのよ。だからいちいち承諾書なんかの紙に金をかけてられないのよ」
そんなに大変なのか…あの世…
そもそも、あの世でも金が必要なのか…
結構現実的だな…
「えっと、ユーナさんは幽体案内人ってのをしてるんですか?」
「ユーナでいいわよ。そう、幽体案内人。簡単に言うと、幽霊をあの世に案内する仕事とか、あなたみたいな彷徨う幽霊のサポートとかが主な仕事ね」
そんな、仕事が…
で、俺はこれからどうすればいいんだろうか…
……
「とりあえず、ゴーストフォンを渡しとくわね」
なんだこれ、ほぼ○Phoneじゃねえか
「ゴーストフォン?」
「ゴーストフォンって言っても、現世にあるスマホ見たいな物ね。使い方もほぼ一緒だわ。連絡先には私の連絡先も入ってるから用がある時は連絡してね」
へえー。そんな物があるのか。
ん?なんだこのアプリ、見たことあるような…なんだっけ……
「ああ、そのアプリはユウレイッターね。ツイッ○ーの幽霊版という感じかしら」
パクリ感満載だな、おい。
見た目もまんまだし。
しかもなんだよこの呟きの内容…
(ゲーセンなう(^^))
ゲーセンなうじゃねえーよ!
なんだよゲーセンなうってなんで普通にゲーセンに居るんだよ。
こっちはなんだ…
(今日も写真に写り込んじゃったw)
写り込んじゃったwじゃねえーよ!
普通に心霊写真じゃねえか!
なに自撮り風に撮られてんだよ!おかしいだろ!
まあいい、お、カバーは手帳式のやつか、手帳式カバーは結構、俺のお気に入りなんだよな。使いやすいし。
というより、これから現世でなにするんだろう。
「あのー、これから、どうすればいいんでしょうか?」
「そうね、ここにいても仕方ないからとりあえず街に行きましょ。あと、タメ口で話していいわよ」
「あ、はい!」
やばい、女性にタメ口なんて今までの人生であったっけ、やべえ。コミュ障発動できる自信あるわー。って今さらだよな。
それはおいといて、街かー、幽霊の体がどんな感じかも気になるし行くか。やっぱり幽霊っていうからには物とか触れないんだろうな、でも、壁とかすり抜けられたりして。
「じゃあ、行くわよ」
よし、俺の幽霊生活のスタートだ!
一応続けていかせてもらう予定です