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剣と魔法と転生者  作者: 将棋好き
2章
7/25

7話

 剣の訓練をやるようになって半年自分の腕に自信が出てきた。

 毎朝母親と一緒にランニングから腕立て伏せに素振りなどをすれば三歳児でも多少は筋肉がついてくる。

 それこそ最初はバテていた訓練も大分なれ今ではちょっと足りないと思ってきてしまっているほど体力もついてきた。

 そして訓練の息抜きに書斎に行き魔法の本を読み勉強したり体の中の魔力を練ったりして、魔力量が増えるようにトレーニングもしている。

 勿論神様にもらった鑑定眼もわからない道具や生き物に使っている。

 この鑑定眼は便利で相手のレベルも見れるしHPやMPも見れる。

 ちなみに今の俺のステータスはこんな感じだ。



 名前:レオン・ウェスコット


 レベル:3

 種族:人間

 HP:38/38 MP:48/50

 職業:下級貴族

 先天性スキル

 ???

 剣術レベル2

 鑑定眼レベル99

 後天性スキル

 なし

 加護

 異世界の神の加護




 といったところだ、???は気になるが、最近始めた剣術のレベルが上がっているのは嬉しい、しかしなぜか自分自信のレベルが上がらない。

 皆レベルが上がりにくいのかと思って母親を見てみたら



 名前:クラ・ウェスコット


 レベル:78

 種族:人間

 HP:340/340 MP:572/572

 職業:下級貴族

 先天性スキル

 風魔法レベル23

 剣術レベル17

 後天性スキル

 炎魔法レベル8

 水魔法レベル12

 加護

 風精霊の加護




 とレベルが高い、まあ騎士をしていたのだから高いのは当たり前なのだがそれにしても高すぎなのではないか、どうやったらこうも高くなるのだろうか?

 ここの書斎には魔法の本はあるが、レベルがどのように上がるか書かれた本はない。

 まあまだ三歳だ、これから急に上がるかも知れないので、頑張っていこう。


 翌日散歩に行こうとしたら父親に


「最近この辺りに魔物が出るそうだから気を付けるんだよ」


 と忠告された、普通の貴族の領内ならこんな事はないのだが、ここは下級貴族の領内だ、魔物も出現する。

 だが最近この辺りに魔物の出現が多いような気がする、何もなければいいのだが…


 そしていつものようにソーヤと散歩をしていると、向こうからタイバーンが歩いて来た。

 あれからこの領内で暮すようになったタイバーンは、魔法使いだったが足を怪我してしまいこれをきに魔法使いの仕事を辞め隠居することを決めたらしい。

 しばらくタイバーンと話をして、行こうとした時


「グオォォォォォ!!」


 という咆哮が聞こえた、領民は何事かと驚いている。

 その咆哮を聞いたタイバーンだけはすぐに咆哮のする方に走っていってしまった。

 それにびっくりしたもののタイバーン一人でいかせては不味いと思いソーヤと一緒に追いかけた。

 足を怪我したと言っていたわりに素早く追い付くのに苦労した。

 タイバーンが止まっているのを見て自分も止まる、するとすぐその光景は見えた、そこには人間より大きくそして角の生えた生物がいた。


「タイバーン!!あれはいったいなんなんだ!?」


「ちっ、見てわからんか?オーガじゃよ」


 そうだ鑑定眼があるんだから見ればいいじゃないか、そう思い見てみると




 名前:オーガ


 レベル:48

 種族:オーガ

 HP:760/760 MP:0/0

 職業:なし

 先天性スキル

 斧術レベル8

 怒りレベル9

 後天性スキル

 なし

 加護

 なし





 とあった。

 こんなの今の俺じゃ無理だろうし足を怪我しているタイバーンも無理だろう。

 相手の方が数も多いしレベルも高い、ここはクラを呼んできて領内の警備兵と一緒に戦った方がいいだろう。

 そう思いタイバーンに話しかけようとするとなにやら呟いているのが分かる。


「光よ武器となり悪しき者を貫け!! マジックミサイル!!」


 そう言うとタイバーンは腕を前へつき出す、するとひし形の棒状の光が10~20程現れてそれが一斉にオーガに向かっていく。

 それを見たオーガ達がそれぞれ武器を構え防御の姿勢をとる。

 そしてタイバーンの魔法が、オーガに当たった時眩い光が急にきてしばらく目が見えなくなる。

 それから数秒後に目を開けて見てみるとそこにはオーガだったと思われる肉塊があった。


「タイバーン、いったい何をしたんだ?」


「何をと言われても魔法を使っただけじゃが?」


 それが俺のちゃんとした魔法を見た瞬間だった。

誤字脱字、アドバイス等ありましたらご連絡ください。

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