表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣と魔法と転生者  作者: 将棋好き
1章
1/25

1話

初めての作品です、よろしくお願いします。

ピンポーン


「おめでとうございます、天音深夜あまねしんやさんあなたは今日お亡くなりになられました」


まっしろな空間で、名前も知らない女性に唐突に言われたその言葉は、思考回路をショートさせる位の破壊力を秘めており、一瞬フリーズしたとしても何の問題もないだろう。

そう自分が死んだと言われたのだから…


「し、死んだ…一体誰が!?」


誰が死んだかなんてわかっている、だが確かめずにはいられなかった。


「もう、嫌ですよそんなの決まっているじゃないですか、あなたですよ、天音深夜さん」


やはり、俺は死んだようだ…だが一体何故?

ちゃんと昨日は、家で休暇を過ごしていたはずだ、どこにも死んだ理由が思い付かない。

それに此処はどこなのだろうか、目の前の女性は誰なのか色々と疑問が浮かび上がってくる。


「そう言えば自己紹介がまだでしたね、私の名前はミシェル・エリオット気軽にミシェルと呼んでください♪」


そうは言われてもいきなりミシェルと呼ぶのは気が引けてしまう。

初対面なのだからエリオットさんと呼んだ方がいいだろう。


「は、はあところでエリオットさん」


「ミシェルとお呼びください♪」


なんだろうこのミシェルと呼ばなければ今にも不幸が訪れそうな感じは、しょうがないミシェルさんと呼ぼう。


「えっとミシェルさん」


「はい♪」


「俺は、どうして死んだんですか?」


やはり一番聞きたいことは、何故自分が死んでしまったのかというところだろう。

今でも納得ができていないし、間違いであると信じたい。


「やはり知りたいですよね、皆さんその質問をしますから♪」


「皆さんって事は他にも此処に来た人がいるんですか?」


「もちろんですよ~なんたって此処は死者が来る天界なんですからね」


天界…本当にそんな場所あるのか?

しかし、実際に此処は不思議な感覚がするし、目の前のミシェルさんは浮いている、それは疑い用のない事実だった。


「話がそれましたね。」


そうだった今は自分が何故死んだのか聞かなければ!!


「天音さんが亡くなった理由は、どうやら放火のようですね、ご愁傷さまです。」


そんなあっさりと死んだ理由を言わないでくださいよ…

放火…それは、日本での火事の原因一位の出来事、しかしよりによって自分が放火で死ぬなんて…


「それで、自分はこれからどうなるんでしょうか?」


「どうなるとは?」


「天国にいくのか、地獄にいくのかです。」


正直天国も地獄も信じて無かったがこうもまざまざと死んだことを実感させられると信じない訳にはいかないだろう。

どうか天国に行けますように!!


「その事なんですけど、ふふふ驚いてくださいね♪」


そういうのは先に言っちゃダメだろ!!

とは思いつつも、内心ではドキドキしながら聞く。


「なんとその火事を神様が見ていたんですよ♪」


「…?」


「その顔は、よく分からないといった顔ですね…」


「そんなにがっかりしなくてもいいじゃないですか」


「しょうがない、説明しましょう。いいですか、神様はこの世界のことをすべて見ているわけではないんです。ランダムでいろいろな場所を見ているんです。」


「…?」


「ま、まさかまだ分からないんですか?」


「そのまさかです…」


「はあ、つまり神様に見られるのは珍しいということですよ。」


「なるほど、そういう意味か」


「そして、火事を見ていた神様が、天音さんを可哀想だと思い私を此処に遣わせたんですよ」


「すると、俺はこれからどうなるんですか?」


「今から私と神様のところへいくんですよ♪」


「え!!神様のところにですか!?」


「はい」


こうして俺天音深夜は、死んで神様のところにいくことになるのだった。


誤字脱字等がありましたらご連絡ください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ