決着天人騎士団団員
「やばいやばいどうしよう」
俺がなんでこんなに焦ってるかってそれはだな
「俺と勝負しろ」
「いいぜ俺が相手してやる」
と圧倒的格上に勢いで言ってしまったのである
シンナ勝ち筋を考えてくれよじゃなきゃ俺が殺されてしまう
あれでもこの前『操術』の『意識剥離』で気絶させられたよな勝てるんじゃね
(その可能性は低いですこの前は不意打ちだったためうまくいきましたが今回は正面での戦いのため暗殺者や隠密でない限り不可能でしょう)
まじか今度こそ詰んだかあぁまた死にたくねぇ
(唯一勝つ方法は )
まじかやるしかないのか
でも他の方法は浮かばないしやるしかないな
俺は不安を持ったまま眠りについた
(まぁこの人が死にそうになったら主人が出てきますがね)
「あぁ〜ついにこの日が来てしまった終わった」
不安でしかないシンナの言った方法で本当に勝てるのか?
俺は異世界転生系の漫画の主人公みたいな知識もないだからシンナを信じるしかないのだ
「今になって怖がっても仕方がないやるだけやってやる」
「時様待って」
「カナリスどうした?」
「これ時様魔力少ないから私の魔力全部あげる」
そんなことができるのか、魔力って回復するのか?
(当たり前です回復はしますよでなきゃ今頃あなたは魔力0ですよ、)
それもそうだな
「カナリスありがとう絶対勝つよ」
こうして俺は一度カナリスと離れ決戦の場に向かった
「ついてしまった」
「ほぉ逃げないでちゃんとやってくるとは勇気だけは認めてやる」
こんなやつに褒められても嬉しくねえよ
「逃げるわけないだろ」
「おいにいちゃん今回の決闘で使用する武器は俺が貸してやるどうせにいちゃん武器ねえだろ」
「マジで助かるありがとう!」
「へっぜってぇ勝てよ」
このおっさんいいやつだな会ったばっかなのにこんなに良くしてくれる
おっさんの期待に応えるためにも勝ってやる
これでよしと
「両者共に用意はできましたか?」
「あぁ」
「もちろんだろ」
「ではフィールドに上がってください」
「両者構えて」
「待てここは名乗るとこだろう」
「私は天人騎士団のイニナスだ」
「お、俺の名前は常盤時だ」
「よ、よろしいですか「開始」
ついに戦いが始まった
初手だけは絶対に俺が先に打ち込まなきゃならない
『陣風』
煙幕代わりにすることで時間を稼がなきゃいけない
『聖天翔』
まじか陣風を一瞬で吹き飛ばしやがったその上この速さの攻撃かよ
“断罪者“の『衝撃半減』を使わなかったら死んでた
こいつまじで殺しにかかってきている
『水牢』
バシャンッ
!?水牢が効かない
(解析したところ高速系統の魔法を『聖歌』で無効化してるようです)
まじか作戦が通用しなさすぎる
「どうした目眩しに拘束か?攻撃してこいよ」
「はっ、様子見中だバカ」
「その余裕がどこまで続くかな」
余裕なんてものは元からないこっちは必死だっちゅうの
「そっちがそのきならこちらから行くぞ」
『星皇天章』
「おいおいマジかよ本気すぎるだろ」
そう俺の前にあるのは凄まじいエネルギーをまとった竜なのだ
(あれは全て神聖力により放たれてますくらったらまず死でしょう)
だろうなあれを防ぐには
『天翔白虎』
速いずっと不利だ防ごうにも速すぎて無理だできるなら使いたくなかったが作戦通りに動くしかない無理矢理にでも
『剣神解放』『武神解放』『憤慨』
そして『洗脳』
そう洗脳である
洗脳を使用した理由は自身にかけて勝てるという肉体に思わせることで戦いになるようにしたそしてもう一つ洗脳をシンナによる最大強化を施し魔力効率を本来より高いと自分に洗脳したそれにより魔力の持ちが良くなったのである
『獄炎』
ほぼ自殺行為だが火力とスピードを自分にかけイニナスより高くするために使用するしかない
そして俺は高速でイニナスの後ろに移動した
「火力に集中してバックがガラ空きだぞ」
『神速打獄』
武神の武術最強の神速の拳を全て急所に当てる技であるはずだが火力が足りなかったのだ技術では超えられない差だった
『神速打獄』は火力がとても低い代わりに速度を神速に到達させる技である
「火力が足りないぞ」
もろに『星皇天章』をもろに食らうところだった
だがシンナがあいつは火力重視で技術は低いと言っていた
低いと言っても一般人からしたら凄まじい技術だが『武神解放』『剣神解放』の前では技術が足りなかった
だから意識誘導で誘導してあげれば軽々と避けられるのである
『重力操作、氷粒』
氷粒は本来小さい氷の粒を当てる技だが氷の巨大な塊をぶつけるように使ったのである
「ぐあああああああああっ」
これでイニナスに致命傷を与えることができただがこちらも言われた通り火力が足りないな
『聖成加護』
「なっ」
なんと先ほどの傷を何事もなかったかのように回復したのである
こっからは膠着していた
そして
まずいな魔力がカナリスのおかげでかなり保ったが流石にもう尽きる
流石に膠着しすぎてるこれ以上維持すると神聖力が尽きる
次が最後の一撃になるだろう
とお互いが感じていただがこの時点で勝負は決まっていたのかもしれない
イニナスは一度最強の技『星皇天章』を使い奥義が放てないくらいには神聖力、魔力がきれていたのである
対して時はカナリスにより魔力が渡されていたおかげで魔力が残っているのである
『天聖之怒』
神聖力を纏い神の怒りかの如く荒々しい技である
『武神解放』解除
シンナしばらく動けなくていいから一時的に極雷を使用できるように無理やりしてくれ
(わかりましたですが今のあなただと使えるのは不完全な極雷になります)
それでも構わない
『極雷』
高圧力の禍々しい雷を剣に纏った
「ゴフッ」
体が流石にきついかとっとと決める
2人は同時に動きそれぞれの技を放った
時は天聖之怒をもろにくらい時は意識が朦朧としていたがイニナスは違った別次元レベルの火力を持った不完全な極雷を剣神の高度な技術により胸にくらったためもう意識は無い状態だった。
そう時の勝利であった