一人カラオケデビューしました
月1回は投稿したいエッセイですが、そろそろネタが尽きてきまして、今月は何を書こうかと思いましたが、本当に思いつかなかったので、割烹(活動報告)で書けや案件をあえて語ろうと思います。
今後は少し前に体験した一人カラオケについてです。
一人カラオケとは、名前の通り1人でカラオケに行って歌を歌いまくることですが、大変人気ですよね。
でも私は今まで1人カラオケをまともにしたことなんてありませんでした。
理由は至ってシンプルで、カラオケ=みんなで盛り上がるものというイメージがあったからです。
というか一人カラオケなんて楽しいのかとその楽しさをイメージすることが出来ませんでした。
またずっと1人で歌い続けるため、疲れてまともに楽しめないのではと思いもしました。
でも何人かの友人に一人カラオケも楽しいと聞き、どんな感じなんだろう気になり、興味本位も兼ねて一人カラオケデビューをすることになりました。
もうここで変な描写を入れても仕方がないので、ここは本題に移りましょう。
楽しかった否か……率直に申し上げまして楽しかったです。
というか、思った以上に楽しかったです。
もう何が素晴らしいのか、それは好き勝手に曲をセレクト出来ることですね。
別に私が一緒に行くのは母か友人の2択なのでそこまで気を使う必要はありません。
特に母は気を使うことなんてありません。
だけど友人は多少なりとも気を使います。
私は母の前では月に数回しか歌われないような超マニアックなボカロ曲やあまりにもドス黒すぎる曲、あまり有名ではないアニソン曲、両親世代のヒット曲、半世紀以上下手したら一世紀以上前の古すぎる曲、10分以上ある長すぎる曲などなど、普通の人または私の世代ならばならまず歌わないであろう曲ばかり歌います。
勿論その時流行りの歌も歌ってはいるのですが。
(因みに筆者は大学生です)
端的に言うと、時代やジャンル問わず好きな名曲を歌っているのです。
まあ割合で言いますと、マニアックボカロが1/4、有名ボカロ1/4、その他が1/2と言ったところでしょうか。
だけど友人の前でそんなの歌っても盛り上がりやしないし、ドス黒過ぎる曲を歌ったことで気分を害されても困ります。
そしてマニアックな曲を10分以上歌うだなんて、単なる空気読めない人ですし、絶対に歌えないです。
また場の雰囲気を読んで次はこの曲を入れるべきかと、あまり得意でもない曲を入れることもありますしね。
だけど一人だと全てこれを入れ込んでも無問題でして、いちいち考える必要もなく好き勝手に曲をセレクト出来る……これがこんなにも楽しくて楽なことなのだと実感しました。
あとはこのお陰で、同じボカロP様の曲を全て入れたり、シリーズを全て連続で歌ったりと、1時間ほど途切れなく歌うことが出来るのもこれ以上にない快感でした。
ずっと歌っていたら疲れるのではないかと危惧していたのですが、完全にテンションがハイになっているので全然歌えますね。
これには驚きました……まあ体調の観点から見るとよくはないと思うのでお勧めはしません。
また、私は歌は下手なのですが(採点を入れると72〜83点ぐらい)声量だけはあるので、好きに歌うと1つ向こう側の廊下ですら声が響き渡ることがあります。
それは友人が帰ってくる途中で私の声が聞こえたと言っていたので、その時に私は無駄に声量だけはあるのだと気づきました。
それからそんな声量で歌ったら友人に迷惑だろうと出し過ぎには気を付けていたのですが、やはりその分の快感は減りましたね。
だからこそ今回の一人カラオケでは声量を気にせずに歌うことが出来たのも良かったです。
だけど一人カラオケのデメリットもひしひしと感じることになりました。
まずは料金でして、一人カラオケだと一気に500円ほど上がるのは驚きました。
勿論理解は出来るのですが、凄く高い料金を払った気分になりましたね。
またコミュニケーションがないことが凄く寂しかったです。
私しか歌っていないので良かったよなどの感想を伝えることもありませんし、またこの曲好きとか知ってるなど相手が私が歌う曲に対してどのように感じているのかも分からないので、凄く構ってちゃんな私には寂しさが募りました。
そして何よりも歌っている姿や声を見たり聞いたりすることが出来ないことです。
というか今回で初めて一緒にカラオケに行きたい理由がハッキリ分かりました。
みんなが楽しんでたり真剣に向かい合ったりと、曲や状況に合わせ表情や歌い方が変わる……その状況を見るのが雰囲気を感じるのが大好きだったんだなって。
これは一人ではどう足掻いても味わえない楽しみだと気づきました。
結論と致しましては、「一人カラオケ楽しい!! だけどやっぱり誰かと一緒に行く方が好き」となりました。
少し前まではカラオケはみんなで行く方が楽しいはずだと決めつけておりましたが、今回は違う形で体験したことで新たな発見も出来たので良かったと思います。
あと最後に気付いたこと……こんな平々凡々とした出来事をエッセイとして堂々と書けることが至極の幸せですね。
皆様は一人カラオケ派、それとも多数カラオケ派?
もし良ければ感想で教えてくださると嬉しいです。