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物語をさがして  作者: ふりまじん
クニオ
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宿題

今年は雪が深くなりそうだと春枝はるえは思いました。


春枝は人里から離れて一人で住んでいます。

昔は、山姥やまんばと呼ばれていましたが、

21世紀を境に、山のばあさんなんて嫌だと、自分は魔女だと名乗っています。

春枝の家は、その時に洋風にリフォームしました。

日本アルプスと呼ばれる美しい山が見える所で雪に囲まれて春まで一人で暮らすのです。


最近は、暖冬だんとうで雪が少なかったのですが、今年は何か違うようです。

春枝は窓を拭いて、外の様子を眺めました。


林の向こう側の空が暗く重い雲がやって来ます。


今日は吹雪になりそうだ。


春枝は身震いをして、暖かな書斎へと向かいました。


外がどんなに吹雪いて、寒くても、ここは快適です。


ストーブの上ではヤカンがケラケラとお湯が沸いたと笑っていました。


春枝は、ヤカンをストーブからはずして落ち着かせると、そのお湯で紅茶を入れました。


信州の真っ赤なリンゴを使った、とっても甘い砂糖漬けをたっぷりとカップに入れて、紅茶を注げば、特製アップルティーの出来上がりです。


「これさえ飲んでおけば、風邪の心配もないね。」

春枝は、今年、人間の町で流行りだしたコロナの事を思い出しました。


人間の世界では、お医者様もお役人も大忙しのようですが、


神様の世界も大混乱しています。

何しろ、日本の神様は、

鎮守様ちんじゅさまと呼ばれているのです。

鎮守とは、

鎮しずめ

守まもる、と、書きます。


人間達の願い事は、出世や、物より先に


家内安全です。


長い歴史の人の歴史の中で、二千年の長い年月を、この災害の多い島国で、日本の神様と人間は、仲良く暮らしてきたのです。


私も…牛頭ごずさまの宿題を片付けなくては行けないね。


春枝は、紅茶を飲み干すと、机に座ってパソコンの電源を入れました。


子供達に、素敵なお話を作ること。


それが牛頭さまのお使者からの宿題でした。

なんか、予定と違う方向に物語が進んでしまいました。

この後、柳田國男先生モデルの妖精が登場したり、なんだか恥ずかしいです。

でも、これが誠意いっぱいでしたm(__)m

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