末節:次回予告
吾輩はニャルである。店番ではない。会社にいるのは別の猫であって吾輩ではないぞ。そもそもあれは猫の振りをしたナニかであって猫ではないのだぞ。
如月少年は意思を固め、自己中女の下僕に成り下がった。これから馬車馬のようにこき使われると思うと不憫でならぬ。そんな少年のことは置いておいて、近年魔法の力によって演算力が向上したコンピューターによってAIは完成され、様々な分野において利用される。かと思えば製造補助における分野は概ね魔法によって解決されることになった為、魔法の使えない機械AIなど無用の長物とされていた。だが幾年かたち機械音声による魔法の行使が発明された頃、たまたま集まった浪漫あふれる旧友たちがアンドロイドの製造を行ってしまった。天才、夢想家、オタク、ロマンチスト。混ぜるな危険言われても人は止められるとやってしまうものなのか。彼らの前には一つのメイドロイドが立っていた。どうしてそうなった。
「そんな機械人形になにができる。」
「人間など信じられん。裏切らなければそれでいい。」
「ロケットパーンチ」
「魔法が唱えられないので物理で殴ります。」
「ヒトと機械の差はなんであろうな。」
「冗談です。」
次回アリシアの章2130年、機械人形は魔法を夢見て拳を握る
次回はちょっとおバカなお話。
竜馬の話は一応メインになりますのでまた後日。
次の話はもうちょっと早くできればと思っています。




