表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
金属魔法の使い方  作者: バリウム
70/76

熱伝導。

よぉ〜し、やるか。


そう言って両腕を上に掲げて背中を伸ばすユウト。


そして刀を地面に突き刺す。


その次に魔金属で生成したミシン用ぐらい細い糸をそこら中に張り巡らせる。


これで熱伝導と振動で糸に近づけさせないことで突っ込んできた相手や大人数の相手を何個かの塊に分けることができる。


一番気をつけないといけないことは相手を冷静にさせない事。


想像しうるもっともヤバイ事はあの敵の中にいた盾を持ってる人たちがタイミングを合わせて糸を盾で引っ張る事だ。


それをやられたら一人で操作している糸があちこちに引っ張られて相手は身動きが取れるのに俺は身動きが取れなくなっていい的である。


だからソニックインパクトとプリトウェンを使って視覚外からの攻撃をして他のことを考えさせないようにするしかない。


あくまで俺の目的は敵を全て倒すことじゃなくてリンのところへ行かせないことである。そのためには身動きを取れなくしてからちょこちょこ削るという策が俺の考えうる一番の作戦だ。


ちなみにリンが戻ってきたらグレネードシェルで目眩しをしつつ山の急な斜面の方で一気に滑降する。


後もう少し....。


それから一時間が経つと足音が聞こえ始める。


来たな。


準備をし終わったユウトは干し肉を頬張っていたが食いちぎって水筒の水を流し込む。


立ち上がるとオメガ達も止まった。


「お前か、さっきの砲撃は。」


「ああ、俺だ。」


「降参するなら今のうちだぞ、義手の男。」


この場の状況を理解せずに降参を推奨してくるオメガ。


「それ、こっちのセリフな?、それよりあんたら何なんだよ。」


「ボクはギリシア星団二十四人のうちの一人、オメガだ!。」


「つまりあんたらよそ者なんだろ?、俺は約束があるからここから誰一人通すことができない。」


「それに人の庭に土足で入り込むとどうなるか……今から教えてやる!!。」


そう言った瞬間、ユウトは両指一本一本に繋がった魔金属の糸を顔の手前に持ってきて一気に腰まで手を下に引いた。


すると地面を這っていた糸たちが張ったように上に勢いよく上がっていく。


三人の兵士の足や腕などがキレイに切れる。


「あぁぁあぁあ!!。」


兵士たちは痛みに耐えきれず叫び出す。


「バラバラになるな!、盾のものがカバーしていくつかの塊になれ!!。」


そう指示を出すオメガ。


「こんなもの……!!。」


一人の兵士がオメガの命令を聞かずに盾で糸を押そうとする。


だがそうはいかない。


盾の接触部の糸を一帯を熱伝導と振動で温度を上げる。


この糸は多分そこらへんの電動鋸よりも切れ味が良い。


盾が触れた瞬間「ジジジジジジ。」という音を立てて盾に振動で一つの線を引いていく。


その線がだんだん盾に食い込んでいき、最後にはその兵士は胴体が二つに分かれてしまった。


いくつかの塊になっていく兵士たちの恐怖に染まった声。


雪景色のせいで熱伝導するまで糸の位置がわからない状況下で進むことも下がることも許されない状況。


そこでユウトは追い討ちをかける。


ソニックインパクトで空を飛び木々の枝に足場にちょうどいいサイズのプリトウェンを生成し、それに乗っかってまたソニックインパクトで加速。


程よく切り付けて定位置に戻る。


敵の兵士からしたら急に消えて急に切り付けられるという全く対処のしようのない状況が生まれる。


「なんだよ……あれ、まるで獲物を狩るクモみたいじゃないかっ!!。」


するとここで銃の弾が義手に当たる。


「負傷者を後ろに!。」


もう一発撃ってくる。


だが流石に避ける。


あれはマスケット銃か、厄介だな。


あれじゃあ正面に立っていられない。


近くの木の裏にユウトは隠れながら魔弾銃で応戦する。


それに攻撃をし続けないといずれ何人かは確実に冷静になってしまう。


それに一人しかいないって状況がバレたら正直おしまいだぁ。


すると横からヒヨクが飛んでくる。


ユウトは慌てて前転して避けるが、ヒヨクは角度をつけて追ってくる。


くそ、なんだあれは!?。


あれが星団の武器とかだったら正直めんどくさい、ゼタが使っているようなかなり強い武器だと言える。


ユウトは左手首に付いている腕輪に刀を挟み、思いっきり引き抜く。


キレイな深紅の炎が刀を覆う。


星の型、二式………。


「流星!!。」


炎を纏った刀がヒヨクを弾く。


流星は炎を纏わせて高温の刀で斬りつける技だ、満月や彗星と違って円を描いたり角度をつけないのと違って流星は自由度が高い技でもある。


ヒヨクは角度をつけて戻ってくる。


じゃあこれならどうだ!。


星の型、五式。


ユウトは刀をヒヨクが向かっている方向から逆方向へ刃を向けて下に下げる。


「彗星!!。」


雪に触れるか触れないかスレスレのところで一気に加速して切り付け、また弾く。


やったかと思ったが、それも虚しくまだユウトに向かってくる


ああクソ……。


ユウトはソニックインパクトで逃げる。


ヒヨクが追ってくるがプリトウェンで足場を作ってユウトも角度をつけて逃げる。


ソニックインパクトは三回で一度一息を置かないといけない。


足が地面につく。


まじかよ、まだ追ってくるのね。


もうダメかと思いながら目を瞑り首だけで避ける。


するとヒヨクはそもまま通り過ぎて行った。


「…………………あれ?。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ