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金属魔法の使い方  作者: バリウム
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デカくない?。

それから7年。


「ほら、起きなさいよ!!。」


リンは無理矢理研究者を叩き起こす。


「あいた、何をするんだリンさん!。」


「何をするんだも何もないじゃない!、あなたが町に出ようとか言い出したんじゃない!。」


そう、それまで一度も出てこなかった街に出ようとしているのだ。


「わかったよ、ちょっと待っててリンさん。」


「....3分で支度しな!。」


「え、3分?!、早すぎだよ〜。」


リンと研究者はあれからずっと2人で暮らしてきた。


恋人と言われれば違う、まあ親子、家族という定義の方が近いんじゃないかと私は思う。


街は二つ山を越えて、海と接した街らしい。


研究者曰く、近くの中では一番綺麗な街と聞く。


「ハアハア、リンさん終わったよ....。」


なんだかんだ言って何とか3分で間に合う研究者。


「さあ行きましょう。」


「今の頑張りに何か言葉はないの〜?。」


「はいはい、ワロスワロス。」


「それ言葉になってないよ。」


そんなくだらない会話をしながら街へ向かい始める。


「ねえ研究者、ここから街までどのくらい掛かるの?。」


リンがそう聞くと研究者はポケットから懐中時計を取り出してチラ見すると、すぐに返答した。


「うーん、だいたい日が暮れる前までには着くと思うよ。」


へー意外に近いんだなぁ。


そう思うリン。


なぜ街に行くのかは理由は大きく3つある。


まず一つ目は武器の調達である。


今まで武器は村の倉庫から適当に刃物と棒状のものをくっつけて槍を作っていたのでつい最近刃物が尽きたので買いに行くことになった。


二つ目は色々な情報を手に入れること。


生まれた時から十四、五年間ずっと村から出てこなかったので一切合切の情報が得られていなく、入ってくるのは山に迷い込んできた人だけ。


なので色々な有益な情報が得られればいいと思うくらいの感覚で考えている。


三つ目はコミニケーション能力を鍛えること。


こればっかりはどうしようもなく、7年間ずっと研究者の話し相手をしていたところで多分上達しないのでどうせなら大勢ひとのいるところで話せるようになろうということ。


たまに迷い込んで来た人が話し相手にはならないのかと思うが、迷い込んでくるたびに威嚇していた為、研究者が進んではしていたので話すことはほとんど無かった。


「そういえばリンさん動物の皮とかちゃんと持ってきましたか?。」


「ああ、持ってきたがこれは何に使うんだ?。」


「これを換金してもらってお金を貰ってから買い物するんです。」


「オカネ?なんだそれ、あ、........何よそれ。」


リンは研究者に口調を治すように言われているが、それをちゃんとリンは言いつけを守っている。


「銅貨が3枚でリンゴが一個、銀貨が4〜10枚くらいで宿一回金貨が50〜で家が一件くらいかの価値だよ。」


そう言って研究者は腰につけたポーチから銀貨を取り出して親指と人差し指の上に乗っけて弾いてリンに渡す。


金属の綺麗な音を響かせながら向かってくる銀貨をリンは手でパシッと取り、歩きながらじっくり観察した後に思いっきり歯で噛んだ。


「わ、リンさん!それ食べ物じゃないよ!!。」


「そう、それなら早く言ってくれればいいのに....。」


そう言ってリンは研究者と同じ事をして銀貨を渡す。


よくできたなぁ。


そう思いながら手元に戻ってきた銀貨を見ると歯形が付いていた。


比較的に綺麗な銀貨だったので少し落ち込んだ様子で銀貨をしまっていると、近くから草が擦れる音がする。


「リンさん、この近くにモンスターがいるかも。」


「....そうね、今のはちょうど目的の方向だから倒さないといけないわね。」


ゆっくり近づくとだんだんとリンと研究者の顔が空を向いていく。


あれ、ちょっとデカくね?。


2人が同時に思ったが、すでに遅かった。


「UOoooooooooooo!!。」


「リンさん!、あれはガンゴリウムだ、握力は500を軽く超えてるモンスターだ!。」


ちなみに身長は手を地面につけてない時は3メートルを超えている、と言うことはリンと研究者の身長を合わせても届くか分からないくらいのモンスターと言うことだ。


そんなこんなの中、リンはさらっと研究者を今の状況を打ち明ける。


「研究者、私武器これしか持ってないんだよね。」


そう言って取り出したのは錆び付いた刃が付いた槍一本。


まさかこんな状況になると思ってなかった2人。


「研究者は少し隠れて何か策を考えておいて。」


まってリンさん!。


と言う前にリンは飛び出してしまった。

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