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入学編
第2章「とある休日」
それから一日がたった。
今日は土曜日で妹も部活が休みだったため、
妹の買い物に付き合うつもりだ。
久しぶりの休日で妹と出かけるのは
一年くらい前だ。
ちょうど、午前10時になる頃
俺と妹の柚希はショッピングモールのなかで
買い物をしていた。
「夕食、どうする?柚希」
とカルトが聞く。
柚希が答える。
「私はお兄ちゃんがノゾム物ならなんでもいい」
と言った。
カルトは
「じゃあ、お前の好きなミネストローネにしよう」
と言う。
買い物を終え、自宅に帰ろうとしていた。
突然、黒いフードをかぶった男がカルトに
近づき、こう言う。
「やぁ、君が加山カルトくんかい?
僕は石嶺勇樹、
僕は君を殺すからよろしく。」
といい、勇樹は去った。
石嶺と言う名字にカルトは聞き覚えがあった。