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愛人《rival?》

「アイジン(仮)、やりに来た…」

「え?」

愛人(仮)……  まさか!

「愛人(仮)?まさか君も幽霊なのかい?」

俺はそう言いながら幼j… もとい、少女をよく見た(そういう意味じゃないからね!?)

きれいな白髪、白いワンピ、かわいい瞳、かわいいお鼻、かわいいお口、かわい…以下割愛

そして彼女もまた透けていた

幽霊二人目…

なんで俺ばっかし!

「とりあえず中入ろうか…」

そう、今は冬 幽霊といえど少女を外へ追い出すことはできない

「…………(コクリ)」

彼女は無言で頷くとスタスタと、いや、ふわふわと浮きながら中へ入っていった


「えぇぇぇぇ!?この子、幽霊なんですかー!?なんで?なんでこんなところに幽霊がいるんですかー!?」

と、驚くユリ いや、お前も幽霊なんだが…

「この子は愛人(仮)をやりに来たんだってさ。霊界ののやつらはなに考えてるんだ?」

「そんなこと知りませんよー そうですね… ちょっと霊界に文句言ってきます!」

文句かよ!普通に事情を聞くだけでいいだろ!

「じゃあ、霊界行ってくるのでその子見といてください!」

「おう」

壁を通り抜けられるのに律儀に玄関からスッと出ていくユリ  そういえばあいつはほかの人間にはみえるのか? まあ帰ってきてから聞くとしよう

「きみはなんで来たの?」

「アイジン(仮)になるため」

「誰とかな?」

「ミツル」

「誰に言われたの?」

「いーん会」

やはり… でもなぜ愛人(仮)なんだ? 愛人つくっちゃったら幽霊との関係が悪化しちゃうだろ…… 何考えてるんだ?幽霊委員会は…


にしても…




かわいすぎるんですけど!!!!!


さっきユリが出て行ったあとこの子がヒョイッて俺の膝にのっかって無言のまま足をぶらぶらさせてるんですけど! なにこのかわいい幽霊!(決して俺はロリコンではない ほんとだからっ!)

はっ!いけない…  平常心平常心

「君、名前はなんていうのかな?」

「ネル」

「そっかー ネルちゃんかー」

「………」

「………」

「………」

「………」

気まずい! 早く帰ってこい!ユリ!

「ただいま戻りましたー!」

ナイスタイミング!

「で、どうだった?」

「え~と、幽霊委員会さんは、人間との関係で何があっても対処できるように霊界で学校をつくり、ほかの幽霊たちに教えるそうです。ですから私たちはその実験サンプルとしてここにいる、ということでしょう。」

「そうなのか… でもどうするんだ?この子は」

「一緒に住むしかなさそうですねー」

「一緒に!? お前はいいのか?それでも一応恋人(仮)なんだろ?」

「私的にはライバルがいたほうが燃えてきますから、いいんじゃないでしょうか?」

「そういうものか…」

グイッ グイッ

「ん?」

「ネル、頑張る… 」

かわいい!!!

「そっかー じゃあ一緒に頑張るかー」

コクリ


こうして彼女(仮)に愛人(仮)という(本当だったらかなりの修羅場だが)俺たちの生活に新たなメンバーが加わった

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