恋人(仮)《 lover?》
どうも、なるです
夏休み等の宿題は一気に終わらせるタイプなので、投稿も定期的にとはいきませんが
どうぞ宜しくお願いします。
次の投稿はいつになることやら…
あなたは幽霊を信じるだろうか。
なぜ急にこんな話をするのか? それは半年ほど前に遡る…
俺、赤城充(24)はどこにでもいるような普通のサラリーマン。独身で恋人もいない俺だが、一応料理や洗濯などは自分でできるので、だだ平然と毎日を過ごすだけである。
あいつが来るまでは…
「初めまして!幽霊です!あなたの彼女(仮)になるために来ました!」
「は?」
俺が玄関を開け、中に入るとそこには「幽霊」と名乗る中高生くらいの一人?の少女がいた。
「初めまして!幽霊です!あなたの彼女(仮)になるために来ました!」
「いやいや、聞こえてるから…」
「あなた、赤城充さんですよね?」
「そうですけど…」
「私はユリと申します。幽霊委員会さんからの命令で、あなたの彼女(仮)をすることになりました!」
「そうですか…」
ちょっと待て。彼女(仮)?幽霊委員会?何を言っているのかさっぱりだ。が、こういう時はまず状況整理からやったほうがいいだろう。
えー、目の前には中高生くらいのかわいらしい少女が立っている。いや、浮いているのほうが正しいな。服装は白のワンピース姿で裸足。きれいな水色の髪で肌は白く、よく見ると少しだけ透けている……
うん!幽霊!
ではなぜここに幽霊が??さっき幽霊委員会とか言ってたけど幽霊委員会ってなんだ?
まてまて、冷静に冷静に… よし、次は話を聞いてみよう。
「なぜおまえは俺の家にいるんだ?」
「あなたの彼女(仮)になるためです!」
「彼女(仮)?彼女(仮)ってなんだ?」
「はい!そのですね?幽霊委員会さんがですね?最近幽霊と人の関係があまりよろしくないと言っていたので、幽霊と人が仲良くするためにはどうしたらいいかって話し合った結果、その第一段階としてあなたと私が恋人同士になってもらうって決まったったんですよー ですが、流石に幽霊と恋人同士なんて無理があるとの反論があったので、恋人(仮)ということになりました!」
なぜそこで恋人(仮)になる幽霊委員会!!友達とかもっといっぱいあっただろ!?まあ、そこは置いといて
「じゃあなんで俺とお前なんだ?」
「わかりません(๑´ڡ`๑)」
「わかりません(๑´ڡ`๑)、じゃねーよ!おまえはそれで納得してるのか?」
「はい!」
「何故だ?」
「何故って、カッコいいからに決まってるじゃないですか!」
「うっ…」
カッコいい… 生まれて初めて言われたかもしれない… 相手は幽霊とは言ってもそこそこかわいい女の子だ。そんな子にカッコいいだなんて言われたら…
「だって幽霊史上初かもしれませんよ?人間と幽霊が恋人になるのって!カッコよくないですか!?」
「そっちかよっ!!」
思わず声に出してしまった。 なんだー、俺じゃないのかー。
しかし、恋人かー 別に嫌なわけじゃないよ?だってかわいいし。 しかし相手は幽霊 初めての恋愛経験が幽霊になるのか!? だが恋人(仮)なんだよな… (仮)なら別に問題はないのか?………
その後しばらく考えた結果…
「しょーがない、なってやるよ、お前の恋人(仮)に。」
「ほんとですか?ありがとうございます!」
という結論にいたり、俺の非日常生活が始まったのである。
「もし断ってたりしたらどうしてたんだ?」
「んー、殺処分ですかね?」
あぶねー!俺超あぶねー!