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 88面以降は、クリアごとに一年の封印延長になる。

 100面までは落下速度最速を維持。

 以降は速度中、3%魔力回復でやる予定。

 ちなみに、88面以降はいつでも、「やめる」選択が出来る。っていうか、残機0になる前に止めないと、稼いだ封印時間が半減する。



 これの最大ネックは、魔力管理だろう。

 ミュゲは100あるからいいけれど。その半分しかない連中は、連戦したら詰む。

 2時間に一度休憩+昼寝。

 魔力が20%を切ったら、今日はやめる。

 この判断が必要。

 そして、常に自分の魔力残数を見ていられる者は多くないんだろう。こいつがあるだけで、非常に気が散る。パズルに専念できない。

 2日目。

 130面で、私は止めた。

 魔力は56。まだやれる。が。

 100面は超えてるし、そんなにがんばらなくてもいい。

 私は一人だから、こうやって感覚で止められるが、あの王家のパートナーとやらがいたら、疲れて判断が鈍っても、休憩や中断させてくれないんじゃなかろうか。


 夕日設定の残照光を浴びて、入浴した。

 明日は朝日設定で、日を浴びよう。そして朝風呂だ。

 そんなわけで、自分としてはのったりぬらぬらと攻略していたわけだが、11日目の昼。


 ノーミスのまま500面を突破した。


 さあて。封印期間延長エンドレスでリピートするのか否か。


 神のパズルは言った。


『邪神は無力化されました。

 あなたはこの世界を本当に救ったのです』


「え」

 私はずっと、パズルしていたかったのに、終わりかっ。


『さらに、邪神を自分ごと封印した初代王がその役目を終え、帰還します』


 パズルの前に出たのは。

 30歳ぐらいの、黒髪で深緑色の目の、長身痩躯の青年だった。



 アイコンの、センターのっ。

 パッケージでも、ばんっとお顔が出ていた。

 そのくせっ。一度もゲーム中に出てこなかった、その人だった。


「私を解放してくれてありがとう。君の願いをなんでもかなえよう。いくつでも願いを言って欲しい」

「いくつでも? じゃ、ミュゲを生き返らせて。神のパズル延々やりたいから、命のやりとりはなしで、エンドレスに面を造って。あと、結婚してください。とりあえず、そこの小屋で既成事実造りましょう。このまま帰ると、あの糞のどれかと結婚させられそうなので、なら貴方にします。ミュゲを殺した王家の者に鉄槌を。図書館には通いたいから身分証をください。禁書庫も入れるやつ。家はあの小屋でいいかなと思うので、あれください。中身の備品ごと」

「う、ん? ミュゲとやらを生き返らせる以外は叶えよう。パズルしたいんだ、そっか。私との結婚より優先かぁ。傷つくけれども、うん、わかった。ミュゲは生き返らせられないけれども、君と私の第一子の魂にはミュゲが入るように手配しよう」

「ありがとうっ」

「いや、こちらこそ、その、ごめんね。叶えられない願いがあって。邪神を封じている間に、神格化したものだから、どんな願いも叶えてあげられると、自惚れていたよ」


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