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休暇
その直後……
「見事だな。流石は神埼狐月といった所か」
背後からそんな男の声が聞こえた。
「死神か……どうした?」
狐月が振り向いて男に親しげに話しかけた。
「別に用はない。ちょっと挨拶をな」
死神はそう言って笑った…
「そうか。今後も口裂け女が人を襲うようなら頼んだぞ」
狐月は無表情でそう言った。
「了解だ。ところで零二はどうしてる?」
死神がそう尋ねた。
「最近は落ち着いてる。私が見張ってるからか無闇に危険な状況に飛び込む事はなくなったな」
狐月は淡々とそう言った。
「それは良かった…死なれたら俺の仕事が増える。最近ようやくのんびりできるようになったんだ、しばらくは休ませてくれ………」
死神は安心した様子でそう言った。
「お前本当にやる気がないな……まあ死神の仕事は少ない方がいいんだろうが・・・」
狐月は呆れながらそう言った。