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たそがれ怪奇譚第2部 黄昏篇   作者: 狐鹿コーラ
黄昏編その2 神造り
11/53

狐月side2



もう7月半ばか…




ここのところ零二の帰りがやけに遅い…




前までは遅くても20時頃には帰って来ていたのに…




今では日付が変わってから帰るのがざらだ………




一体どこで道草を食っているやら…あるいは他に女でも作ってイチャコラしているのではないか?





………流石にそれは無いな…





やはり…たそがれ町の旧都市の調査を零二に任せたのが間違いだったのだろうか…



私が産まれる前は人と怪異が少なからず共存し一時期は最も治安の良い場所と称されていたが…




『たそがれ都市化計画』の崩壊と共にその治安は無法地帯となり…怪異事件が頻発するたそがれ町のホットスポットにまでなってしまった。




だが……現在に至っては旧都市からの怪異事件が発生したという報告どころか情報もない…




表面上はそれなりの安全地帯になってはいるが……神埼一族の見解では『嵐の前の静けさ』や『冷戦状態』と旧都市をいまだに警戒しているようだった。




そこで月影が偵察役として零二を指名したが…勿論私は反対した




そんな得たいの知れないグレーゾーンに零二を行かせるぐらいなら私が代わりに行くと訴えるも




『神食いの怪異事件』後に出来た空間の裂目が怪異を活性化させそれの対処に人手が足りないとのこと……



日本最大の宗教組織『ミセナ教』も全国で怪異の対処に全力を注いでいるがそれでも手が回らないらいしい……



零二から「危なくなったら直ぐに離脱する……」「心配かけるような行動はしない」などの言葉と月影から助言もあって私が折れる形で了承した。




その後の零二の調査報告で旧都市の危険度はグレーゾーンからブラックゾーンにはね上がり……




死神達が旧都市に大規模な実地調査を行うと伝えられ……必然的に零二には久しぶりの長期休暇が与えられた





その日はたそがれ町の夏祭りで





そして私は証拠にもなく朝から張り切っていたなぜなら今日は祭りの会場で仕事があるからだ。




祭りの日は人の気が充満しており、霊が集まりやすい。なのでもちろん「(怪異事件が)何も起きないように見張る」という大義名分があるのだが





私が張り切っているのはそれが理由ではない……





私は零二と一緒に祭りに行く事を楽しみにしているのだ♪




零二は神埼一族の助手をしている、なので必然的に二人で見回りをする事になる。



私はそれを口実にデートをしようとしているのだ…大胆ではあるがローマの休日だって似たようなことをしているから問題はない。




見回りを月影に押しつける事も考えている。




「てな訳で月影、見回り頼んだ」



「はいはい、後で何か奢ってくださいね」




条件付きではあるものの、月影は見回りを引き受けてくれた。

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