登場人物、地名・ヒトカズ大陸(第二版)※第二部ネタバレあり
△サンタンセンの町
キアリア
Nランク冒険者。今回カウンター攻撃の「不動剣」を見せる。その後はサンタンセンのギルドマスターになっている。
モルマ
サンタンセンのギルドマスター。元Mランク冒険者だったが気が弱く、どうしても押されがちな性格。ちなみに本職は武闘家。街道の事件を解決したのち、キミカ王国の王宮に入り指導者となった。
△カイコズ
サンタンセンとリョータイの間にある安宿。街道の山賊退治のための拠点となる。
アルイ
カイコズにいた魔導士。上田たちに歴史を語ってくれる。
実は元キミカ王国の学者でラン王子の師匠。二年前に国を追われていた。
ハチムラ
西のハンドレと並ぶ大商人で「ハチムラ商会」の主。たまたま名前が同じ八村慎太郎を拾い上げ、ますます業績を上げていた。一見うさんくさい風貌だが商売には真摯、そしてかなりしたたか。
タト
ハチムラ商会の重役。慎太郎に入れ込むハチムラを不安視していた。
グベキ(一人目)
ナナナカジノ襲撃戦で上田たちと相まみえた「グベキ」。今回は山賊団の人物として登場。金属を操る魔法で上田たちを苦しめる。
△リョータイ市
南西のペルエ市、北東のリョータイ市と言われる大商店街。
ゴロック
リョータイ市ギルドの顔役。Uランク冒険者の赤魔導士。気のいい男。
細かい功績を重ねてランクを上げたタイプで、実力はあまりないと自負している。
良くも悪くも緩めのギルドの雰囲気にふさわしい存在。
エクセル
リョータイ市出身であった旅の剣士。ノーヒン市の戦いでも上田たちと共闘する形で登場した。
△キミカ王国
この世界の四大王国の中で最も小規模でペルエ市の七割ぐらいの大きさしかない。
だがその分精神は発展しており、旅人にも優しい。
ラン
第四王子。学問の才能があり、古代からのキミカ王国の歴史を研究していた。
十一歳。
ナベマサ
トロベの長兄。公正無私な騎士の鏡。
イミセ
ナロキョとは別部署の騎士。美少女だが派閥争いに明け暮れる貴族意識の高い女。
トロベを見下している。
そしてあまりにも小さな理由で「禁断の魔術」が封じ込められていた水晶を盗み出し辺士名らに行使させた。事件後はセーラー服を着せられてメイドに落とされている。
ガーメ
かつて王国に大損害を与えた魔法使いとされていたが、実際は禁断の魔術におぼれたイーサを止めるために自ら手を下した。
王国の西の山に懲役五十年の刑を受け(あと一年)幽閉されている。
事件の真相が明らかになった後も幽閉先にいる。米野崎の師匠。
イーサ
五十年前にガーメにもてあそばれて焼き殺された皇女とされていたが、実際は禁断の魔術を解析し自らが引き込んだガーメをよく思わない人間を呪っていた。
△トードー国
日本の江戸時代を思わせるような国。
元々はキミカ王国の領国であったが聖書の解釈論争により戦争を起こし独立。その際に独自の文化が発展した。
コーコ
トードー国の君主。民の事を良く思う徳政の誉高き人物。
ただし南のノーヒン市との小競り合いと息子の事が悩み。
清廉潔白すぎる点がありそれがテイキチに過剰な負担を強いていた事を知り、その後は女を抱くようになる。
セイシン
コーコの重臣で刀の達人。様々な属性を刀に乗せて斬りかかる「五色剣」と言う必殺技を持つ。主同様の好人物で、倫子をスカウトしたのも彼である。
テイキチ
コーコの長男、と言うか唯一の男子で次世代の後継者。だが母親を早くに亡くし父親も厳格なためかかなり性格が曲がってしまい、いつの間にか父親に対する憎しみに取り付かれていた。
そこをモンヒに突かれ、力を求めた結果怪物の姿になってしまう。
その後は王子の位を返上し、東地区へと流れて行った。
△ノーヒン市
20世紀の日本を思わせる大都会だが、治安はエスタ以上に悪い。
ゴッシ
ノーヒン市を支配するマフィアの大親分。リオンと違いかなりの悪役。
誘拐した少女を巧みに洗脳してハーレムを築いていた。この世界ではオーパーツに近い銃を使い、上田を必死に取り込もうとするが敵わず自害。
グベキ(三人目)
こちらはくのいちを思わせる格好をした美女。人身売買の元締め、と言うか仕掛け人。戦闘術もくのいちその物。
ナクヨ
ゴッシの配下の愛人。槍術師。ゴッシに心酔している。やはり銃を使う。
最後は執念をもって立ち上がり続けたが、幻影の上田に討たれた。
サテン
トードー国出身のキツネ娘。誘拐されたのち脱出したが、ノーヒン市から逃げ出す事はできずホームレス同然の生活を送っている。元々は着物商人の子であった。
平林を慕っており、彼女の行動に合わせてセブンスたちと合流。無事親の元へと帰って行った。
クタハ
トードー国出身の猫耳娘。ゴッシの策略によりすっかり心をつかまれている。
自らを囮にして上田たちの戦意を落とそうとしたが三度失敗し、大川にあやされてようやく心を静める。その後はノーヒン市に残った。
ナカシン
クタハと同じくトードー国出身の犬耳娘。ホームレス生活で身も心もすり減らし、トードー国への帰還も断ってノーヒン市に残った。
△ブエドの村
元々は鉱業で発達した村だったが戦争と魔王の侵略により現在はほぼ廃村と化している。一応ロッド国領土だがほとんど統治は行き届いていない。
ソーゴ
「黒髪の悪魔」に祖父を殺された少女。最初上田に襲い掛かる。
ソージロー
ソーゴの祖父。三田川恵梨香の過酷なやり方に反発し、その結果怠惰を戒める存在として殺された。
△ロッド国
かつては南を治める大国であったがシンミ王国と戦争をし、魔王軍の乱入でブエドの村を失ってからは急速に衰退、現在は事実上南北に分裂している。
△シンミ王国
上田たちが事実上最初に立ち入った王国。ロッド国と戦争をして追い詰められていたが国情を立て直し戦争に勝利。旧ロッド国の大半の領国を手に入れている。
□ミワキ市
かつてのロッド国の英雄の名前を冠した都市でロッド国の旧都。現在はシンミ王国の攻撃により陥落しシンミ王国の領国となっている。
ソウギ
シンミ王国ミワキ市のギルド職員。
△マサヌマ王国
魔王城のある土地に存在した国。大陸の中央に位置するが山間国家で資源に乏しく、宗教国家として発展した。
だが数百年前に止まない戦争に悲嘆した聖王が魔王を召喚してしまい、その魔王に密かに宗教界の人物を掌握されて国力が衰退、百年前に魔王により滅ぼされた。
△魔王軍
旧マサヌマ王国を領する。意外と動きはおとなしかったが、それでもシンミ王国とロッド国の戦争に干渉するなど活動を止めていた訳ではない。
□魔物
○一般兵
コーク
コールド(Called)・オークの略。
名前通り召喚魔法により呼び出されるオーク。
今回は善性のそれが登場する。
ハイコボルド
コボルドより強い魔物。だがやはりその剣を回収して売るのが冒険者稼業の基本である事は変わらない。
バッドコボルド
ハイコボルドとほとんど同じ見た目(実はわずかに背が高い)が、武器を落とさないため冒険者から嫌われている。
タイガーナイト
スキャビィの配下の兵士。山賊に偽装して流通を滞らせていた。攻撃力は高くないが機動性と防御力に優れる。
ガーゴイル
堕天使。速度重視で武器である鎌の火力と装甲は弱い。強化型もいるがこちらも火力は低めと、タイガーナイトに近い性質。やたらに数が多い。
ノーク
ナチュラル(Natural)・オークの略。
野生種であり、平均的戦闘能力はコークを上回る(ただし上限値では落ちる)。青い体。
スケルトン
骨だけの魔物の総称。騎士・戦士・魔導士など様々な職種が存在する。
ドラゴンナイト
翼竜に乗った騎士。魔王軍の中でもかなり強力な戦力。
●幹部
スキャビィ
サンタンセンとリョータイの間に巣食っていた山賊の長になりすました魔物。
変身能力を除くと単純な力だけだが、ポテンシャルが高い。かなりの酒好き。グベキに殺された。
モンヒ
トードー国にてテイキチの話し相手になっていた、イマジナリーフレンドと思しき少年。だがその実は魔物軍の上級魔導士で実年齢はオユキ以上であり、テイキチの心の隙間に入りゆっくりと彼の心を侵食して行った。
そしてテイキチの心を誘導した果てに彼を獣化させている。
最後は上田に自爆攻撃をかけたが、上田からはそれすらもぼっち扱いされたため無駄死にであった。
ノイリーム
最強の小悪魔を自称し、速度調整のチート異能を持つ。かなりの切れ者。
千体の分身をよび出して上田たちに挑んだが、セブンスの分身魔法により振り回されて敗北。
最後には河野に魔法防御用のペンダントを斬られ、自分自身がヘイト・マジックにかかって敗死した。
ノイり~ム
ノイリームの影武者。ノイリームよりは弱いが、それでもかなり強い。ノイリーム本人と同じレベルの速度調整で上田を翻弄したが、力及ばず敗れた。
エクシス
「史上最強の魔物」を自称するケンタウロス。だが実際はかませ犬であり、仲間からもほとんど大事にされていない。
ただし体力と魔法防御力だけは実際に高い。
囮同然に突撃していたが、上田の分身と三田川の魔法攻撃の連発で力尽きた。




