バレンタイン
季節感がまるっきり逆なのは、これを書いたのがバレンタインシーズンだったからです。メモ帳を整理していたら見つけたので、投稿させていただきます。
須藤と柚子葉ちゃんの恋愛をぜひ見ていってください。
俺が彼女に二回目の告白をしてから一週間が経ち、あのイベントがすぐ目の前に訪れた。
「野郎ども。いよいよ明日はバレンタインじゃあ!」
クラスの賑やかな男子達は明日のイベントを馬鹿みたいに楽しみにしている。もちろん、俺も例外ではない。
「柚子葉ちゃんからもらえる可能性ってどのくらいあると思う?」
中学からの親友である百瀬 大地に真剣に訴えてみるが、大地は音楽にしか興味がない。俺と話すときはイヤホンを外してくれているのだが、休み時間は基本的に音楽を聴いている。
「んー。」
大地は0〜5の数字が書かれたサイコロを振った。出た数は0。
「0だって。」
何こいつ。ちょっと笑ってるし。
「お前さー、最近ずーっと柚子葉ちゃん柚子葉ちゃん言ってるけど、あっちはどうとも思ってないんだろ?フラれたんなら男らしく引き下がれ。そんなんだからモテないんだよ。」
「大ちゃん酷いし、何そのサイコロ。0〜5って、俺半分はもらえないじゃん。」
「んじゃ、こうすりゃあいいじゃんよ。」
大地はサイコロの0にもう一つ0と1を付け足して100にした。
「……大ちゃん、イケメン……」
「当たり前。」
「百瀬は今年も大量か?」
席が近い松田と西野が寄ってきた。2人とは出身校は違うが、塾が同じだった。
「その予定。」
「うわ、すげえな。食べきれないならちょこっともらってやるよ。チョコだけに。なぁんてな! あっははは!」
松田のあだ名はオヤジだ。
「須藤は、今回はもらえそうだよね。」
「ちゃんと前回ももらっとるわ。義理だけど。」
しかもそれは母親からだけだったりする。そんなこと誰にも言わないけど。
「柊のチョコは美味しいよ。今回ももらえるから少し楽しみ。」
今回もって何回もらってるんだよ。西野め、羨ましい。いや、今回はまだ来てないじゃないか。
「柊からチョコもらったのか?」
「ああ。柊はクラスメイト全員にチョコくれるんだよ。お世話になってるお礼だって。」
「てことは、俺ももらえるじゃん! ありがとな、西野!」
何故お礼を言われたのかわからない西野は曖昧に相槌を打った。
義理チョコでもないような気がするが、彼女からチョコがもらえるなんて感激だ。
「律儀だな。話したことなくてもくれるのか?」
大地はもらえるものはもらいたい性格なので、あまり話したことのない自分でももらえるのか少し気になったようだ。
「俺も西野もあんまり話したことないけどもらった。めちゃくちゃ美味かったな!」
「店で売ってもおかしくないくらい美味しかった。それに、一人一人名前を書いてくれてるんだ。百瀬だってもらえるよ。」
「よかったな、大ちゃん。」
「お前もな。」
背中をバシバシと叩いて喜びを伝えると、痛いという声が飛んできた。
「でもなー、俺、チョコみたいに甘いものはあまり好きじゃないんだよな。」
ふと思ったことを口に出しただけだったのだが、その場にいた3人は盛大なため息を吐いた。
「……あーあ。」
やっちゃったー、と言ったのは西野だ。
「ん?なんか変なこと言った?」
次に口を開いたのは大地。
「だからお前はモテないんだよ。馬鹿。」
「好みの話をしていただけじゃないですかー。」
最後は松田が聞いてきた。
「はーん。じゃあ、お前はバレンタインに何をもらったら喜ぶんだよ。」
「それは、チョコだよ。」
そう言った途端、3人から一斉攻撃を受けた。
「馬鹿だな。」
「かわいそう。」
「お前がモテない理由がわかった気がする。」
「お前ら、酷くない?」
3人揃った「酷くない」を初めて聞いた。
帰って早々、幼馴染のつむぎに近くのショッピングモールに連行された。明日のチョコを買い忘れたからついてこい、ということらしい。1人で行け。
「ねぇ、あんたはどれがいいと思う?」
もしかして、とうとうつむぎにも好きな人ができたのか。
「これなんかいいんじゃないか?」
選んだのはよくCMでも放送されている赤いパッケージの板チョコ。
「え?あんたチョコ嫌いじゃなかったっけ?」
「俺は好きじゃないけど、バレンタインといえばチョコだろ。誰にあげんの?」
珍しくつむぎが赤くなった。なんだ、可愛いところもあるじゃん。
「だ、誰でもいいでしょ! あんたには関係ない!」
「えー。だってぇ、つむぎさんがチョコ作るとか初めてじゃないですかぁ。あたしぃ、気になる〜!」
「いやー! オネェキャラ似合わなさすぎてキモいー!」
板チョコの裏にある簡単なレシピを見て、つむぎが料理をしている姿を見たことがないことに気がついた。
「そういえばつむぎさん、料理できるんですか?」
「……あんた、痛いところ突くわね。やったことないのにできるわけないじゃない。」
きっぱりと言い切られてしまった。
「開き直られても……よし。俺も一緒にチョコ作ってやるよ。お前よりはできるはず。」
「あんた本当良いやつね!」
ここで「だろ?」とか言ってしまうとつっこまれるので今日は言わない。
「でも、まずは簡単に作れそうな……セットになってるやつにしよう。失敗する確率は低い方がいいだろ。」
近くにあった少しお高めの手作りセットを手に取った。タルト生地にチョコを流し込み、飾りをつけて完成らしい。何を書いているのかよくわからないが、手順通りにやっていれば大丈夫だろう。
「天才かよ! さすがは晃大! あったまいい!」
「だろ! で、誰にあげんの?」
あ、言っちゃった。ついつい調子に乗ってしまう。しかし、それよりもつむぎの相手が気になってしまう。
肩を組んで顔を近づけた。これなら誰にも聞かれないし、つむぎも話しやすいだろうと思ってしたことなのに、腹パンからの先に帰れだなんて。散々な目にあった。
「な、なんで……」
「柚子葉、行こう。」
聞きなれた名前がした。その声がした方を振り返ったが、目当ての人物は見つからなかった。
1人で帰ってつむぎの家で帰ってくるのを待っていた。10分ほどすると目当ての人物が帰ってきたので、料理開始だ。
「えー、はい。では、分量も揃いましたので、作り始めます。」
なるべく無表情を貫くことにする。あんなことをされて怒らない方が異常だ。
「ごめんって。さっきのは悪いと思ってる。チョコあげるから、期限直してよ。」
「チョコ、好きじゃないんだよね。」
「えーと……お菓子! お菓子あげる!」
「俺から奪ったお菓子も全て返してくれると約束できる?」
「えー……じゃ、じゃあ、画用紙だ!晃大の望む画用紙をいくらでもお渡しします!」
これは予想外の品物。受け取らないわけにはいかない。
「約束、破るなよ! おーっし、やるぞー!」
「だ、騙した! 騙した騙した!」
決して騙したわけではないのだ。交換条件があまりにも良かったのでテンションが上がってしまっただけなのだ。
「お前は幼稚園児かよ。ほら、早くしないと時間なくなるぞ。」
「お、おう……」
作り方が書いてあるパッケージと睨めっこしながら、慎重に作っていった。温度を測る時も、上がり過ぎてはいけないけれど、ゆっくりと溶かしていてはやがて冷えてきてチョコが固まる。何度も何度も火にかけ直した。
そして、やっとの思いで完成したチョコは、なかなか美味しいと思えた。タルト生地に流し込むだけでも、初めて作ると時間がかかることを知った。
「か、完成だよ。完成した! すごいすごい! とっても美味しい!」
つむぎはまじまじと、できたてのチョコレートタルトを見たり、味見したり、まるで子どものようにはしゃいでいる。
「すごいよ。私、料理の才能あるんじゃない!?」
調子に乗って変なことを言い出した。
「ありがとう、晃大。これで明日はバッチリだよ!」
「そっか、よかったな。ごめん、俺もう疲れたから帰る……」
「あ、明日、あんたの家行っていい?」
「嫌だって言っても来るんだろ? てか、いつもアポなしで来てるじゃん。」
「その通り。待っててね。」
「ん?あぁ。」
なんだか少しいつものつむぎとは違っていたが、イベントの前の女子はこんな感じになるのだろうか。
翌日の朝は世界中の誰よりも元気ではないかというほどのテンションの高さだった。
「おっはよー!」
教室のドアを開けると、いつものように大地が先に来ていた。
「なんだよ、朝からうるさいな。」
「だってだって! 今日はバレンタインなんだよ! 柚子葉ちゃんからもらえる!」
この日のために生きてきたようなものだ。
「勝手に確定してるけど、もらえなかったらどうすんの?」
大地の一言で冷静になった。そうだよ。勝手に舞い上がっているが、もしもらえなかったら……悲しみのどん底に落ちるかもしれない。
「……そんな悲しいこと言うなよ……」
「面倒くさい奴だな。からかっただけだ。冗談冗談。」
言っていい冗談と悪い冗談があるぞ、親友。
そんな時、廊下から大袋を抱えた彼女が入ってきた。
「柚子葉、今回も作ったねー。」
彼女の友達が手伝っている。疲れているのか、なんだか少し元気がない気がする。昨日眠れていないのかな。
「男子ー! チョコ配るよー!」
クラスがわっと騒めき立ち、彼女と彼女の友達の前に列ができた。まるでアイドルの握手会のようだ。
「ありがとな!」
「うん。」
しばらく彼女の様子を見ていたが、やはり元気がない。
人が少なくなってから、俺たちもようやく列に並んだ。
「百瀬くんと……須藤くん。」
渡されたチョコは美味しそうだった。だが、俺に渡されたものはみんなのものと明らかに数が少なく小さい。
「あ、ありがとう……」
席に戻ってから、大地に助けを求めた。
「お、俺なんかしたかな!?」
「したんじゃないか? ほら、原田は何か知ってそうだし、聞いてみたら?」
原田とは、彼女の友達の原田真優のことだ。小学生の頃からの親友らしい。その原田は、鋭い目つきで俺のことを睨んでいる。一瞬で、何かやらかしたことがわかった。
「な、なぁ、原田、さん……俺、何かやらかしましたか?」
「柚子葉、ちょっと待っててね。」
来い、と廊下へ引っ張り出された。
「俺がチョコ嫌いって言ったから!?」
心当たりがあるものはこれしかない。
「でも、バレンタインだからチョコが欲しいって思うし、でも、そこのところの配慮が足りなかったんだろうな。俺、どうしたらいい?」
「そこじゃねーよ。」
怒りを押し殺したような声で言われた。女子って怖い。
「昨日、北代中学の近くにあるショッピングモールに行ったのよ。その時、たまたま須藤を見かけた。可愛い女の子と2人でいちゃいちゃしている現場を、あたしと柚子葉は見たの。柚子葉が好きじゃなかったの?信じられない。」
昨日は……あ、つむぎと買い物に行ったんだ。じゃあ、やはり、昨日のあの名前は聞き間違いじゃなかったのか?
「あれはただの幼馴染で……」
警察に取り調べを受けているかのような緊張感がある。変なことは喋れない。変なことをした覚えはないけど。
「今更何言ったって遅いわよ。もう須藤なんか信用しない。」
原田に信用してほしいわけではないが、こうなると彼女にも信用してもらえないのだろうか。
「真優ちゃん、少し言い過ぎ。」
ドアの方を見ると、彼女が無表情で立っていた。怒っているのか普通の表情なのかわからない。
「柚子葉。だって、昨日見たでしょ?」
「見たよ。見て、よくわからないけど傷ついてる。須藤くんを信じられなくなる気持ちもわかる。」
彼女は俺の前に立ち塞がるようにして立っている。
「私も話したいことがある。放課後、絶対残って。」
「……は、はい……」
放課後。掃除が終わるのを待ってから、誰もいない教室に足を踏み入れた。
「須藤くん。」
いつもより低めの声をした彼女が来た。馬鹿な俺でもわかるほど、彼女は怒っている。
「私は今、怒ってる。でも、なんで怒ってるのかわからない。あなたのことを考えるとモヤモヤして、叫び出したい気持ちになる。あと、この学校もぶち壊したくなる。」
随分とオーバーな表現ですね、柚子葉ちゃん。
「今一番聞きたい質問があるの。昨日の女の子は誰?」
「あれは、ただの幼馴染です……もうずっと、双子みたいに育ってきたから距離感が家族みたいで……って言っても信じられないかもしれないけど。」
「須藤くんは、あの子のことが好きなの?」
「好き……好きだな。家族みたいで、一緒にいて楽だ。あ! 恋愛感情じゃないよ! 双子とか、兄弟みたいな、そんな好きって感情。」
「……ほんとうに……?」
「うん。だって、俺が好きなのは、付き合ってほしいと思うのは、柚子葉ちゃんだけだから。」
安心したように大きな息を吐いて、彼女は頬を緩ませた。
「……そっか……」
許してもらえたらしい。何が引っかかってたのかはわからないが、とりあえず良かった。
「ごめんね。チョコ、小さくて。昨日こっそり聞いちゃった。チョコ嫌いって。」
ああ、だから俺だけ小さかったのか。
「チョコ以外だとクッキーとかあったんだけど、バレンタインはチョコがいいって言ってたから、何あげたらいいのかわかんなくて、あれだけしか考えられなかった。」
「俺こそごめんね。矛盾したこと言ってるんだから、困って当然だよ。でも、チョコは嫌いじゃないよ。好きじゃないだけ。柚子葉ちゃんがくれたやつも、すっごく美味しかった!ありがとう。」
「でも、須藤くんだけ少ない。」
「いいよ。それは柚子葉ちゃんが俺のことを考えてくれたっていう気持ちだから。まぁ、強いて言うなら、弁当とか作ってきてほしい……」
何言ってんだ俺は!
「っていう思いもあります! それは事実です! もう本当、最終手段的な感じです!」
何の最終手段だよ。
「クッキー! クッキーがいいです! チョコでも何でもどんと来い!」
なんだかよくわからない言葉を言い放ってしまった。焦りは禁物というやつだな。しかし、彼女は可笑しそうに笑ってこう言った。
「わかった。明日はお弁当作ってくる。」
耳を疑う言葉だった。『お弁当作ってくる』それはつまり、手作り弁当ということか?好きな子からの手作り弁当、これほどまでに嬉しいことはあろうか。いや、ない。
「……ま、マジ、ですか……」
「嫌なら作らない。」
嫌なわけないじゃないですか!
「お願いしてもよろしいでしょうか……?」
「任せてください。」
彼女はふわりと笑ってみせた。鼓動がどんどん早くなる。あー、やっぱり可愛いな。
「アレルギーとかはある?」
「ないです!」
「嫌いなもの」
「柚子葉ちゃんが作ってくれるものなら全部食べます!」
「そっかぁ。」
明日が待ち遠しい。
「母さん母さん母さん!」
帰るとすぐに、母に今日あった出来事を伝えた。母は大笑いで俺の背中をバシバシと叩き、「良かったね」と喜んでくれた。
部屋に入るとつむぎが漫画を読んでいた。
「あんた声でかいよ。ここまではっきり聞こえてきた。」
「だって、嬉しいんだよ! 好きな子が俺のために弁当作ってくれるんだ! 喜ばない人なんていないだろ!」
「そうね。」
つむぎは漫画を棚に戻し、昨日ラッピングしたチョコタルトをくれた。
「昨日のお礼。ありがとね。」
「お! サンキューな! で、好きな奴には渡せたのか?」
「……渡せたよ。全然振り向いてもらえなかったけど。」
「つむぎなら大丈夫だ。俺が保証してやる。応援するよ!」
「……バーカ! 応援なんていらないよ!」
いつもより激しめに怒っている。やはり、好きな人に振り向いてもらえないのは相当苦しいのだろう。俺だって振られた時は泣きたいくらい辛かった。
あんなに頑張って作ったチョコを、しかもつむぎが作ったチョコに振り向かない男はどこのどいつだ。顔が見てみたい。
翌日、彼女は俺よりも早く登校していた。
「おはよう。」
朝から笑顔が見られるなんて、感激です。もう、天使……
「お、おはよう! 今日、早いね。」
焦ってしまい、声が裏返った。だから焦りは禁物だって。
「なんか、気合い入れすぎたかも。多かったらごめんね。」
はい、と巾着袋に入った弁当を渡された。嬉しいが爆発しそうだ。
「ありがとう! 今から楽しみ! いや、昨日から楽しみでした!」
そんな俺たちを見ていた大地が不思議そうに聞いてきた。
「晃、何してんの?」
大地だけでなく世界中の人に伝えたい。好きな子が俺のために弁当を作ってくれたということを。
「柚子葉ちゃんが弁当作ってくれたんだよ!」
すると、大地はこれまた不思議そうに首を傾げた。
「……そこまでしてて、なんでお前ら付き合わないんだよ。」
「そこまで?」
弁当って付き合うことと関係してたっけ?
「お弁当って、付き合ってる人が作るものなの?」
彼女も俺と同じようなことを考えたらしい。それを聞いた大地はため息を吐いた。
「……お前ら2人揃って馬鹿だな……」
「え?須藤と柊ってまだ恋人同士じゃなかったのか?」
「マジで! あんなにいちゃいちゃしといて!」
クラスメイトがざわめき出した。てことは、クラス公認のカップルということでは!?
「ちょっとやめなよ。男子ってデリカシーなさすぎ。」
デリカシーという言葉がのしかかる。たしかに、自分たちの知らないところで騒がれているのはいい気がしない。
「ごめんね、柚子葉ちゃん。」
「全然いいけど……真優ちゃん、お弁当ってそんな大事なイベントなの?」
「ま、まぁ……普通は好きでもない相手には作らないよね。」
「……確かに……でも、これは謝罪のお弁当だから関係ないよね。」
「謝罪のお弁当ってなに……」
ついに大地は呆れ出した。
「昨日のチョコ、晃大くんだけ少なかったから。チョコ以外だったらお弁当がいいって言ってたから、作ってきたの。」
「ねぇ柚子葉、須藤のことどう思ってる?」
「お友達じゃないの?」
考える暇もなく即答だった。気になる存在にすらなってないということか。
「晃、どんまい。」
このまま負けてはいられない。この流れに乗って三度目の告白をしよう。三度目の正直だ。二度あることは三度ある、とも言うけど。
「ゆ、柚子葉ちゃん! これを機に、俺と付き合ってもらえませんか!?」
「ダメですー。」
これまた即答。わかりきっていたことだけど、辛い。
「そんなぁ……」
いいや、こんなものでへこんでいたら漢じゃない。何度だって挑戦してみせる。いつか必ず、彼女と付き合う未来を手に入れるのだ。
もう半分付き合ってると思います。柚子葉ちゃん、いい加減OKだしてあげていいと思います。でも嫌だって言うんです。面倒くさい人ですね。