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僕と異世界と主人公と  作者: ぬまろ
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学園ナンバーズ 本選開始

今日は学園ナンバーズの本選だ。出場選手は勿論、観客のボルテージもかなり高い。


本選は予選と同じトーナメント方式である。各予選グループを勝ち抜いた合計40人でトーナメントを行い、40人→20人→10人→5人となる。最後の5人は総当りを行い、勝ち点で順位が決まる。


本選では盛り上がりを出すためにトーナメント表の名前は空欄になっている。試合の直前に名前が呼ばれ次第に入っていくシステムなのだ。選手からしてみればたまったもんじゃない。



「今年の学園ナンバーズ本選が始まろうとしています。本日は国王陛下がいらっしゃっております。ご挨拶願います」


「ふぉっふぉっふぉ。長話もなんでな、短くいくぞい。将来ある我が国の子たちよ。勝っても負けてもお主たちを誇りに思うぞ。最後の一滴まで振り絞って頑張ってほしい。以上じゃ」

パチパチパチ。拍手が鳴り響く。


「国王陛下ありがとうございました。 ではさっそく試合を始めていきまーーーす!第一試合の選手は、、、」


「出ました!ユウ・ま・ミトロニクス 対 スイ・こ・アクアネスです」


「いやぁ、どうやら二人は3年S組。同じクラスでの戦いになってしまいました。これはついてないですね~」


「そうですね。補足するとユウ選手は主席での入学以来成績トップを維持する優等生、対してスイ選手は名前を聞いて分かるように5大貴族で成績は上位をキープしているみたいです。この3年生という年代は5大貴族がすべて居て奇跡の世代だなんて言われております。どんな戦いが見れるか楽しみですね!」



「両者向き合って!」


「スイさん。僕は負けませんよ」

「私だって負けないもんね☆」


「はじめ!!!」



開始早々にユウくんは魔法で光の剣を生成する。


「これはあああ!ホーリーソード!魔素流し以上に難しいと言われるこの魔法を初等部で見るのは初めてです!これはユウ選手本気だああああ!」


「アクアアロー!アクアバード!」

対してスイは遠距離で様子見を行うがホーリーソードで魔法はかき消されてしまう。


「これは参ったねぇ☆」

そう呟いて意を決したように魔法を発動する。

「アクアブースト!」

これはただの身体強化魔法とは違う。通常の身体強化は無属性だが、このアクアブーストは水属性と無属性の複合魔法なのだ。効力は10倍に跳ね上がると考えてよい。


「スイ選手も負けずと大技を出してきたー!!目にも止まらぬ速さでユウ選手に斬りかかるううう!」

スイの得意な緩急をつけた剣がいつもの10倍の幅で行われるのだ。これは通常のユウくんはきついだろう。そう、通常のだ。


「ホーリーブースト」

スイの顔が絶望に染まる。ホーリーソードの実力差を埋めるためのアクアブーストだったのだ。ユウくんがホーリーブーストを発動したため埋めた差はまた広がった。


「本当はホーリーブーストはもっとあとに取っておこうと思ったんだけどね。さすがスイさんだよ。また今度戦おうね」

そういってユウくんはスイに攻撃を加える。あまりにも速い斬りかかりで1秒もせずに決着がついた。


「勝者!ユウ・ま・ミトロニクス!」

わああああ!!!観客が大盛り上がりだ。そりゃ最初からこんなレベルの高い戦いを見せられたらしかたないか。


「いやぁ、ユウ選手はすごいですね。ホーリーソードにホーリーブースト。まだまだ引き出しがあるんじゃないでしょうか!楽しみです。」


「そうですね。対してスイ選手もかなりの実力でしたね。なんといっても3年生ですから来年はもっと実力を付けてくるのではないでしょうか。来年の学園ナンバーズでの楽しみが1つ増えたと考えていいでしょう。二人に大きな拍手を!」

わあああああ!!!!


〇ユウ VS ●スイ

WIN : ユウ

会社の忘年会 & スマブラSP発売のため小説更新ストップしてました。キャラ多すぎてどれ使うか悩みますね。ちなみに一番しっくりきたのはカムイです。

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