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僕と異世界と主人公と  作者: ぬまろ
14/32

クラブ見学 ~魔術研究クラブ~


学内見学が終わったので今日は解散だ。帰る人は帰っていいが、ほとんどは午後のクラブ見学を行うようだ。


「マルフォイはクラブ何にするんだ?」


「総合戦闘クラブも面白そうだけ~ど、当初の予定通り魔術研究クラブに入るつもりだ~よ。シリウスはどうするんだ~い?」


「僕は魔術研究クラブか総合戦闘クラブで悩んでる。午後の見学で決めようと思ってるよ。魔術研究クラブに先に行こうと思ってるから一緒に行こうぜ」


「その前に昼ご飯だ~よ」

そうだった。まずは飯を食わないとな。初の食堂はなかなか美味でした。


...






...

僕とマルフォイは魔法学室についた。

すでにクラブ活動が始まっている。攻撃魔法のコントロールを上げるために的あてをしている者、魔力操作を上げるためにその的を動かして操作する者、魔力量を上げるためにひたすらに空に向かって魔法を打つ者、いろいろな人がいる。


「「見学にきました~」」

僕とマルフォイは上級生らしき人に声をかける。


「ようこそ。ゆっくりしていってね」

非常に棒読みでゆっくりしたしゃべり方の先輩だ。


「新入生は自由に見学してもらって大丈夫だよ。あっちで的あてに参加できるからよかったら参加してみてね。それでは、ゆっくりしていってね」

あ、はい。ゆっくりしていきます。


「「ありがとうございます」」


「シリウス~、的あてに参加してみないか~い?」


「いってらっしゃい」

僕は両手を握りしめてガンバッというポーズをする。


「じゃあちょっと参加してくる~よ。先輩!的あてに参加したいです」

おお、マルフォイ。敬語のときは語尾が伸びないのか。


「はい、一名参加!的を動かすのは4年生のクリュウ君だよ。彼は凄腕だから当てられなくても落ち込まなくて大丈夫だよ」

凄い先輩を見せることで目標になればいいなという思いから手加減はしないそうだ。


「60秒以内に当てれたらクラブに入ったときに中級組からの参加を許可します。3、2、1、はじめ!」

元より魔術研究クラブに参加する予定のマルフォイはより一層気合が入ったみたいだ。



「ライトボール」

マルフォイが呪文を唱える。光球が投げたぐらいのスピードで飛んでいく。的には簡単によけられてしまう。


「そりゃそうだ~ね。ライトボール!」

避けられてしまう。


「ライトボール!ライトボール!ライトボール!」


「いくら打っても避けさせてもらうよっと」

クリュウ先輩が的を操作する。残り10秒ほどしかない。


「ライトボール!ライトボール!ライトボール!.....ボソッ」

最後の足掻きと言わんばかりにライトボールを連打する。


「なっ!?」

的にマルフォイの魔法が当たる。


「ひゅー!彼やるねぇ。ライトボールの無駄打ちは最後のライトアローの布石だったとはね!」

クリュウ君が落ち込んでいる。


「いやあ、やられちゃいました。油断は禁物だっていつも言われてたのになぁ」


「いえ!こんな戦法は1度しか通用しないでしょう!ありがとうございました!」

マルフォイがやり遂げた顔をしている。


「君は魔術研究クラブにはいるのかな?」


「はい!そのつもりです!マール・さ・フォーイを申します。よろしくお願いします」

こうしてマルフォイのクラブデビューは華やかに終わった。


そこの君は的あてするかい?そういわれたので一応参加することにした。


「ライトボール!」

僕はライトボールを打ち出した。


「もう油断しないよ!」

クリュウ先輩は気合たっぷりだが、、、バスン!


「な!?」

ふはははは!僕のライトボールは追尾機能搭載なのさ!ふはははは!

マルフォイからそれどうやるんだ~いと言われるが、クイッとやるんだよと言っても伝わらなかった。


クリュウ先輩がorzの形で落ち込んでいる。連続で新入生にやられたのだから仕方がないか。


マルフォイは魔術研究クラブで確定らしいのでこれで帰るらしい。僕は総合戦闘クラブのほうも見に行ってから決めるので今から向かうことにする。


「シリウス・す・ホワイトライトです。ありがとうございました~」

マルフォイに「また明日」といって僕は闘技場へと向かった。


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