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僕と異世界と主人公と  作者: ぬまろ
12/32

入学式


今日は入学式である。

料理長からかったりマイケル君に追いかけられたりアルペンタイガーごっことかしてたらあっという間に月日が経過した。


...





...


「新入生代表の挨拶!入学試験主席のユウ・ま・ミトロニクス!前へ」

王族や五大貴族がいることで奇跡の世代と言われていたこともあり、主席が平民だと知った人たちがざわついている。


「はい!」

そんな騒めきをもかき消すほど元気な声で返事をするミトロニクスくん。緊張して右手と右足が一緒に出てしまっている。


きりっとした見た目に反しての行動だったため、そのギャップにマダムたちがメロメロだ。

「僕たちは今日から共に学ぶ仲間になります、、、、、、、、、、」

「~~~~~」

「~~~」

「以上です。ありがとうございました!」


盛大な拍手が鳴り響く。


「いまからクラスを発表する!人が300人と多いので入試の順位で呼ぶぞ!」

そういって学年を発表する

Sクラス:1位~20位

Aクラス:21位~50位

Bクラス:51位~100位

Cクラス:101位~150位

Dクラス:151位~200位

Eクラス:201位~250位

Fクラス:251位~300位


となっているらしい。僕は18位だからギリギリSクラスだ。ぞろぞろと各クラスへと移動を始める。


「お~い!ホワイトライト君!僕の隣があいてるじゃ~ないか」

おお!マルフォイじゃないか!


「やぁ、これからよろしく!僕のことはシリウスでいいよ」


「よろしくたのむ~よ!僕のことはマールって呼んでくれたま~え」


「よろしくマルフォイ」


「初めてあったときも言ってたけど、、、まあいっか。君は何度いってもきかなそうだ~しね」

よく分かってらっしゃる。僕は何度注意されてもマルフォイと呼ぶつもりだ。


「今日ってこれからすることあるの?」


「さぁ~ね」




「おーい、お前らー、席につけー、」

なんかそごくダルそうにした髪の毛ぼさぼさで猫背の先生が入ってきた。こいつが担任か!

僕にはわかるぞ!いつもダルそうにしてるけど実は元凄腕冒険者でいざという時にすごく頼りになるダルい系主人公先生だ!きっとそうだ!


女子からは「不潔~」とか聞こえてくる。



「えー、きょうはー、自己紹介してー、解散でーす」

めんどくさいのですきにやってくださーい。とのことだ。


「入学式でも挨拶をしましたが、再度挨拶させていただきます。ユウ・ま・ミトロニクスです。貴族が多いクラスで緊張してるけどよろしくお願いします!」

おお、あえて貴族という単語を出してくるあたり流石主人公の一角だけはあるな。思ったより平民だどうのこうの言う人はいない。いいクラスになりそうだ。


「次はわたくしですわね!マリアンヌ・う・ゴールドセイントですわ!ミトロニクスさん!次の試験では負けませんわよ!」

金髪クロワッサンだ。あの髪は毎朝セットするのだろうか。邪魔じゃないのだろうか。異世界とは不思議なものである。


「ぼ、僕はシュバルツ・え・ゴールドセイントです。王族だけど気軽に話しかけてくれると嬉しいです」

少し気弱な感じである。あー、気弱な時代のマイケル君が懐かしいよ。君はあんなにゴリゴリにならないでね!フリじゃないからね!


「クロ・か・ダークネスだ。よろしく」

クールだ。クールというか暗いというか。うん。よろしく。


「クリス・き・ホワイトネスでしゅ。あわわわ!噛んじゃいまひた!」

あわわわいってる。白髪ポニーテールだ。可愛い。


「ケイ・く・バーニングシュゾだ!!!一緒に訓練しようぜ!!!!」

熱い。やっぱりか。熱いやつや。


「フウ・け・ウィンディネスと申します。皆様と切磋琢磨できればと思っております」

インテリ眼鏡だ。本もってる。たしか入学式中も持ってた気がする。意外にも不真面目なのか?


「スイ・こ・アクアネスでーっす!よろー!☆」

軽い!軽いけどこれはこれでかわいいぞ!


「マール・さ・フォーイさ。よろしくたのむ~よ」

おう、よろしく。


「シリウス・す・ホワイトライトです。のんびり楽しめたらいいと思います。よろしくお願いします。」

いままでの流れがあったおかげか拍手してくれた。


ほかにも商人の息子やギルドマスターの息子など様々なタイプの人がいた。ほんとに奇跡の世代である。僕もなにか奇跡を起こしたいので初等部5年までの全テストを77点とれるように目指してみようと思う。


明日は学園内の案内だそうだ。クラブ活動や授業の見学も行うらしい。楽しみである。


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