13話:大人の事情は魔法に含まれますか?
ピザとプリンで『私達を太らすつもりか』とか何だかんだ文句を言いながらも、皿や容器を洗ったのか?っと言うぐらい綺麗に食べてた。童貞の俺が乙女心を理解できたら苦労しない。おじいちゃんにインスタを理解しろって言うぐらいに難しい事だ。この俺でさえインスタントヌードルだって、事ぐらいしか知らないのに(※違います)
【四次元収納】に皿や容器を片付けて俺はゆっくりその場に立ち上がった。
「さてと、そろそろ行くけど、どうする?」
『は~何それ?付いて来て欲しいの?ねえ?付いててあげようか……』
『ベルウッドさん武器持ってないですし、魔物が出たら大変ですからね』
ルシェとフェルは『うん、うん』と首を縦に振り俺を見つめる……
「あっ、そう言われれば武器持って無かった」
『『えええ――――――――今さら?』』
『今までよく魔物と会わなかったですね』
二人して痛い子を見る目で見ないで………
「それはきっと【大人の事情】だよ。俺ぐらいの素敵な大人になると、使える都合のいい最強魔法だよ。」
『ハイ、ハイ、あんたが素敵な大人なら私は美の女神よ、そうよ私が美の女神なのよ』
『お姉ちゃん2回言っても、そうならないからね。むしろ女神様に聞かれたら3倍怒られるからね』
『「マジか?」』
『何だ、2回言ったぐらいじゃ女神には、なれないのか』
『「そこじゃないから」』
ルシェは槍と盾を持ち俺の右斜め前に、そしてフェルは弓を持ち俺の左斜め後ろに、あれ?俺守られてる??美少女に挟まれて嬉しいような、美少女に守られてる悲しいような。
俺は、この異世界での新たな冒険をはじめることにした……
突然ですが、この話で最後にします。はじめて書いたこの一月、最後まで読んで頂ありがとうございます。
『一身上の都合で、チートはじめました。が…』を書きはじめたので…
「異世界で間違ってスキル使ったら!神になってしまったので、とりあえず……」の改訂版です。スキルや設定が同じなのですがストーリーは全く違うので下にリンク貼って有るので読んで頂ければ嬉しいです。