11話:片翼の……
この第2章が書きたいがために、1章のプロローグの内容を大幅にカットしました!カットしたネタは使えそうなら使って行きます。当(者)比では御座いますが、これから面白くなって行く(予定)ですので、よろしくお願いします?
貿易都市ポルテットを出て森を抜けて4時間かけてようやく森と火山の間の岩山にたどり着いた……丁度お腹も減ったことだし、座りやすい岩に腰掛けて【四次元収納】からナポリさんに教えてもらって作った熱々の、ピザを取り出し口に運んだ……
薄くパリッとした、クリスピー生地にガーリックの香りが効いたトマトソースをたっぷりと掛け、その上に熱々のモッツァレラチーズがトロリと溶けて伸びる、バジルの葉の香りがほんのり口に広がり後味をスッキリとしてまたもう1ピースと伸ばす手を押さえられない……国旗をイメージしトマトの赤、モッツァレラチーズの白、バジルの緑、これぞイタリアの定番ピザ、【マルゲリータ】だ。不味い訳がない……
『『グルルル~グルグル~グルルル』』
突然、空から爆音が鳴り響いた。空高くからから二つの影が舞い降りた。 左手に盾、右手に槍を持ち黒髪で右サイドテール、黒い羽根で右側片翼で残念な胸…… 左手に弓を持ち白髪で左にサイドテール、黒い羽根で左側片翼で大きな胸…… 双子で一枚ずつの片翼の天使だった。
『そこの人間、今なら天使である私、ルシェが特別に味見してあげるから、さっさとよこしなさい』
『えっえー?お姉ちゃん言い過ぎだよ。私は妹のフェルです。少しでも分けてくれませんか?』
勿論、俺は白髪で巨乳のフェルを名乗る子だけに、ピザを渡した。
『えっ?あ、すみません。ありがとうございます。……えっ!なにこれ美味しいぃ』
フェルは姉の事など全く気にせず、すぐさま渡したピザを夢中で口に含んだ。
『ええぇー。ズルイ、フェルだけズルイ、ズルイ』
手をバタバタと動かして駄々をこねてるので、俺は無視して最後の1ピースを口に入れた。
『……グスッン……グスッン……』
残念な胸の少女は、目に涙を溜め今にも……流石の俺もやり過ぎたと思い【四次元収納】からモチモチで厚でのハンドトス生地の上に、オニオンスライス、ピーマン、ベーコン、ソーセージ、コーン、を乗せた【ミックスピザ】を出した。とたんに口を半開きでヨダレをダラダラと垂らしながら、ピザに視線を釘付けにした。ピザを左右上下に動かすたびに面白いように食らい付いてくる。
『グルルル~グルグル~グルルル』
『ちち、ちがう今のは……じゃなくて今のもフェルのお腹の音だからね、絶対、絶対、私じゃないからね…勘違いしたら、許さないから。』
鬼の形相で姉を睨み付けてる………
「あの~フェルさん?初対面ですけど、取り敢えず。お姉さんにその目は止めてあげようか……皆、分かってるから」
『えへへ…分かってくれて、助かります。』
『いいから、それを早くよこしな――――あっ…し、しまわないで……ごめんごめん……なさい。私にも熱々のそれを下さい。お願いしますから……』
恥ずかしいのか?真っ赤な顔でこれはこれで可愛いいから、【ミックスピザ】をルシェに渡した…… まるごと1枚を切らずにそのままかぶり付いてリスみたいに、口いっぱいにピザをパンパンに頬張って食べ始めた。
『ナヒホレ?フ~マ、イヤ……マーマーネ。ソレ…♢☆ド…ホ★△ヒ◇ウ▷○』
(はーい。何言ってるか分かりませーん。全てを理解できても無理なものは無理。)
【四次元収納】から大量の海水を【分解】したさいに出た【水】とコップ出して注いでやった。
『ゴックンゴックン……ぷは―――。人間の分際でなかなか気が―――ごめん……なさ…い…取らないで……くだい……』
口の周りトマトソースでベトベトにしながらも、ルシェは必死でピザを死守した。
「人間、人間って俺はベルウッドだから……」
【ミックスピザ】と【水】を俺とフェルの分を出した。ピザは生地と材料が有れば乗せて焼くだけで簡単にできるので大量生産し、収納してた。
『じゃ~ベル、こんなとこで何してるの?』
「火山を越えてガルラドに向かう予定だよ」
『ねね、じゃさ~垂直の壁もあるし、モンスターもでるから特別に途中まで護衛してあげるね。』
『お姉ちゃん』(お姉ちゃんナイス!これで3食、美味しいご飯が食べる。イヒヒヒヒィ)
「いえ結構です。」
『『何でよ』』
「たぶん必要ないから」
『『…………!』』
二人して必死にアピールしてきた。何か裏がありそうだな……
「双子の天使ってのは分かるけど、何で翼、羽根黒くて片方ずつなの?」
『『えっ!』』
『はあ~?あんた、そんなテレパシーの無いことをよく聞けたわね。これだから人間は……』
「普通、テレパシーなんて超能力、ある筈が無いが」
『お姉ちゃんシンパシーだよシンパシー』
「誰がチンパンジーやねん!フェルータスお前もか、?そのツッコミには共感できないな。何故ならば、デリカシーが正解だ」
『『そそ、そうよししってたし、デ、デデリカ(ポッ)カシーよ』』
「何故そこで、共鳴してデレタ………?」
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