1話:ある朝……
初めて書いた作品なので読みにくいかも知れませんが?最後まで読んで頂ければ幸いです!
「ハッァハッァ………こんなはずで……ゲホッゲホ……このままでは………ガハッ!」
数分前…………
うるさいアラームに起こされる事無く、気持ちのいい朝の光を浴び小鳥達の鳴き声で目を覚ます。
こんなに気持ちの良い目覚めは久しぶりだ、何か良い出来事が置きそうな予感!?運命の予感…?
例えば………今日、朝9:00から大事な会議がある。そこで運命的な女性との出会いもしくは、出逢いとか。ここ大事なのできっとテストに出ます。
明日、誕生日のまだピチピチの29歳、独身〘童貞〙サラリーマン、鈴木 海人にとって出会いは、仕事以上に大事な問題である……。
そんな事思いながら、布団から起き上がり枕元のデジタル時計を見れば7:53…………あれ?8:40までに仕事場に行って準備しないと会議に間に合わないのに……
まさかの寝坊!?でも、そんなはずはない!
何故なら、アラームに起こされた記憶が無いからである。アラームをセットした記憶も無いが……!今はそれどころではない。
再度、確認したら7:55だった5分で慌てて着替えお済ませて、家を飛び出た。駅まで歩いて10分だ、走って8:10発の電車に乗れれば…………
間に合うはず!。間に合うだろう。?間に合うといいな……。
だが、急いでる時に限って何故か信号機で足止めをくらう。本当ついてない!横断歩道の手前で信号機が青になるのを今か、今かと呼吸を整えながら待ち構える。これでも4食、昼寝付きで鍛えた体は伊達じゃない………
「ハッァハッァ………こんなはずで……ゲホッゲホ……このままでは………ガハッ!」
呼吸を整えるどころか今にも止まりそうだ。おかげで走馬灯のように蘇ってきた……
明日で30歳…………なので明日から真面目に鍛える!明後日から鍛えてみよう………明明後日から鍛えれたらいいな……。
後ろから、小柄で赤毛のショートカットの似合う可愛い活発な女の子と、スラーとしたモデル体型なのに出るとこしっかり出てる黒髪ロングの美人の落ち着いたお姉さんタイプの、2人組の女子高生がゆっくりと歩い来る。
その横を1人の、つり目でどこかの世紀末救世主に、出てきそうな今時、珍しい雑魚キャラ風の派手な頭をした男子高校生が強引に話しかけてた……ナンパである。
(朝早くからナンパとはこいつ、相当女運が無いなと自分の事は棚上げ、可哀想な奴だと)思いながら話に耳を傾けた。
『ねぇねぇ……御願いだから遊びにいこうよ。』
っと言いながら女子高生に近付く男子高校生。
「う――ん。無理なの」
「同じく無理ですねぇ。」
男子高校生は、両手を擦り合わせながら近付く
『えー何で?ちょっとで良いから、御願い!』
女子高生2人は、嫌そうな顔で答える。
「だってぇ…髪型が無理なの。」
「平凡な誘い方が無理ですねぇ。」
それを聞いた男子高校生は、プルプルと肩を震わせた激怒した。
『平凡だとぉ……この俺様、山田 太郎が平凡だとぉぉ……』
平凡そのままじゃないか!っとツッコミそうになったが止めた。何故なら足下に突然、光り輝く魔方陣現れたからである。これはヤバイ奴だと思い逃げる事を考えたが。
正面は車道でトラックが停まることなく走ってる、こっちでも別世界に行けそう……正面は無理だなぁ。右後ろ振り返るとショートカットの女子高生。俺の真後ろは黒髪ロングの女子高生。その横が山田 太郎だった。
緊急事態とは言え、見ず知らずの女子高生を突き飛ばしたりタックルするのは気が引ける。
いや、待てよ!言い方を変えてみよ。
「29歳男性が、女子高生に体の一部を擦り付けて逃走!その後、逮捕されました。」……あれぇ?おかしいニュースでよく見る奴だ、しかも捕まってるし。こうなったらトラックで別世界か魔方陣で異世界かの二択か……
時間にして数秒だが、色々考えてるうちに足下の魔方陣の光りが、強くなり辺りを白く染めて行く……
…………気が付けば、そこには石造りの部屋。
鎧を身に付けた兵士達、数名が槍を構えてこちらを見て様子を観ていた。その後ろに、黒いローブを身に付けた神官達が数名。
『ようこそ異世界の勇者様。あれぇ…?4人?3人じゃなくて…??』……あれぇ?何故か御偉いさん風の人が驚いてる?。驚きたいのはこっちだと言うのに!
そのまま何の説明も無しに王の間に案内された。
扉からしてキラキラして贅沢な作りだ。部屋の中はこれでもかと言わんばかりに高そうな美術品が並べられまるで、大金持ちの宮殿見たいだ。
正面に宝石がゴロゴロ付いた指輪と王冠を身に付けた醜い肥った王様が座って待ち構えていた。
その隣にキラキラした白いドレスを身に付けた美しく整った顔の女性が、何故か酷く怯えていた顔をして座っていた。(王様に怯えてるように見える)
俺達4人はキョロキョロしながら出された椅子に腰掛けた。
左から俺、鈴木 海人。右が山田 太郎。その隣が黒髪ロングの上杉 美月。右端が活発なショートカットの武田 日向。
椅子に座って落ち着いた俺は、あることに気付いた!
「完全に、遅刻だぁぁ――――――!!!」
思わず叫んでしまった。そしたら全員が俺見た。
「大事な仕事が有るから今すぐ、元の場所に戻してくれ」っと王様に訴えたが『それはできない』の一言で片付けられた。
「還す事が出来ないのに強制的呼び出すって酷くない?」
流石の王様も、申し訳なさそうに王様や神官達に何度も謝られた。それでも怒りが収まらずにいたら、派手な頭の山田 太郎に励まされた。何故か、胸が痛い……。
最後まで読んでいただき。ありがとございます。
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