世界観や用語について
ここでは世界観や用語を解説していきます。
逐次追加していきますので、たまーに見てやって下さい。
用語や舞台設定は都度増やしていきます。
○舞台設定
・現代日本が舞台。
・鎌倉時代に設立された六波羅探題が現代まで続いており、現代では霊能
関係および超常現象に関する事柄を扱う国家組織となっている。
・精霊や霊魂、八百万の神や妖怪・あやかしなど、ありとあらゆるオカルト
の類いが人間の妄想から発せられたのではなく、実存している世界。
当然、視える視えないの問題はある。
○用語解説
【穢れ】
黒虚精霊と異母兄弟や親せきの様なモノ。
【精霊】
自然界を構成する裏要素的な存在で、封地は目視可能。綿ボコりのようにフワフワ漂っていたり、自然界に溶け込んでいる存在。
【貴き者《とうときもの》】
八百万の神や精霊等。
【特種国家公務員】
表側の一般国家公務員ではなく、完全に裏側の仕事をする者達。試験制度とはなっているが、合否は判定人の裁量やコネ及び総合的な実力によるところが大きい。給料は、キャリア官僚並ではあるものの業務量もキャリア並。高い専門知識および実力と才能が必要なため、全員の人数を合わせても、その数はおおよそ200~300名程度。
特殊国家公務員の構成は下記の通り。(人数は各章で多少前後する)
(木)陰陽局――
陰陽師:10名……六波羅探題の運営その他各局の補佐・陣頭指揮。
霊能関係の犯罪・事件・事故調査、警邏関係。
(火)封霊局――
刀借師:20名……主に宝剣・武具を専門とした除霊・管理人
秘宝師:10名……主に神器を専門とした除霊・管理人
(土)地鎮局――
封地:47名……自然摂理の確保、絶景管理、精霊対話
検治:15名……一定区画の完全除霊。神域構築、結界作成
(金)霊脈局――
風水士:2名……霊道および龍脈の管理
鬼門番:2名……鬼門の管理、封印および解放
(水)未知局――
星詠手:1名……占星術により国家の大局を占う。
未来司:1名……日本の今後の命運を占う。未来視が可能。
【人間秘宝】
表社会の人間国宝と似ているが、あちらはあくまで無形文化財保持者を指すが、こちらは国家運営になくてはならない重要な存在。この者達の命が狙われると国家存続を揺るがしかねないため、秘して国で保護するという意味と裏の人間国宝というダブルミーニングで【人間秘宝】と呼ばれている。
瀬戸スミレも人間秘宝としての資格ありだが「嫌だよ。わたしゃ、自由が好きなんだ」と固辞し続けている。
【封地】
一ノ宮青子が就いている役職。特種国家公務員の役職の一つ。主に日本の絶景を管轄し、その景観維持に努めることを義務としている。
絶景の定義としては、素晴らしい景色であることはもちろんのこと、心の底から感動できることと自然に対する畏怖というモノが沸き上がるような景色を指す。
青子の世界では、この心が揺さぶられる原因が、精霊などの目に見えない陰の存在が関与しているためである。という位置づけで、その陰陽のバランスを整えることが封地の主な業務内容である。
【龍脈】
簡単に言えば、陰の気の流れ。絶大な力が宿るエネルギーの大河。日本は龍脈が多い。龍脈の力を得れば子孫繁栄や商売繁盛が約束されると言われている。
青子の世界では、主要な龍脈は厳重に管理されていて、その管理・調整役が【風水士】である。