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ホブゴブリンW

 ゴブリンW、クレイジーベア、アビスラビット、デスバード……



 僕が初めて見た、僕よりデカいモンスターを【鑑定】してみた。


 名前がヤバそうなのがいっぱいいるが、2足歩行の気持ち悪いモンスターは、ゴブリンWというらしい。


 どこかで聞き覚えのある名前だが、僕は気にせずに精霊魔法で壁をひたすら作り、囲って【魔術眼】のファイアで焼いていく。


 精霊魔法の方が【魔術眼】より威力は高いのだが、精霊魔法は精霊の力を借りている関係で、森の中では火力が下がってしまうから、全力の【魔術眼】で放つ。


 そして、モンスターからは僕の姿が見えないように、精霊魔法で蜃気楼を発生させる。


 蜃気楼は遠くから見たら、僕の姿がわからないが、近いと分かるので、離れている今だけ有効な精霊魔法だ。


 鹿モンスターもそうだが、動物系とは言っても、モンスターは普通に遠距離魔法を放つ奴がいるから注意しなくては瞬殺される。




 ……


 なんかモンスターが無限に湧いているような気がしてくるくらいに大量のモンスターが視界内に見える。


 そして視界内にエルフの姿は見えない。


 嫌な予感はするが、はっきりと意識してはメンタルが保たない気がしたので戦いに集中する。


 眷属達を使えればなと思うが、何かしらの理由で出てこれない。



 !!?


 なんだ?


 急に寒気が……それに殺意のような視線。


 僕は周りを見渡す。


 あいつか。


 周りよりも頭1つ抜けてデカいやつがいた。


【鑑定】してみると、ホブゴブリンWという名前で、ゴブリンWの上位個体らしい。


 てか、ゴブリンWと違い過ぎる筋肉と殺意。


 あれは動物系モンスターよりも強そうだ。


 クレイジーベアと体格的にはいい勝負だ。


 それに自分の身長くらいの巨大な剣も肩に担いでいる。


 あんなので攻撃されたら防ぎようがないかもしれない。



 とりあえずは、ホブゴブリンWを優先して攻撃……



 ズボッ



 ……え?


 ホブゴブリンWの持っていた大剣が無くなり、僕の胸に刺さっていた。


 まじかよ、300m以上ある距離だぞ……




 ★


 僕は久しぶりに宇宙空間に来てしまった。


 くっ……どうすれば良かったんだ?


 あのモンスターブレイクを解決する手段が思い付かない。


 僕がホブゴブリンWよりも強くなれば、問題はあっさり解決するが、勝てる気がしない。


 だからと言ってエルフ達を見捨てたくはない。


 久しぶりにステータスを確認しよう。



【カノン】

固有スキル

 EX無限増殖Lv1 《残機無限》

 S通販Lv1

 A鑑定Lv6

 A魔眼Lv6《魔術眼》《魅了眼》

     《精霊眼》《即死眼》

通常スキル

 BテイムLv45《眷属召喚》《眷属同期》

       《眷属念話》《眷属収納》

 S精霊魔法

神気運用法

 神気…17,864,374ss

眷属

 蒼スライム《スラリン》超再生

 白銀スライム《リラ》思考加速

 漆黒スライム《ヴィラ》暴食

 中級精霊《57体》

 下級精霊《1324体》



【鑑定】と【魔眼】をモンスターブレイク時に使いまくったからか、レベルが両方共に6になっていた。


【即死眼】相手の即死点が見える。


 即死点?


 なんか物騒な名前だけど、この説明だけでは意味が分からないな……。

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