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源流
「興味があれば」と頂きものの展覧会のチケット
色鮮やかな世界が人気の絵本作家さんの原画展
ファンがお気に入りの場面の前で微笑んでいる
早々に展覧会から逃げ出そうとした
「これが先生の作品?」
「わたしでも掛けそう〜」
クスクスと笑う声が聞こえたから、興味を引かれた
『先生が好きな景色のスケッチ』と一言
鉛筆だか木炭だかで描かれたラフな白黒画
全身の血が湧き上がった
こんなものに目を赤くするなんて恥ずかしい
でも心が離れてくれなくて
もう少し展覧会を見て行くことにした
50エピソード目ですって〜




