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内なる獣

わたしの心の中には獣がいる

獣は体を使い締め付け、爪で傷を作り出す


息苦しくなるほど締め付けて

許されたかのように、軽くなる

けれども、もう一度まとわりついて

挙句の果てに、ここぞとばかりにきつく締め上げる


獣は爪で作った小さな傷に、追加で爪を入れてくるのだ

一度作った傷口に、再度爪たて肉をえぐり出す


いつまでわたしの中に住み続けるのか


いずれ獣がわたしの中から突き破り

わたしの全てを破壊する


心を破り捨てられればいいのに

ちょっとでも気になった

次も読んであげてもいいよ等あれば

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