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きらきらの星
きらきら星を誰かが歌いはじめた。
端にいる男の子だけが歌わずに目を瞬かせている。
「このお歌知らないの?」
「うん」
「じゃあ一緒に遊ぼうよ」
電球を外したりはめたりするように指を上にして半円を描く手遊びからはじめた。
彼が笑顔で手を動かし続けている中「きらきらひかるー」と節をつける。
不意に手を止めた男の子。
「ねぇ、何故お空の星はキラキラしているの?」
「それはね、夜のお布団の隙間から神様が見ているからだよ。
ほら神様は輝いているでしょう」
「ふーん」
彼は集まって来ていたお友達と、きらきら星を歌い始めていた。
もう太陽が家に帰り始めているというのに。




