転がる石
脳のデフォルトモードネットワーク(DMN)のイメージな石さんが主役です
僕は川の底に住むただの石
川が波立てば転がっていく
他の石たちと一緒にころころと
ある日流れ着いた川底は
とても穏やか
あまり波立つことも無い場所だから
僕はこの川底で過ごしていくだろう
時々ある小さな波で
周りの石らと戯れるくらい
ここにはね
ぴかぴか光る石、つるりとまぁるく綺麗な石
面白いほど平らな石
たくさん個性がある石たちばかり
僕のいびつな形はちょっと恥ずかしいんだ
でもね、お友達の平らな石さんが教えてくれた
「個性があると言ってくれたくれた石たちは
みんな君が作ってくれたんだよ」
どういうことか分からずいると
「君が転がれば転がるほどに
私たちはみんな磨かれていったということ」
それってつまり僕も役に立ってたということ?
そう君がいたから私たちは「個性」や「魅力」が出来上がったの
だからただ転がっているだけのいびつな石だなんて思わないで
私たちを作ってくれたのは君
私たちを作ってくれたから
みんな笑顔になったんだよ
そう言ってくれたんだ
DMN:めちゃくちゃざっくりいうと脳の安静時。ただその時にはひらめきがある。とのこと。
かなりざっくりとした意訳ですから、気になった方はお調べください。




