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空気人間
誰かに向かって泣いたとしても
誰に向かってわめいて叫んでみたっても
全然気づいてもらえない
だから私は誰かの腕を掴もうとした
するりとその腕
私の手から逃げていく
そっかそっか
私はきっと空気なんだね
自分では人間の形をしているように見えるのに
だから私の声は誰にも届かない
触れたところで気付いても貰えない
ならばどうして存在なんかしているの
気付かれもしない存在だから
例え消えてしまっても
だぁれも悲しんでなんかくれないね
誰かに向かって泣いたとしても
誰に向かってわめいて叫んでみたっても
全然気づいてもらえない
だから私は誰かの腕を掴もうとした
するりとその腕
私の手から逃げていく
そっかそっか
私はきっと空気なんだね
自分では人間の形をしているように見えるのに
だから私の声は誰にも届かない
触れたところで気付いても貰えない
ならばどうして存在なんかしているの
気付かれもしない存在だから
例え消えてしまっても
だぁれも悲しんでなんかくれないね
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