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 オレンジとチョコレートの入ったスーパーの袋を手に、わたしはしゃんと背筋を伸ばした。

隣町のスーパーで買い物帰り。

 おいしいオレンジを選ぶコツをメイナードから教わって、いい買い物ができた!



「つきあってくれてありがとね。それじゃ、あたしちょっと寄るとこがあるから。メイナードはさきに帰って。悪いんだけど、チョコレート冷蔵庫に入れておいてくれる?」

「……それはかまいませんが」

 袋を受けとりながらかすかに、メイナードの顔が曇る。

「お一人でだいじょうぶですか?」

「心配ないよ。それじゃ」



 あっさりと告げて、横断歩道を渡りきったタイミングで、信号が赤に変わる。

 よかった。なんとか一人になることができた。

 ほっとしながらわたしは歩き出す。




 ――実家に向かって。


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