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 メイナードにおすすめを訊かれたわたしはしばらく考えた。

「うーん。いっそ、美容サロンなんてどうかな? メイナード、おしゃれに気をつかってるし。髪型なんかも変えたら気分も変わるかも」




「主様。お気持ちは嬉しいのですが。わたくしの髪だけは、どうかそのままにしておいていただきたい」




 真剣な顔で、いやにきっぱり言うな。

「そうなのー? ぜったいかっこいいスタイルあると思うけど」

「お願いです」



 うーん。ここまで拒否するってことはもしかして――。

 わたしはある可能性に思い至ってしまう。

 髪全体が偽物とか……⁉

 え、こんなに若いのに?

 いやでもたしかに、オレンジに赤メッシュとか、ウィッグですって言われてもたしかにな髪型だよな……。

 やばい、悪いこと言ったかも。



「ご、ごめん。もう言わない。わかった。触れないでおくね」

 一瞬、切ない事情に触れてしまったかと思ったが、

「ありがとうございます」

 その微笑みがあまりにいつも通りで。

 その瞬間のことなんてすっかり忘れて、わたしはメイナードと二人、家路についたのだった。


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