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~メイナード視点~


「ねぇ今リアルにバッコン! って音しなかった?」

 男性の身体が派手に宙を舞い、砂埃をたてて地面に倒れます。

 ほの様と梅様が呆然とされる中、わたくしはけが人の救護に回りました。



「大丈夫ですか?」

 その男性を抱き起こします。

「ちっ。……なんなんだよこいつ……」

「メイナード。んなやつかばうんじゃねえ」

「ボイスさん。気持ちはお察ししますが、加減というものがあるでしょう。—―あなた、少し様子を見せていただけますか」

 順に、男性の腫れた頬や全身の怪我を見ていきます。



「よかった。怪我は頬だけのようですね。仲間が大変な失礼を」

「ちぇっ。なんだよ、そろって凶暴なやつらめ……! りさ、行くぞ」

 男性が唾をはいて、女性を伴って立ち去ろうとしたそのとき。

 ピーロンピーロンと、独特な着信音がしました。

 男性の身体からです。

「あ、あれ? おかしいな。さっきマナーモードにしたはずなのに」

 すると、伴われた女性が不審をかぎつけたように立ち止まりました。

「ちょっと待って。これってあたしたちが知り合った婚活アプリの通知音じゃない?」

「え、それは……」

 結果的に申し上げると再度その男性は宙を舞うことになりました。

「さいってー。まだほかの人とも会ってるのね。さようなら」

「おい、待ってくれよ。りさ――」

 男性がその女性を追いかける姿は見るも哀れでありました。


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