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勇者が残したもの  作者: みずポテト
第一章 帰るために
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03話 初めての魔法

 フェリア師匠は俺についてこいと言い、村外れの森につれ出した。

 道中フェリア師匠の住んでいるこの場所、そして魔法のことについて聞いた。

 ここは、ニベル国の領地に属するヨマワ村というらしい。この国は他の国に比べて田舎らしく大きさもさほど広くないらしい。そしてこの村は人が多く住んでいる町からすこし遠い位置にあるらしく、人もあまり多くは住んでいないらしい。はっきり言ってド田舎だ。


 そして、魔法だが魔法は何種類かあるらしく、一般的に使われるのは、


 ・攻撃魔法(相手を攻撃する魔法)

 ・支援魔法(バフを与えたり回復をする魔法)

 ・異常魔法(相手にデバフを付与したり妨害したりする魔法)


 他にもあるらしいが使い手がとても少ないらしい。

 今回は攻撃魔法を教えてくれるらしい。

 属性ごとに分かれており、最初は主に火、水、風、土この4種の属性が基本となるらしい。

 他にも氷、雷、聖、闇などがあるらしいがこの辺は最初から覚えるのは難しくまずは最初の4種を使えるようにするのが基本らしい。

 そして師匠は魔法についてイメージの具現化と言っていた。

 例えば水属性の魔法「ウォーターカッター」を出したかったら魔力を集めながら詠唱、そしてそこに水を刃として出すイメージができて初めてその魔法が放てるんだそうだ。

 しかし、イメージができていてもそもそも魔力が足りなかったり、その魔法に見合った出力、体内の魔力の動かし方ができていないと魔法は出せないみたいだ。

 そして1つの魔法の熟練度が上がると、その魔法を詠唱無しでも放てるようになるらしい。

熟練度の上がり方は人によって変わり、強力な魔法ほど熟練度を上げるのが難しいらしい。


 そんなことを話しながら歩いていると、大き目の岩の前に着いた。


「やり方はさっき言ったとおりだ。まずは見本を見せるその後にやってみろ。」


 そう言うと師匠は右手を手に向け詠唱を始めた。


「ウォーターカッター!」


 すると、岩にめがけ水の刃が飛び岩が少し砕けた。


「じゃあやってみろ。」


 まずは、右手を構え右手に魔力を集めるそれと同時に詠唱そして、水の刃を自分の手で出すイメージ。


「ウォーターカッター!」


 体から力が抜けた後右手から水の刃が発射され狙っていた岩の斜め後ろにあった少し小さめの岩を真っ二つにした。

 すると師匠は驚いた表情をしながら


「精度は悪いが初めての魔法でこの威力はとんでもない出力だな。鍛えたら強くなるぞ。」

「ありがとうございます!」


 しかし、自分の右手から岩を真っ二つにする水の刃を飛ばせると思うと恐ろしいな。

 そんなことを思っていると体が脱力感に襲われた。

 なんだこの疲労感立っていられない・・・。

 やがて俺は、その場に倒れ気絶してしまった。

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