望月栄子の世界
栄子は上昇志向の強い人間だった。2部上場の老舗と言われる商社に勤めていた。権力を貪欲に求め、時には自分の身体をも使いのし上がっていた。栄子はアラフォーと言われる年代に差し掛かり、部長代理まで登りつめていた。
あまり深く考えることが出来ない性格だったが、運の良さと今まで培った経験からくる判断力・判断力でカバーしており、一定の成果を常に上げていた。
成功の一方で失態もそれなりにあった。
そのミスを自力で解決出来ない時に、周りに頼るだけのコミュニケーション能力は持ち合わせていた。ただ、立場の弱い者に責任を押し付けたりもしていたため、どちらかと言えば嫌われていた。
栄子の中での同僚・部下は[役に立つか/立たないか]という2択な存在だったため、周りを気にすることもなく、また嫌われていようが気にも留めていなかった。
必要最低限でしか関わらず、プライベートを話すことも無かった。必然的に栄子の敵も多かった。
ある日、休憩時間に呼び出されて非常階段へ向かった。待っていたのは、新規開拓を一手に引き受ける営業課の面々だった。
普段から、栄子の所属する総務部とは様々な面で衝突していた。その中でも栄子は、割といいかげんな部長の代理として、いいかげんさをそのまま踏襲した対応をするため、彼等には最も嫌われていた。
それでも、彼らも納期のスケジュールや各社への支払などで決済印が必要な為、嫌でも関わらざるを得ない。
今回も、取引先側の都合で「向こうさんへの支払い期日を早めてくれ」との希望を受けた営業から、総務部へのお願いが来ていたが、部長の「そんな勝手を一社だけに都合付けるのはどうにもなあ」という一言でうやむやになった事が原因だった。
どうにか部長への執り成しと説得を言われ、栄子は明らかに興味のない声で返答する。
「私に言われても、そんな権限もないですよ? 結局は部長が最終決断をするのですから、私に言うよりも部長本人に直談判した方が有意義だと思いますが?」
最初から栄子の言いそうなこと事は予想していたのだろう。営業課の人々は肩を竦めて溜息を付き、各々踵を返し帰って行く。
「まあ、私が部長だったとしても同じ事を言ってたとは思いますけどね。」
その背に向けて、栄子はつい余計なことを呟いてしまった。貴重な休み時間を奪われた事への腹いせだった。また、特定への依怙贔屓ともとれる行為は、前例を作ると収拾が付かなくなるという考えに基づいた言葉でもあった。
だが、余程切羽詰まっていたのだろうか、営業部のうちの一人が徐に振り返り、栄子の肩を掴もうとする。
栄子は咄嗟に後退ろうとして、階段を踏み外す。
――――がががががごっ
栄子の身体が一瞬だけ宙に浮く。そして硬い階段に全身を打ち付けながら踊場まで落ちていく。
「え、、、き、きゃああああああーーーっ!!!!」
悲鳴が遠くから複数聞こえる。栄子は痛くて周りを見る余裕もない。どうやら、隣のビルの非常階段にも人が居たらしく、そちらからも悲鳴と、騒動を聞きつけた野次馬が増えていく。
段々と栄子の意識がブラックアウトしていく。血が流れる感触はわからない。酷く頭が痛む。
そして完全に意識を失った。
次に栄子が目覚めた時には、ただ白い空間に浮かんでいた。
「えっ? ここどこよっ?! 病院じゃないってどうしてよ!!どうなってるのよっ!!!」
自分の知らない間に、自分が知らない場所へ移動していた事への疑問から、思わず叫んでしまう。
元々、栄子は一度パニックに陥ると中々元に戻れない。欠点を自覚しているため対処法は学んだが、それでも暫くの間喚き散らし、疲れて気力が無くなったところで漸く状況を顧みる事を思い出した。
「あいつ等に呼び出されて、ええと、肩を掴まれそうになって、それからどうなったんだっけ・・・そうだ。階段から・・・落ちたのよね。それで多分、ここにいるってことは、そういう事なんだよね。。」
思い出すにつれ、信じたくない事実に行き当たる。
「私、あのまま死んじゃったって事なのね。じゃないと、私はここに居てる訳がないんだし。」
怒りの感情は不思議とない。疲れたからかもしれないし、この白い空間の非現実感が諦めに似た感情を齎しているのかもしれない。ただ、割り切れない。これからもっと上を目指していくつもりだった。部長はのらりくらりと躱していたが、もう少しで捕まえられそうだった。部長を足掛かりにして、さらに上へと登っていく予定だった。
それがまさか、あんなくだらない事で全てが無に帰してしまった。
幸い、というべきか、隣の会社の人間にも見られていたようだったので、社内での事故として揉み消されるような事は無いはずだ。あいつ等にも何か刑事罰が下ればいいのに、と栄子は怨嗟の呟きを漏らす。
自分の現状を把握したと同時に、この空間の意味が脳内に有る事に気が付く。
「なにこれ。ここに新しく国を造るって、どうすればいいのよ。」
栄子は困惑して手元の白い珠のような光を見つめる。
栄子は学生時代、記憶力はそこそこ良かったが、一方で応用が利かない性格だった。まずマニュアルがあり、それに従って動くことを良しとしていた。マニュアルから少しでも外れた場合、元のマニュアルからの派生版や応用とは考えず、ひたすら新規のマニュアルとして自分の中に取り込んでいった。
従って、突発的な事象に関してはまるで対応できない。それでも今まで溜め込んだマニュアルの中から近いものを思い出し、それを元に判断・決断していき新たなマニュアルとしていった。
現状の、マニュアルも何もない状態で、ただ新しい世界を造れ と言われても、栄子には全く何をするのかさえも、見当すらつかなかった。
「なんでも私の好きなように出来るって事? よねぇ。どう考えても。でも好きなようにってのが一番難しいんですけど!!」
誰に聞かせるでもなく、意味もなく叫ぶ。声を出さないと、自分が消えてしまいそうで不安だったからだった。
今更、自分の姿すらはっきりしていない事に恐怖を覚えた。
「さすがにちょっと不気味なんだけど。私、これ透けてるんじゃないの?」
自分の手を顔の前に翳してみる。手を、手だと認識すると段々と輪郭の曖昧さが消えていく。同じ要領で身体全体に意識を向けたところ、自分の姿がくっきりと浮かび上がってくる。
無意識に最後に着ていた服を想像していたらしく、このシーズンに入ったばかりの頃に買った、栄子にしては珍しく明るい色のスーツを着ている姿だった。
「なんか演技悪いわねぇ。他の服に着替えられないのかしら?」
お気に入りの服を思い浮かべてみる。
栄子は少しきつめの顔立ちだったので、仕事に関してはそれに合わせたカッチリした服を着る事にしていた。化粧も服に合わせ、顔立ちを強調するようにしていた。
だが、中身は昔から可愛いものが大好きだった。プライベートでは、他人が似合わないと言っても、自分が着たい服を着るようにしていた。
今も、思い浮かべた服は淡い桜色のシフォンブラウスに濃い茶色のパンツを合わせた姿だった。
しっかりイメージしたからだろうか、瞬く間に姿がお気に入りの服へと変わっていく。
「よしっ!」
思わずガッツポーズを浮かべる。
気分が盛り上がった所で、再び白い珠へと意識を向ける。困った。何も浮かばない。
元居た世界に寄せるのもなんだか嫌だった。かといって、アニメや漫画に詳しい訳じゃない。ドラマもあまり見ていない。そんな栄子でも、小説なら割と広く浅く読んでいた。
数は少ないが、ファンタジーな世界観の物語も読んだことがある。
「思いつかないし、昔読んだファンタジー系の小説の設定を借りようかな。」
たしか、天使と悪魔がいて、魔法が使えて、と考えたところで思考が止まる。あれは何の話だっただろうか。国盗りとか下剋上だっただろうか。
白い珠を見つめながら、ぶつぶつと呟いてるとモニターのようなものが浮かび上がってきた。ここに打ち込めと言わんばかりにカーソルが点滅している。
「キーボードないの? ソフトキーボードはどこよ!ああもう、画面にタッチしたらなにか出てくるとか?」
口に出しながら手を空中でパタパタと振る。モニターには触れてもなんの感触もない。栄子はイライラして文句を言い続ける。
ふと、モニターに指を触れた状態で思考したことを口に出すと画面に文字がそのまま浮かんでくる事に気が付いた。
「ええっ? なによこれ不気味・・・でもこうやって入力していけばいいのね。ヤダもう! さっきまでのも全部入いっちゃってるじゃないのよ!」
見れば、さっきまでの誰に対してかわからない苛立ちや文句が途切れ途切れに入力されていた。モニターに触れていた間のみ入力が可能らしい。
「どうしたらいいのよ・・・なにも思いつかないんだけど・・・」
そして先ほどのようにまた考えがあちこちへと飛ぶ。どうにか昔読んだ幾つかの小説の内容を思い出して、結局大まかなところだけを入れていく。細かい事が思い出せないというのもあるが、栄子の 「まあ、どうにかなるかな」 という、いいかげんな思いが一番ある。そういえば、と今更ながら、部長のいいかげんさは栄子の性格とも合っていて、あまり取り繕わなくて気楽だった事を思い出す。
「面倒だから、会社の人間とかをモデルにして、のし上がってトップを狙うのが当たり前なファンタジー世界にしよっと! 我ながらすごいじゃない!!」
自画自賛しつつ、モニターに触れながらいろいろと思いつくままに呟いていく。
国王がいて、その下に補佐役がいて、各部署があって、と考えていく。こうやってみていくと、国を矮小化したのが会社なんだなと栄子はつくづく思う。
「敵は身内にも外の国にもいるし、人間だけじゃなくて自然の驚異もあって・・ヤダ! なんか凄くサバイバルっぽい?」
段々と楽しくなってきた栄子は、自分が知ってる会社での人間関係や役割をそのまま国に落とし込んでいく。ここら辺はさすがにそれなりに役職に付いていただけあって、進めるのも慣れているために速い。そのまま自分に当てはまる立場の人間をつくるにあたり、上司に部長役を入れておくのを忘れない。
そうして、まず一つ目の国を造った。そして隣国をいくつか。敵対している関係性の国や同盟国や属国、そして絶対敵である怪獣のようなもの。
無からの創造は苦手だが、何かしらのマニュアルからの参照が有ればどうにかなるの典型で、やりだすと割と時間をかけずに栄子の世界は出来上がった。
最初の数週間は各部署や国同士の調整に手間取り、それこそ今まで仕事で携わった事のない分野で苦労した。だが、それも持ち前のいいかげんさが良い方に働き、なんとかなった。いや、なったと思っていた。
異変は徐々に表れていく。
まず、同盟国だと思っていた隣国と、なぜか揉めだす。そしてあっという間の開戦。敵対している別の隣国は、合わせたかのようにこちらも戦端を開いてくる。
そういえば、栄子の居た会社で以前あったトラブルと酷似していた。あの時も、同業者から派閥違いの他社と手を組むから、もう栄子の会社とは取り引き含めて関りを持たないといきなり通達がきた。合わせ被せるように、しのぎを削っていたライバル会社からも攻勢をかけられ取引先を奪われていた。
その後、同業他社から別業種へとこちらも方向性を鞍替えして凌いだはずだ。同じ要領で、隣国のさらに隣国へと密使を飛ばさせて戦争を終わらせるか、それとも全面的に迎え撃つのか。
世界に直接的には介入できない栄子はやきもきする。
「どうしようかしら。別の大陸を準備して、そこに新しい勢力を作って、こっちに介入させようかしら? それとも怪獣たちを大量に出して、混乱させたほうがいいかしら。国同士の結束が強まるのって、外敵が存在してこそよねえ。」
栄子は新しい国を一から造るよりは怪獣の方が楽だと思い、またすぐに殲滅されても困るからと、怪獣たちにも人間のような階級社会を持てるような知性を与えた。
見た目は前生で見ていた動物のままで、意思をはっきり持ち、人間のような思考を持つ。そのうち人間のような武器や道具を作りだし、栄子が驚くほどのスピードで進化を遂げた。
数年もたたぬうちに、獣人とも亜人とも呼ばれるその存在は、世界に住む人間にとっての新たな脅威となった。
栄子が世界を造ってから5年経った。元から居た怪獣と新人種である獣人たちと人間の国の、3つ巴どころか周りが全て敵であり、それぞれの国内も権謀術数が渦巻き吹き荒れる、混乱と血生臭い混沌とした世界が完成していた。
「どうして? どうやっても何所でも戦争してるし! このままじゃ人間もなんかよく分からないのも全部居なくなっちゃうじゃない!! 新しく国を造って、そこをユートピアにでもしたらいいのかしら・・・」
ここにきて、栄子は自分が何かしらのタブーを犯したのかもしれない、と思い至る。だが、それが何か想像がつかないため、修正の方向性も見えない。
このまま戦争が続き、生物が全て絶える時こそ、自分も終わる。せっかく生まれ変われた(?)のに、自分の好きなように世界を動かせるのに、できなくなる。
栄子は急に怖くなった。誰も栄子の事なんか知らない。なにもかもを下に見ているだけの自分は、誰の記憶にも残らない。ここには最初から何も無かったように、全くの無に帰す。
何かを残したい、自分の痕跡を残したいという気持ちに強く突き動かされる。これはまさに本能。
人間であれば、自分の遺伝子を生殖によって残し繋いでいく。
今、神のような存在である栄子には、同じことは出来ない。
いや、やってみないと分からないはずだ。と栄子は考える。もうタブーがどうということよりも自分自身が消える事の方が怖かった。
「そうよ! 私自身を神として世界に顕現させればいいのよ! そして、神の血筋を残していけばいいじゃない!!」
そうして決定的なタブーに足を踏み入れる。
創造主は、創造した世界に直接介入出来ない。この空間に現れた瞬間から、そう脳内に書き込まれていたはずだった。
自分が消えることの恐怖に、栄子は半ば錯乱していた。
以前考えていた楽園を造る。そこは争いもなく、穏やかな日常を送る人々だけが居る国。そして、最初に造っていた国の人間たちや後から現われた獣人たちよりも強い不思議な力を持たせる。
また他国からは容易に到達できないような場所に置く。地上ならば、たとえ海があってもいつかは辿り着かれる。
では空の上だったら? 現状では怪獣たちですら地上でしか生活していない。空は見上げるだけの場所だ。それなら攻め込まれることもない。万一開戦しても、地上の人間たちよりも強い力を持たせている。だから滅ぶこともないだろう。
栄子は自分の考えがまるで天啓であったかの如く妄信する。
地上の人間たちは驚愕する。
ある日、いきなり空高くに島のようなものが浮いている。
近づくことはできないため、その島が何かもわからない。何のために出現したかもわからない。
パニックに陥った人間たちは、ここでやっと空に浮かぶ島を共通の脅威と認識して和解する。
獣人たちも、人間に倣って敵を空中の島とする。
一致団結し、楽園に対して開戦することを決める。
束の間の平穏が地上に訪れる。
栄子は空中の楽園を造り、自分をその生活に組み込むことに意識を向けすぎており、もう地上の事は全く見ていなかった。穏やかな人たち、穏やかな毎日、そこにトップとして君臨する自分。そんな未来に向けて、ひたすら突き進んでいた。
神である栄子を迎え入れる世界。
それこそが栄子が望んでいた事でもあったのだ。そうだ。栄子は一番上まで上り詰めたかった。難しいからこそやりがいがあるし、目標として丁度よかった。
目標を達成した後なんて考えていなかった。
楽園が完成する。そこに栄子も現人神として顕れる。見目の良い伴侶を見繕って、これからはこの血筋を遺してこの世界を率いていく。
この世界の管理者であり、神そのものである。こんなにも良い気分になったのは初めてだ、と栄子は満ち足りた表情を浮かべる。
今の栄子は、世界を見るにあたり、白い珠を覗く目線と楽園の栄子が直接目にしている光景が混ざっていた。
少し前までは思った通りに目線を切り替えられていたはずが、今は楽園での目線の方がデフォルトになってる。
作業がひと段落して、楽園での日常に慣れてきたころ、やっと楽園以外の世界にも目を向けた。
目線を苦労して管理者モードにする。
地上ではいつの間にか停戦しており、一見平和にみえた。
栄子は、楽園という外敵が現れた事によって、戦争を一時的にでも回避して平和へ向かっているように見え、これでこの世界は大丈夫だ、と糠喜びした。その先なんて考えなかった。
ある日、地上から空に向かって攻撃を仕掛けてきた。
戦争こそ、科学や武器の発展を爆発的に促すという、前生での知識をすっかり栄子は忘れていた。
凄まじい勢いで武器が開発され、魔法や戦争のやり方も進化を重ねて変貌を遂げていった。
こんな空にまで地上の人間たちの手が届くはずがない。そう思っていた。
届かない目標にこそ、到達しようと努力する者たちの血を吐く想いを忘れていた。
人間たちは地上を離れる術を編み出していた。まるで産業革命時代のヨーロッパを目の当たりにしてるようだった。
易々と楽園に乗り込まれる。
穏やかな楽園の住人たちは、力こそ地上の人間たちを上回っていたが、元が戦うことを知らないために簡単に蹂躙されていった。
人間と手を組んだ獣人たちは、いつの間にか人間と混ざり、新たな人種となりこの戦いに先陣を切ってきた。
栄子が、人間の驚異足るような人種に作った獣人たちの力は圧倒的ですらあった。そこに人間の狡猾さや知識を取り入れており、もはや覇権を握っていた。
そんな者たちの前では、創造主であり神であるはずの栄子も無力であった。
「待ちなさい! 私は貴方たちを造った神なのよ! 神に逆らうのは愚かな事なの!! だから今すぐここから立ち去りなさいよっ!!!」
栄子は楽園の侵略者たちに向かって叫ぶ。
当然相手にもされない。それでも立場が上の人間である事は認識されたようで捕らわれる。
戦利品扱いをされ地上に連れ去られた栄子は、必死で管理者モードに戻ろうとする。戻れない。絶望が襲ってくる。
最初に地上目線になってから戻るのはどうやったのかを繰り返し思い出してみる。
やっと戻れそうな感覚を掴んだ。
が、それを見張っていた者に目撃され、怪しい動きをしているから危険だと判断された。
反乱分子とみなされ、その場で処分が下される。栄子の腹に武器が吸い込まれるように刺さる。
「ど、、して・・な・・ん・・・・」
栄子がこと切れると同時に世界が無に帰す。最初から何も無かったのように、一瞬で全てが無と化す。
白い珠が周りの空間に溶けていく。膨れ上がった熱量こそは膨大であったが、それもあっさりと空間に馴染んでいく。
------どこからともなく声が聞こえる。
「10年もよく持った方だな。」 と。
望月栄子の世界はこれで完全に終わった。
誤字報告ありがとうございました。