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王家のプライベートビーチ

「ユーリア姉の妹のリリスです。よろしくお願いします」


ユーリアとリリスちゃんを別荘まで連れて来て、リリスちゃんは勿論初めてのメンツばかりなので自己紹介となった。


「ようこそ、いらっしゃい。気軽に楽しんで良いからね。

それに何か困ったことがあれば、遠慮せずに僕達や使用人に声をかけてくれ」


「ユーリアも美人さんだから、リリスちゃんも可愛いのだ!

せっかくの海なのだ!一緒にいっぱい遊ぶのだ!」


「リリスちゃん、何かあれば相談してくださいね。

回復魔術も使えるから、ケガや病気は任せてください」


ジェフリー、ダキニ、シーラとそれぞれリリスちゃんを受け入れてくれそうで何よりだ。


「それでは、皆様方。夕飯の用意が出来ましたので、食堂にお集まりください」


俺達の自己紹介を見計らったように、アナベラさんが声をかけて来たので、皆で食堂まで移動した。



食堂のテーブルに着席すると、次々と料理が出てきた。

海沿いの街ということで、魚や貝を中心とした海鮮たっぷりの料理が揃っている。

普段、海鮮料理を食べる機会が少なかったので、俺も皆も楽しんでいた。

うん、でも生で食べる習慣がないのか、どれもしっかりと火が通っているので、日本人としては、ちょっとだけ物足りない。

生の海鮮にわさび醤油で楽しみたいな。

鑑定を使えば、寄生虫とかの心配もしないで食べられるだろうし。


夕飯を頂いた後はお風呂を頂いて、今日は休むことになった。

流石は王家の別荘である。かなり大きな湯船もあり、ゆっくり浸かることが出来た。




翌朝、朝食を済ませたら、全員で海まで行った。

その場所は王家のプライベートビーチで、ちょっとした家もあり、そこで着替えをしたり休憩を取ったりも出来る。

王家専用の海の家って感じだな。


俺とジェフリーはさっさと着替えを済ませて、2人で砂浜に来ていた。

こういう時は、女性は時間がかかるからな。

砂浜にも使用人の方々がパラソルやデッキチェアも用意されている。

なんというか、本当に至れり尽くせりって感じだな。


「そういえば、今更だけどさ、海って魔物はどうなっているの?

俺らはなんとかなるだろうが、リリスちゃんは流石に戦闘させるわけにはいかないだうし」


「人を襲うような魔物は滅多に岸には寄らないはずだよ。

本当にごくたまに、マーマンの様な半魚人型の魔物が近づいて来ることもあるらしいが、ほら沖の方に大きな帆船があるだろ。

あそこに、この領の兵が乗っていて岸まで近づいて来ないように交代で監視をしているんだよ。

それに、ここはうちの騎士達もいるから、まず滅多なことはないと思うよ」


ジェフリーからそんな解説を受けた。


「なるほどな。

でも、本当に学生の旅行とは思えないサービスだよな。

騎士達も前に学園でジェフリーを守っていたのとはレベルが違うしな」


「あ、やっぱりアキトは気がつくか。

一応、彼らを擁護すると、学園内で僕に気づかれないように、隠密に特化していたから、戦闘能力は少し落ちるメンツだったらしいよ。

今回は普段父上の近衛兵を務めているのを連れて来ているからね。

国王陛下の近衛兵までとはいかないまでも、第一王子の近衛兵だから国でもトップレベルなのは間違いない」


「それは大盤振る舞いだな。

しかし、それだとジェフリーの父上の護衛は大丈夫なのか?」


「父上というか、第一王子家の護衛を任せられている近衛隊長がいるんだけど、その人が魔術学園の生徒に負ける近衛とはって感じで、改めて他の近衛兵達を鍛えなおす良い機会ってことになって、その人と幹部陣の大半は王都に残って実地で訓練をしているらしいよ」


「そういう感じなのね。ちょっと悪いことをしてしまったな」


「あの時は、僕が頼んだのだから、アキトは気にするなよ。

ところでアキト。レベルが違うって言っていたけど、ここに来ている近衛兵と戦って勝てるかい?」


「それ、周りにいらっしゃるのに、俺の口から言わせるのか」


「あぁ、本音のところを聞かせて欲しい」


「はぁ、1対1ならば属性魔術等なしの近接戦闘だけでも楽勝。

今回、来ている全員対俺でも手間はかかるだろうが、同じ条件でも勝てる。

何でもありだったら、全員を瞬殺ってレベルじゃないかな」


そういうと、明らかに周りの騎士の皆さんが俺を見る目が変わった。

おいおい、俺はジェフリーに言われて答えただけだぞ。


「やっぱり、それくらいの実力差はあるんだろうな。

お、女性陣も準備できたみたいでこっちに来ているぞ」


うん、場をかき乱す感じの発言をしておいて、フォローなしで話を変えますかジェフリーさん。

すぐに女性陣が近づいて来て、声をかけて来た。


「アキト!ジェフリー!おまたせなのだ!早く海に入って遊ぶのだ!」


ダキニは可愛らしい感じのセパレートの黄色い水着である。

お胸の方は普通にあって、普段は少し子供っぽい感じのダキニとはちょっとだけイメージが違う。


「アキト兄。どうかな?水着可愛い?」


リリスちゃんは走って俺の元まで来てしがみついて、聞いてきます。


「こら、リリス。そんなに慌てて走らないの。

アキトさん、ジェフリーさん。お待たせをしました。」


姉のユーリアはリリスちゃんの後ろを付いて来ていました。

ユーリアもリリスちゃんもお揃いでサイズ違いのワンピース型の水着である。

ユーリアは緑の水着で、手足がスラッと伸びていてスタイル抜群です。

ただ、お胸の方は未だ控えめですが、祖母のディードーさんはかなりのお胸をしていましたので、これからに期待ですかね。

リリスちゃんは、赤色のユーリアと同じ水着でちゃんと可愛くなっています。


「うん、リリスちゃん可愛いよ。2人ともよく似合っているね」


「わーい、アキト兄。ありがとう。お姉ちゃんも良かったね」


リリスちゃんは喜んでくれて、急に褒められたユーリアは顔を赤くしてしまった。


「あ、あの、その。お、お待たせしました。」


一番後ろから現れたのは、シーラだった。

シーラは青色のいわゆるビキニタイプと呼ばれる水着を来ていた。

そして、お胸の方はダイナマイト。かなり大きい物をお持ちのようだ。

普段のシーラの服装からは想像が出来ない感じだ。

それを恥ずかしそうに隠しながら、ゆっくりと現れた。


「皆さんや着替えを手伝って頂いた方に勧められるがまま来てみたのですが、やっぱり恥ずかしいです。

あの、やっぱり変じゃないでしょうか?」


「そんなことないよ。シーラには似合っていると思うよ。なぁアキト」


「あぁ、間違いなくシーラにお似合いの水着だと思うよ」


ジェフリーと俺が褒めるとシーラは更に顔を赤くした。


「ほ、褒められるとそれはそれで恥ずかしい気がしてきてしまいます」


あれま、でもこのまま恥ずかしがって、海で遊べないのは可哀想だよな。

それだったら、他の水着に着替えた方が良いかな。

俺としては、今の水着が非常に似合っているから勿体なくはあるが。

うん、非常に勿体ない。


そう思っていたら、ダキニが近づいて来た。


「シーラは気にしすぎなのだ。海で遊んでいれば気にならなくなるのだ。ほら、海に行くのだ」


ダキニは、胸を隠していたシーラの手を取って、引っ張りながら海へと向かっていった。


「え、え、え。ちょっと待ってください。ダキニさん!」


腕を引っ張られながら、なんとかシーラもダキニに付いていく。


「あ、ダキニ姉にシーラ姉ズルい!私も海に行く!待って~」


ダキニとシーラが海に向かったので、我慢できずにリリスちゃんが2人の後ろを走っていく。


「こら、リリス待ちなさい。海は何があるか分からないから、私と一緒にいるって約束でしょ」


その走り出したシーラちゃんを追いかけるように、ユーリアが走っていく。


うん、なんというか慌ただしいな。


「じゃあ、僕達も海にいきますか」


とジェフリーが言い出したので、女性陣の後を追って海へと向かった。


女性の読者の方がて不快になられたらごめんなさい。

水着回で女性のお胸に触れないわけにはいかなかったのです。

野郎の水着?語る必要ないでしょw

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