海沿いの街に到着
注:ユーリアの母親の名前が他のキャラと同一なのに気がついて、ローザへと変更されました。
「この腕輪をはめていれば身体強化を維持出来るので、馬車に乗らずに走り続けるのはどうだ?」
「それが良いのだ!馬車に乗るならば、走り続けた方が全然良いのだ!」
コアからの提案をダキニに掲示をしたら、ダキニは飛びついてそちらを選んだ。
まぁ、あの状況を見たらそうなるだろうな。
ということで、ダキニは馬車に並走することになった。
ダキニ1人を走らせるのは、なんか申し訳ない感じがあるので、無理をしない範囲で誰かが一緒に走ってみることにしてみた。
俺やシーラが一緒に走る分には、騎士達は温かい目で見ているだけだったが、ジェフリーが走ると流石に騎士達は慌てだしたが、ジェフリーが
「護衛なのだから自分が走っているだけで、慌ててどうする。
私が走っていても護衛できるように、注意を怠るな!」
と、一喝すると騎士達も顔を引き締めて通常通りの護衛に戻った。
そんな感じで、今日の宿となる街に到着をした。
最初はシーラ、ジェフリー、俺の3人交代でダキニと走っていたが、シーラもジェフリーも魔力もきつくなって、体力的にもバテてしまったので、後半は俺がほとんどダキニと一緒に走ることになった。
俺が走り続けるのが分かると、ダキニは獣化をして一気に加速をして先に進むので、俺も縮地で付いていき、馬車と騎士達を待っているってことをやり始めた。
騎士達も獣人族の獣化を知ってはいたが、初めて見たみたいなので驚かれた。
まぁ、途中で俺とダキニが道を間違えて、俺達が馬車を追いかける場面もあったが。
朝から縮地でジェフリー達と合流して、合流したらダキニと一緒に走り続けた。
結局、今日は走り続けた一日だったな。
ダキニは走った方が、やはり楽だったようで、清々しい顔で街まで到着した。
王族のジェフリーが泊まる宿ということで、かなり大きな宿で休むことになった。
一応、王族の務めということで、ジェフリーは街の代官と面会だけは済ませていた。
宿の食堂で食事をとって、俺達4人とアナベラさんは一番大きなジェフリーの部屋で食後のお茶を頂くことにした。
「しかし、アキトさんが異常なのは分かっていましたが、ダキニさんもずっと馬車に並走をし続けるなんて、凄いですね」
「本当に、アキトは化け物だからあれくらいは走り続けるのは楽勝だろうけど、コアによる魔力回復の補助があるにしても、ダキニがここまで走り続けるとはね。
でも最近は授業でも獣化も使い慣れているようだし、ダキニは一気に成長しているな」
シーラもジェフリーも、人を異常やら化け物とか言い出して酷いなぁ。
ちょっと、この世界の創造神と地球の管理神に特盛スキルを貰っただけじゃないか。
「アキトと一緒にダンジョンで訓練しているからなのだ。
あそこで魔力がどんどん回復するから、色んな訓練を際限なく出来るのだ」
「それで、あそこまでのスタミナが付くようになったのなら、私も一緒にそのダンジョンでの訓練をしてみたいな」
「えぇ、私もアキトさんと冒険者の活動を一緒にさせて貰う時に、その差を少しでも縮めたいと思っていましたので、是非参加をさせて頂きたいです」
一応、Sクラスの皆にはダキニの獣化の制御が出来るようになった時に話をしていたが、ダキニの上昇した実力や俺との冒険者としての魔物退治で、自分も参加したいと思うようになったようだ。
「2人も参加するとなったら、ユーリアも誘わないと可哀想だよな。
一応、ユーリアにも後で確認をしてみよう」
これだと、ダキニとのダンジョン訓練はSクラスメンバー全体に波及しそうな感じだな。
翌日は街からスタートで基本は俺がダキニと一緒に走り、時たまジェフリーとシーラが走るという感じになった。
ジェフリーやシーラと並走する時は、獣化は止めて身体強化でランニング気分に切り替えて走っている。
昨日もそうだけど、しっかりとした街道沿いなので魔物の出現は本当に少ない。
騎士の中で探知系の魔術の使い手もいるのだろう。
騎士が連携してサクッと倒してしまうので、特に気にすることもなく走っている。
だんだんと海の匂いがするようになっていた。
獣化すると五感の間隔が鋭くなるダキニはちょっと前からウズウズし始めていた。
そこから、少し進むと海が見えてきた。
異世界の海も青かった。
いや、ちょっと異世界だから赤い海とかだったら、嫌だなって思っていたので、青い海で本当に良かった。
環境も良いのだろう、すごく澄んで綺麗な青い海だ。
海水浴も普通に出来そうだ。
ダキニが今すぐにも海に入りそうになっていたので、ダキニを抑えて行かせないようにしている。
うん、気持ちは分からなくもないが、街に入ってからにしような。
そんなダキニを抑えつつ、海沿いの街へ到着し、王家所有の別荘まで向かった。
街の中心からは少し離れているが、小高い丘の上にあり海を一望できる景色は最高である。
別荘自体も大きな屋敷と使用人や騎士達も泊まれる別棟まである、流石、王家所有ということになる。
というか、こんな立派なところを俺達がくつろいでしまって良いのだろうか。
「ジェフリー殿下、御友人の皆様方、ようこそおいでくださいました。
どうぞ、ごゆるりとおくつろぎください」
先行してここに来ていた王家の使用人の代表の人に挨拶をされて、メインの大きな屋敷の中に入った。
とりあえず、各々の部屋を案内されて、リビングで一息入れることになった。
「いやぁ、流石に王家の別荘だな。なんだか、俺らが使って本当に良いのかって思ってしまう」
「別に気にする必要ないさ。学園に王家の人間が通っている時は、長期休みになるとその王族に優先して別荘を使う権利が与えられるのさ。
学園で頑張っている王族への息抜きらしい。それに他の王族は学園の長期休み以外でも利用できるからね。
流石に国王陛下に言われれば譲らざるを得ないけど、外交等で使う時以外は滅多に強制させることはないから、気にせずくつろいでくれ」
一息を入れた後、ユーリアとリリスちゃんを迎えに一度エルフの里に戻ることにした。
エルフの里のユーリアの実家の前に転移をした。
実家の扉をノックすると、リリスちゃんが飛び出して来た。
「アキト兄、お帰りなさい。
それで、どうだった?私が行っても大丈夫?」
「OKだってよ。リリスちゃん。
ほら、連れて行ってあげるから、お父さんやお母さんにちゃんと伝えておいで。
それに準備も済ませないと連れて行ってあげないよ」
「アキト兄。急いで準備するから待っていて!
お父さん、お母さん、行っても良いって~」
そう言って、家の中へリリスちゃんは戻って行ってしまいました。
「アキトさん、お帰りなさい。本当にリリスも一緒で良いのですか?」
代わるようにユーリアが出てきて、そんなことを尋ねて来た。
「ジェフリーは勿論OKしたし、ジェフリーのお付きのメイドさんも大丈夫って言ってくれたよ。
だから、ユーリアも気にしないで、楽しもうよ」
「それなら良かったです。じゃあ、私も出発の準備をしてくるので、中で待っていてください」
ユーリアも中に入っていった。
俺も中に入らせてもらい、改めて学園長先生とローザさんにご挨拶をした。
2人からもジェフリーにくれぐれもよろしくお願いしますと言伝と、俺にもユーリアとリリスちゃんのことを頼まれた。
現地には騎士や使用人も多くいるし、現地までは俺が責任を持って送り迎えをするので安心をして欲しい。
そんな、話をしていたら、元々準備が出来ていたのであろう2人はちょっとしたら戻って来た。
「それじゃ、お父様、お母様行ってきますね」
「お父さん、お母さん、行ってきまーす」
2人の挨拶を済ませて、俺の転移でジェフリー達のいる別荘を目指した。
なんか、妙に苦戦をしました。
表現の加減とか微妙かも・・・
そして、後書きのネタまで浮かばない
あ、マジでそろそろ毎日更新危ういです。
止まったら、ごめんなさい。




