表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
梅雨の終わり、奇跡の始まり  作者: あららったったの
6/23

6:しかし新たな登場人物に物語は混迷を深め、 【6月29日 昼】

6

別に、やりたくてやるわけじゃない。「仕方ないこと」なのだ。考えてみれば俺の人生に、間違いなんてあったのだろうか。あるとしたら、一体どこで、なにが間違いだったのか。そんなことはどうでもいいのかもしれない。いつか誰かが言ってたな。「歴史にifは存在しない。」そう、それなら、今の状況に身を投じるしかないのであろう。世間から見れば極悪非道かもしれない、が、俺から見れば正当防衛なのだ。仕方があるまい。乗っているバンが止まる。自分が緊張しているのがわかる。スライドドアを開けて外に出て、車の後ろに回り込んでトランクを開ける。トランクの扉の下潜る形になる。大きなバックが目につく。ここまできたら、躊躇することは何もない。鼓動が高まる。バックを開けようとして、響いた大きな音に全身が震える。鐘がなったのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ