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続・シュレディンガーの鴨葱  作者: ネギ愛好家
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とあるアイの唄

テーマ【アイ】


貴女と繋いでいた手を離して

独りで歩けるようになり

気がつけば他の誰かと繋ぐようになっていた


嬉しそうにそれを見守る貴女の瞳の中に

わずかに見えた感情の波を

私は見つけてしまったけど、見つけなかったふりをした


あぁ、見守る貴女よ

その手のぬくもりは

貴女から貰い、そして今から貴女以外の誰かを繋いでいくのだろう

貴女から引き継いだ、この感情の名前は、今の私にはわからないまま…


繋がれる側から、繋ぐ側となり

そして手放す側から、手放される側へと

いつか貴女のように置いて(老いて)いった


悲しいと、思う私の頭の中に、

あの日の貴女の瞳の中あった感情が

まるで合わせ鏡のように私の中にも湧いていた


あの時の貴女も、貴女の頭の中に今の私のような誰かの感傷が見えてしまったのかもしれない

あぁ、旅立つ君よ

その手のぬくもりは

他の誰かの手を、心を繋ぎ、癒すのであろう

私から受け継いだこの感情の名前すら、今の君はわからないだろうけど…


わずかに見えた感情の波に

名前をつけるとしたら、

私はそれを「哀」と呼ぼう

あの日の私は見ないふりをした、この感情は愛から出づる哀なのだと…


あぁ、旅立つ人よ

その手のぬくもりは

他の誰かの手を、心を繋ぎ、癒すのであろう

誰かから受け継いだ感情の名は

受け継いだ人の数だけ名前がある

それを私は愛より出づる哀と呼ぼう


【読了後に関して】

感想・ご意見・ご指摘により作者は成長するものだと、私個人は考えております。


もし気に入っていただけたのであれば、「気に入ったシーン」や「会話」、「展開」などを教えてください。「こんな話が見たい」というご意見も大歓迎です。


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