プロローグ
初投稿、初執筆です。至らないところだらけですが、ソフトに指摘等いただけるとうれしいです。
「はぁ~・・・またやっちまったな~」
俺は柳颯太冴えないサラリーマンだ。今日もつまらないミスで上司に怒られてしまった。こうやって毎週のように気を落としているこんな俺も気づけば三十路一歩手前の29歳だ。今晩は何を食べようか、そんな事を考えながらなんとか気を紛らわせつつも足取りは重く下を向きながらいつもの帰宅ルートを歩く。あと4、5分も歩けば自宅のマンションが見えてくるそんな時であった。
「きゃぁ~~~~!」
突然の悲鳴に驚いて顔を上げると目の前の横断歩道を歩く小さな女の子に信号無視をしたトラックが猛スピードで迫るところであった。
「危ないっ!」
助けなくては!そうしっかりと考えた訳ではないが体が動いてしまった俺は女の子を反対車線に突き飛ばしトラックの前に飛び出してしまった。あっと気づいたときにはトラックと接触し跳ね飛ばされた。
「ぐっ・・!」
すさまじい衝撃が体を襲い浮遊感の後アスファルトの上を転がった俺は体中至る所から出血しており口からは声の変わりに血の泡が漏れた。奇跡的に意識はあったが、もう助からないだろうなと命が零れ落ちていく感覚を味わいながら静かに目を閉じた。