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目指せオーケストラ!!※休載中  作者: 遊莉
はじまりの音色
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私の1日:後編


 それから、お家に一度帰り、お昼ご飯を食べました。


「旦那様はいないから、お昼の祈りは私が言うのよ?」


 お父さんはお仕事に行ってて今は居ません。

 お仕事の内容も、実はまだ教えてもらってないので、何をしてるか分からないのです。


「それじゃ、さっさと食べるから待っててね♪命に感謝を」


「ううあうあうあ〜」



 そして、私もお母さんもご飯を食べたら、わたしはお昼寝をさせられます。

 もっと、もっと音楽の時間を!!


「ハーティアは、たくさん寝て、たくさん遊んで、可愛らしく育つのよ?」


「うあ〜…」


 お母さんにお腹をぽんぽん、と叩かれながら優しい声をかけられると、自然と瞼が重くなります。


「〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜〜♪」


 この子守唄は、とても安心出来ますが、 自分で歌おうとすると、自分の声で寝てしまいます。


「すぴ〜〜〜………」


「おやすみなさい、ハーティア……」


 そして、私は意識を手放しました。





「ハーティア?ご飯の時間よ〜」


 のんびりとしたテンポで、お母さんはゆうごはんの時間を知らせに来ました。


「さぁ、旦那様も待ってるわ♪行きましょうか」


「あうぅ……」


 私は眠気眼を擦りながら、気の抜けた返事を返します。



「ハーティアも起きたか」


 起きたっていうか、どちらかといえば、起こされたが正解だと思います。


「では、命に感謝を」


「命に感謝を」「あうあうあ〜…」


 私はまだおネムです。




 夕飯も食べ終わり、私はスッカリ目が覚めました。


「今日は初めての音楽教室お疲れさま♪」


「あうあー」


「そんな頑張ったハーティアには、ご褒美を差し上げよう〜!」


 なぜかお母さんは、もったいぶった仕草と言葉遣いで、私の目の前に小さな、とはいっても私から見れば中くらいの大きさの箱を手渡されました。


「うう?」


「ほらほらハーティア、開けてみて?」


 そしてその箱を開けると、いきなり小人が出てきました!


「あうあー!!」


 びっくりしましたが、よく見れば、それはお人形さんでした。

 そして箱の裏には、謎のネジ巻き!!

 果たしてその正体とは!?


「ハーティア、このネジ巻きを回してみて?」


 分かってるって、お母さん〜〜、うふっ♪よく私の好きなものをご存じで!!

 そして私は、ネジ巻きをたくさん回しました。

 すると、箱から青い半透明の泡のようなものがでてきて、みるみるうちに膨らんでいき、私とお母さんは、泡のなかに閉じ込められました!


「うぁ〜〜〜……」


 そして、キラキラと泡のなかが光だし、小人が小さなトライルを手に持ち、明るく陽気な曲を奏で始めました。


「ふおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!」


 私は思わず大きな声で叫んでいました!

 ああ、なんて楽しい曲なのでしょう!!その旋律に、私の心は、愉悦と感動の渦に飲まれていくようでした。


「ふっふっふ〜!みたかハーティア!!これが、ラストメア・クリスタルの力だ〜〜!」


 お母さんは、とっても上機嫌にそう述べ……って、まさかこれはお母さんの手作りなんですか!?


「驚くのも無理はないわね……これは、毎日貴女を昼間寝かしつけたあとコツコツコツコツと、少しずつ結界を応用させて、幻想的な世界を擬似的に作り続けていたのよ♪

でもね?完成したのは今日なの。ハーティアが音楽教室にいってる間に完成させたのよ!!」


「ふおぉぉお!」


 お母さんは天才です!!よく分かりませんが、とってもすごいということだけは分かりました!!


「因みにこの曲は、私が引いた曲を、再現魔法を人形に閉じ込めて、まったく同じようにひかせたの。実は私は、郷一番の美人なのでしたー♪」


 なんだってえええええ!?

 この郷では、音楽が上手な人は美男もしくは美女と呼ばれ、見た目の美醜は関係ありません。

 お母さんは、美男でも美女でもなく、美人といいました。

 つまり、お母さんが郷で一番音楽が上手なことになります!!


「さて、ハーティアちゃんの驚く顔も見れたし、おねんねの時間よ〜♪」


 こんなに興奮しているのに寝られませんよ!?

 お母さんもそう思っていたようで、一端部屋から出るとトライルを持ってきました。


「では、娘に初めてお披露目します。曲名は、『ルナの光り』どうぞ、心ゆくまでご堪能下さい」


 その1分後、私は眠りに落ちました。


 




※本日より、『魔女と呼ばれたあの人は、とっても優しい人でした』の連載を始めます。

 主人公の名前は、クラリス・ハート。

 いつものごとく、説明不足な小説ですが、後から小出しにしています。

 文句が有る方は、心にその言葉をしまっておいて下さい。

 

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