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Bonds school  作者: 空井美保
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12話 ピンチ

夏恋が月菜にそう言うと、夏恋は自分の言った言葉に驚いた。

「あ、えっと・・待って月菜・・。」

「隼人くんじゃ、なかったんだ・・・。」

月菜は安心したようにそう言った。

夏恋が言いたいことはそういうことではない。

悠真と言ったのもまだ途中だ。

好きと言うだけではない、仲間として認めたこと、その気持ちが好きなのだ。

異性として、男子として、付き合いたいということで好きということではない。

夏恋は心の中でそう思っていた。


「琉李が!!」

といきなり祐斗ひろとが大声を出して、教室に入ってきた。

「なんだなんだぁ?」

悠真が祐斗にそう言うと、早口で焦った表情で、

「琉李が花王学院の女子に連れてかれたんだよ!!!」

『はぁ?』

男子たちは信用しないでそのまま、先ほど話していた話を続けようとする。

祐斗が信じてくれない悠真たちを見て、呆れていると

「どんなやつだ・・?その連れて行った女子ら。」

隼人が祐斗を信じて、やって来た。

「このクラスの女子なんだよ・・・香莉とか・・。」

「悠真、祐斗のこと、少しは信じてやれよ。」

隼人が言うなら・・と悠真はやる気を取り戻す。

「しゃぁ!行くぞ!!琉李を取り返しに。」と悠真が言うと、男子たちは

『しゃーーあ!!』

大声を出した後、教室を全員で出て行った。


「どうする?夏恋。」

「え?」

月菜が自分たちもついていかないの?という顔でこう言った。

「行こう?夏恋、月菜。」

舞佳がイスに座っていたが、立ち上がって教室を出て行くと、

麻央も一緒に教室を出て行った。

「行きましょう・・か。」

月菜と夏恋も教室を出て行った。

現在、授業中だが、教室には誰もいない。


「あんた、一体あたしらに何しようとした??あぁ?」

香莉が本性むき出しに琉李をイスに縛り付けて怒ってきた。

「あたしたちのこと、ずっとつけて、どうするつもり?」

沙菜がそう言うと香莉が琉李をイスに縛り付けたまま、何かを琉李に差し出した。

「な、何だよこれ・・・。」

不気味な笑い方をしながら、香莉は

「注射よ?これをさせば、楽になれる。」

「・・・・・・・・違法だろ!お前、そんなの持ってていいのかよ!!」

「あたしたちは、女学園とは違うの!!!」

大きな声で香莉は言った。

沙菜が恐る恐る口に出した言葉・・それは、

「わたしたちは、本当は・・花王学園の最低ランクが付いてる・・。」

花王学院は女子たちが勝手に決めたランクがあり、

ランクが低いといじめのターゲットになったりする。

自分の価値をあげるためにはランクの高い者の言いなりにならなくてはいけない。

香莉や沙菜も中学1年生のときは明るくて行儀がよくて優等生だった。

制服も崩さずにしっかり着こなして、学年順位も10位ないには普通に入っていた。

だが、卒業生、去年の3年生にランクの書いた紙を渡されたとき、香莉は驚いた。

勉強も運動も性格もよかったのに、いきなり最低ランク、Fランクがついてあったからだ。

そこから、頭の悪い女子がBランクなど付いていたため、香莉たちはその女子のいいなりになった。


「わたしたちだって、変わりたいの!」

「沙菜・・なんでそんなこと言うんだよ!」

沙菜の本当の気持ちに、やはり素直になれない香莉。

「あたしらは、前のあたしたちとは違うの、分かってるでしょ?」

「そうだけど・・・でも。」

ごちゃごちゃと話しているうちに、香莉たちを見つけて、悠真たちがやって来た。

女子も3分後くらいにやって来て、香莉たちの立場が悠真たちによって逆転した。


「花王学院の女子って・・やっぱり花王学院ね。」

「そうそう、悪いことばかり企んで、すぐに行動しちゃうんだから。」

麻央と舞佳が大きな声で話す。

すると、香莉たちは反抗して、琉李に注射を向ける。

「あんたたちの仲間がどうなってもいいの?」

「やめなさいよ!あんたたち、今の立場分かってんの?」

舞佳の声がすっかり聞こえなくなっている香莉。


琉李を助けようと祐斗が行こうとしたが、隼人に腕をつかまれる。

「いまお前が行ったら、お前まで女子にやられるぞ。」

「いんだよ!!!仲間を助けるなら、俺が犠牲になっても・・」


そこに警察のパトカーの音が近く聞こえてきた。

夏恋が琉李の方を見ていると、舞佳が小さい声で

「実は・・誰かが、警察に通報したみたい・・」

「え?」

「誰かは分からないけど、ね・・」

警察の音に気づき、香莉たちは逃げていった。

夏恋たちがその場に残されると、警察が3人ほど入ってきた。

「警察です、事件の可能性のため、身柄確保。」

手錠をかけられたのは・・・・・・・・・・



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