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魔王の娘は剣士様にぞっこん!?  作者: 恋苺かぷち
第一章

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第6話 魔族の拠点を求めて

街を出てから3日目。

俺達は魔族が隠れ住んでいるといわれる場所に向かっていた。

あの魔族が言っていた事が気になっていたからだ。


「本当にそんな場所があるのかしら?」

「古い文献によればあの戦いの後、ここから南に下った森の中に魔族が逃げ込んだと書いてあるんだ。そしてその魔族達は例の不可侵を守り、人間と共存したいと言っていたとも伝えられているらしいんだ。」

「ではユウはそれを確かめたいと?」

「そうだな。もし文献が本当なら今魔族の間で何が起きてるのかわかるかもしれないしな。」


もしあの魔族が言っていた事が本当に起こったりしたら、またこの世界が戦乱に巻き込まれる。だから確かめて事前に防げるなら防ぎたいと思ってしまう。

そんな事を考えて歩いていたら丁度お腹が空いてきた。


「そろそろ休憩にしましょうか?ずいぶん歩きましたし。」

「そうだなぁ。休憩しながらご飯にするか。」

「では用意しますね。」


そう言うとレファナはテキパキと準備しだした。俺は BOX(ボックス)から適当に食材を出す。以前食文化が発達した街であるグルメティで色々買っておいたものが残っていた。

そうしてグツグツと煮込み、あっという間に完成したのはオイモやニンジーンが入ったミルクスープだった。

「さぁ食べましょうか。」

「「いただきます!」」


俺達は一斉に食べ始める。やはり美味しい!

レファナと旅をするようになって一番変わったのは食事だった。俺もある程度は料理出来るが、レファナは別格だった。


「やはりレファナの料理は美味しいな。」


俺は素直な感想を口にする。これから毎日こんな美味しいご飯が食べられるのだと思えば口元が綻ぶ。


「ありがとうございます。これでも元シスターですから家事は得意なんですよ。」


そんな他愛もない話をしながら食事をする。一人旅も悪くなかったが、やはり仲間がいると旅も楽しいものだ。


「「ご馳走様でした。」」


食事を終えてゆっくりする。このペースならあと少しで目的地に辿り着くはずだ。先を急ぎたい気持ちだが、今は一人旅ではないし楽しみながら歩くのも悪くないな。


そして街を出てから7日目。

俺達は南の大森林に辿り着いていた。


「ここに魔族の里が?」

「分からない。文献によればここにあるはず。」


そう言いながら目の前の大森林を見る。見た感じ何の変哲もない大森林なのだ。本当にこの辺りに魔族の拠点があるのだろうか?


「とりあえず奥に進もう。何か手がかりが有るかも知れない。」

「そうですね。」


俺達は大森林の調査を開始する。手分けして何か無いかと探すが、目新しいものはない。


「見れば見るほど何も無いですね。生活している跡も無いですし。」

「そうだな。魔族特有の魔力の揺らぎも感じない。」

慎重に辺りを探して進んで行く。もしかして敵の襲撃があるかもと魔力探知も使ったが、何も無い。

「何もないな。もしかしてもう他の場所に移動したのか?」

「かもしれませんね。」

やはりもうここには居ないかもしれないな。」こちらに逃げ込んだ魔族に関する情報はあの文献だけだし、もう何年も前の話だからな。

そう考えながら歩いていると目ぼしいものを見つけた。


「ん?あれはなんだ?」

「何か見つけたんですか?」

「ああ」


レファナは俺の声に反応し近づいて来る。

俺は目の前にある物に指を指す。


「あれはなんでしょうか?」

「なんだろうな?とりあえず近づいてみよう。」


俺達は目の前にある物に近づいてみるとそれは古びた遺跡のようだった。


「凄いなこれは!!まさかこんな所に遺跡があるなんて。」

「そうですね。しかし何故こんな所にあるのでしょうか?」

「もしかすると昔の戦争で作られた可能性がある。過去の文献では世界中で争いが起こったとあるし。」

「なるほど。その時からある遺跡ならば何か手がかりありそうですね。」

「そうだな。慎重に調査しよう。」


俺達は大森林の奥にある遺跡を調査し始めた。中は思った以上に広かった。


「しかし広いな。」


遺跡の調査を開始したがなかなか証拠が見つからない。何せこの遺跡は広すぎたのだ。


「ユウ!今魔力探知に反応が有りました。」

「本当か?何があるか分からないから一旦合流しよう。」


そう言いながら俺達は合流し遺跡の奥に進んで行く。

さて、この先に何が待っているかな?

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