7・東の国の渡来人・簒奪
国の侍とは別に、我々で平民から人を集め戦闘集団を作る事に許可が出た。
この隊を“鬼兵隊“と名付けた。
上の物は笑いながら許可証と場所を提供してくれた。
「おい、お前達任せたぞ」
「はっ!了解です!」
6人の自衛隊員に戦闘教育を任せた。
各村で兵士を募集すると50人近くの人数になった。
寝泊まり出来る宿舎は作ってあるので全員そこに放り込む。
2組に分け畑仕事と戦闘訓練を1日交代で行う。
しばらくしてこの中からセンスのある者を4人ほど選抜した。
コイツらは徹底的に洗脳し暗殺マシーンとして活躍してもらう予定だ。
レンジャーの常に担当させる。
数ヶ月過ぎ練度が上がってきた。
今日は東の守護と侍大将達が訓練を見に来た。
コイツらは大笑いしている。
皆で揃って同じ動作で竹槍を扱って居るのが面白いらしい。
「松岡殿!コレは何とも面白い踊りじゃな!ぜひ祭りの時も見てみたいぞ!戦闘には使えんけどな!」
「あぁ!敵を笑わせる事が出来ますな!」
「そうですなぁ、まぁ時間稼ぎぐらいには役立つと思いますよ」
っと調子よく話に乗ってやる。
(こいつら集団戦の怖さを知らない愚か者だな)
「さて、松岡殿他に何かあるとの事だが?」
「検地をお願いしたい。どこにどのくらいの土地があり誰が管理をしているかということは知っておきたいですな」
「なるほど!わしらもそれは何となくとしか把握しておらんな、たまに貴族同士揉める事がるからな・・・うむ、よろしくお願いする!そこ元に何人か付けさせよう」
領土の測定と登記簿の作成に入った。
これで作戦の第二段階へ進んだ。
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登記簿が出来上がった。
そこに住んで居ないのに税だけ巻き上げる貴族が居る。
これを無効とし土地を国の管理下とする法律を作った。
実はこういう土地がかなりあった。
貴族なんぞ地方より都に居たいのは分かっているからな。
次々と守護殿達は取り上げていき国は潤った。
これに対し貴族側も黙っては居ない、先代の右腕と言われた戦略家を筆頭に反対派を結成した。
話合いは拗れに拗れた。
我々はここで暗殺部隊に守護側近の大老の暗殺を命じた。
雨の日の夕刻、城門を出たところで大老を襲った。
コイツらには面斬り突きしか教えていない。1人敵にむけ全力で4度剣を振ったら逃げる事を教えている。
ヒットエンドラン方法だ。
暗殺は上手く行き大老お側の者共々即死した。
これには守護殿が怒った。
反対派は知らぬ存ぜぬと言うばかりだ。
(当たり前だ、やってないのだからな)
2日後、若年寄の屋敷に押し入り家族ごと皆殺しにした。
そして守護殿が反対派討伐に動いた。
争いも数年も過ぎると一旦落ち着いた。
お互いかなり消耗している。
いよいよここで我々は動くことにする。
我々の鬼兵隊はすでに200人を超えて練度も上がっているのだ。
「守護殿ここは我々が力技で落としましょう」
「おおっ!松竹梅殿頼もしい!頼むぞ!」
松岡・竹山・梅田の3人は最近、松竹梅と呼ばれていた。
(頼むぞ!じゃねぇよ馬鹿が!笑)
川に砦を作り籠城していた反対派を、力技で打ち破り砦の中に攻め入った。
これには守護殿は大喜びし自分の侍を全投入した。
暗殺部隊は反対派のお偉いさんだけ狙わせ首を取った。
反対派を皆殺しにし完全に勝利した。
守護殿と侍は勝鬨を上げている。
「皆の者!松竹梅大義であった!では城に戻るぞ!」
我々に背を向けた。
「竹槍部隊整列!」
俺らは民兵を整列させる。
何かやるのか?と振り向いた守護殿・侍達。
「突撃!」
そいつらに向かって一斉攻撃を仕掛けた。
個人の剣技ばかり競う侍とは違い、戦争は集団戦の方が強い。
あっという間に皆殺しだ。
そのまま城に入り貴族の女は自分達の奴隷にした。
登記簿で調べた土地により、土地は耕して居る者の所有とした。
税金はかなり上げたが、土地が自分のものになった農民は気にしなかった。
これに民主は熱狂した。
民主の中で優秀な者も役人としてどんどん登用した。 (ほんとうに馬鹿ばかりだと扱いやすい)
松岡は若い頃から夢見ていた事があった。
天下統一だ。
俺が戦国時代に生まれれば天下を取れたのに!っと本気で思っいたぐらいの思い込みの激しい人間だった。
流派宗家になり、武術協会会長になったが全然満足出来なかった。
では天下統一とは何を持って言うのか?っという事は良くわかっていない。
ただ城のだだっ広い部屋に人がぎっしりいて、そいつらが自分に跪くのを見たいのだ。
人が己に跪く姿は快感なのだ。
何とも言い表せない至上の快感なのだ。
「よく聞け東の民よ!これからわしは天下統一!全国制覇をし、この世の覇王になる!我に従え!」
東の国の他国への侵略戦争が始まった。




