21・エンド・オブ・ザ・ワールド
最終話です。
お付き合い頂きありがとうございました。
助けた商人、後州屋の屋敷に呼ばれた。
かなりやり手の商人だか、悪どい事はしないので人気がある商人で、“助けの後州屋”と呼ばれているそうだ。
「後州屋殿そんなに気を使わないでくれ!それと女は要らん!」
「では綾お酌を!八代様こちら我が娘の綾でございます」
「八代様、お父様をお助け頂き感謝致します。これからも末長くお願い致します」
「は?末長く?」
「ところで八代様、浪人とはお前ほどの腕前!士官先も私にお任せください!いえ、見つからなければこのまま当家の婿に・・・」
後州屋の隣に座って居る綾が八代に微笑んでいる。
とりあえず2日ほど屋敷に留まり接待漬けだった。
帰ろうとした時、南の国の勘定方が店に現れた。
その者は俺を見かけると、丁寧なお辞儀をした。
「これは御伽衆様、こちらの店になにかご用が?何なりと申し付け下さい」
それを見た後州屋は固まった。
「御伽衆様!では八代様は渡来人様でございましたか!」
「八代様!では綾を末長くよろしくお願い致します!」
「不束者者でございますが旦那様には尽くしますので、末長くお側において下さいませ」
(おいおいおい!何言ってる!)
「こっ!これは!御伽衆さんおめでとう御座います!」
「これ!守護様に連絡だ!」
一旦、南の都に戻る事になった・・・
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結局そのまま押し切られ綾は嫁になった。
豪商のお嬢様なのに畑仕事も出来る。もちろん計算や帳簿付けも出来る。
「商いを生活の糧としているのですから、知識や体験は必須です」
との事だ。はっきり言って俺の秘書としてもかなり優秀で、小集団をいくつかつくりチームで仕事を回すようにした。
かなりの効率化だ。
文句無しの嫁さんだった。
吉間さんの婚礼も近づいたので馬車で北の国に行き、志村さんと合流した。
お互い嫁をもらうと思わなかった。っと笑ってしまった。
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西の国は婚礼で街はお祭りだ。
城の中ではパーティーが開かれている。
「吉間さん玉の輿だな!」
「何言ってるんだよ!」
「若い嫁で良かったな!」
「そっちもだろ!」
「夕子です!私、友達って居ないので仲良くしてくださいね!」
「綾です。こちらこそ宜しくお願いします」
「春代です、はいもちろんです!」
嫁3人は和気あいあいと女子トークで盛り上がっている。
1時間程話し、少し酔った綾は外の空気を吸う為に露台に出た。
空を眺めると星が綺麗だ。
1番きらびやかな一等星の星を見つめる。
「あら?」
ゆっくりと動いているように見える。
目を凝らしてみていると不二山に降りた。
「綾どうしたの?何かあったとか?」
春代が露台に出たままの綾を心配して見に来たようだ。
「ごめん、何でもないよ」
2人は旦那達のいる部屋に戻って行った。
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不二山に黒い球体が降りると中から緑の液体が出てきた。
盛り上がり人の形になると祠に歩いて行った。
礼拝箱を覗く。
「はぁーやっぱり見に来て見ればこれだ!全く誰よ!壊したのは!この世界も崩壊かしらね。えーっとあら?明日崩壊なのね!まぁどうでもいいけどね」
緑の人は球体に歩いて行く。
「さて、また代わりに新しい世界作らなきゃ!忙しいわね!」
球体に乗り込むと凄い速さで空に登って行った。
ある池に蓮が浮いています。この蓮は毎日2倍に増える性質があります。
もしこの蓮が池を全て覆うのに30日掛かるとしたら、では池の半分を覆うのは何日目?って話しがあるけど15日では無いのよねー。
直感的には半分だから15日って思うのよねー。
でも答えは29日。
人は29日目にはまだまだ半分もあると思うのよ。
でも翌日は全部埋まるのよ。
この星は今この29日状態なのよねぇー。
そもそもここの世界は作るのちょっと失敗しちゃっで一部システムの時間が速く進んでるから、他の世界からの生命力をもらって抑えないと、ほかの世界の倍の速さで破綻して行くのよねぇー。
まぁそれでそっちの世界の人間をたまに引っ張ってきちゃうけど、そんなの神の私にとって取るに足らない小さい問題なのよ。
せっかく神である私が作った生命維持システムを壊すからよ。
ざまぁってやつね!
クズは滅びるがいいわ!
終




