第4話「新ビースト登場」
ここは、闇の組織ダークペガサス団の基地、ボスの天馬博士は、気持ちを落ち着かせるように、パイプオルガンをひいていた。
「いやー、ボスのピアノの音色は、実にいい。」ランプは、うっとりしながらそう言った。
「ボス、今度こそ完成しました。」ハムエッグが、やってきて言った。
天馬博士「何がだ?」
ハムエッグ「鋼鉄の体でどんな攻撃も寄せ付けない、その名もアイアンタートルー。」
サラ「今度は、すごーく硬そうね。」
アイアンタートル「アイアーン、オレの体は、攻撃も効かない。」
天馬博士「では行け、アイアンタートル。」
アイアンタートル「かしこまりアイアーン。」
そのころ、ジュウカイジャーの5人は、たくさんのスキルメモリのスキルを試していた。
ガチャ!
「ファイヤー!」
ボワァー!
写楽「あっちー!」
ブラックジャック「なるほど、ファイヤーメモリのスキルは、火炎放射か。」
ケンイチ「よーし、ここにあるメモリは、全部使い方がわかったし、次の戦いには持って来いと言った所かな。」
レオ「そうだね、使いたいときは、ベルトのバックルから出せばいいし。」
そのとき。
ブーン「みんな、ダークサイレンだ、出動だ。」
5人は、出動した。
町では、アイアンタートルが街を破壊していた。
アイアンタートル「アイアーン、人間どもよ、逃げ惑え。」
ケンイチ「そこまでだ。」
アイアンタートル「何なんだおまえたち。」
ガチャ!
「ライオン!」
「シャチ!」
「タイガー!」
「イーグル!」
「バイソン!」
5人「ビーストチェンジ!」
ケンイチ「炎の覇者、レッドビースト!」
写楽「水の覇者、ブルービースト!」
ピノコ「風の覇者、ホワイトビースト!」
和登さん「雷の覇者、イエロービースト!」
ブラックジャック「大地の覇者、ブラックビースト!」
5人「あふれるビースト魂、ビースト戦隊ジュウカイジャー!」
アイアンタートル「おまえたちがジュウカイジャーかアイアン、だがオレに勝てるかなアイアン。」
ケンイチ「やってみなきゃわかんないじゃないか、みんないくぞ。」
4人「おう!」
みんなは、ビーストブラスターをソードモードにして攻撃した。
だが、アイアンタートルのボディが剣を跳ね返された。
ケンイチ「か、硬い。」
アイアンタートル「貴様らの攻撃など効かぬわ。」
ブラックジャック「だったらこれでどうだ、猛牛棍、バイソングランド!」
アイアンタートル「きかぬわ。」
ブラックジャック「うそだろ、バイソングランドが効かないなんて。」
ケンイチ「だったらこれでどうだ、ライオンソード、ライオファイヤー!」
アイアンタートル「効かない、効かない。」
ケンイチ「うそ、ライオファイヤーも効かない。」
アイアンタートル「今度はこっちの番だアイアン。」
アイアンタートルは、腕からビームを撃ってきた。
5人は、撃ち飛ばされた。
アイアンタートル「ハッハッハッ大したことないなーアイアン。」
と、アイアンタートルは、笑いながらどこかへ行ってしまった。
ケンイチ「くっ。」
和登さん「あのカメめー。」
マンモスベースに戻ったケンイチたちは、お茶の水博士にアイアンタートルのことを話した。
ケンイチ「あのダークモンスターの防御力は厄介だったよ。」
ピノコ「どうすればあの硬い体を突き破れるのよさ。」
「うーん、そうか、あれを使う時が来たか。」と、ブーンが店の奥から取り出したのは、1枚のビーストメモリだった。
和登さん「それは、ビーストメモリ。」
写楽「まだあったの。」
ピノコ「これってキリン?」
ブーン「そう、このキリンメモリをビーストバズーカに刺して撃てば、あのダークモンスターの防御力を砕くことができる。」
「そうなの、やったー。」と、写楽は喜んだ。
お茶の水博士「ただし使いこなすためには、いつもの2倍のビーストパワーが必要じゃ。」
和登さん「2倍!?じゃあもっと力をつけなきゃ。」
写楽「じゃあどうやって。」
ブーン「このオレが一肌脱いでやろう。」
ケンイチ「え、ブーンが?」
ボブ「ブーンは、元ジムのキャプテンだからな。」
ブーン「特訓は厳しいぞ、それなりの覚悟はあるのか?」
ケンイチ「はいあります。」
レオ「僕もあります。」
こうして、ケンイチたちとレオたちの10日間の特訓が始まった。
そして、10日が過ぎ。
ブーン「よくここまで頑張った、俺に教えることはなにもない、これだけ頑張ったなら、このキリンメモリを使いこなせれるはずだ。」
そのとき。
お茶の水博士「みんな、ダークサイレンじゃ。」
街では、またアイアンタートルが現れ町を破壊していた。
アイアンタートル「アイアーン、アイアーン。」
ケンイチ「そこまでだ、ダークモンスター。」
アイアンタートル「性懲りもなくまた来たな。」
写楽「今度はさっきみたいには、いかないよ。」
ケンイチ「みんな、変身だ。」
4人「おう!」
ガチャ!
「ライオン!」
「シャチ!」
「タイガー!」
「イーグル!」
「バイソン!」
5人「ビーストチェンジ!」
「合体、ビーストバズーカ!」
ケンイチ「キリンメモリセット。」
アイアンタートル「何が来ようとオレのアイアンボディで跳ね返してやるわアイアン。」
ケンイチ「ならば、僕たちのビーストバズーカと勝負だ。」
「ターゲットロック、キリンロングシェイバー!」
すると、波動がキリンの形になって槍のようにアイアンタートルに突撃した。
アイアンタートルもアイアンボディで守りを固めた。
キリンの波動がアイアンタートルに激突した、
すると、アイアンタートルの体にひびが入りそして、アイアンタートルの甲羅を貫通した。
「そ、そんな、オレの体に傷を、うがー。」
ドッカーン!
ケンイチ「やったー!」
天馬博士「七色いんこ、出番だ。」
七色いんこ「ふん、使えそうなやつと思ったのに、ビッグエナジー注入!」
すると、アイアンタートルが巨大化した。
アイアンタートル「アイアーン。」
ケンイチ「いくぞ!」
ガチャ!
5人「ビースト召喚!」
「ビースト合体!」
「完成!ジュウカイオー!」
ジュウカイオーは、ビーストソードで斬った、だが、アイアンタートルのアイアンボディには手も足も出ない。
アイアンタートル「無駄だ無駄だ、今度は、こっちからいくぞ。」そして、目からビームを出した。
5人「うわぁー!」
ピノコ「いったいどうすればいいのよさ。」
すると、お茶の水博士の声がした。
お茶の水博士「ケンイチ、キリンメモリを使って召喚するんじゃ。」
ケンイチ「キリンメモリを召喚?わかった。」
ガチャ!
「キリン!」
「ビースト召喚!」
すると、ジュウカイオーの前に巨大なキリンのビーストが現れた。
和登さん「す、すごい。」
ケンイチ「君の名前は?」
キリン「俺の名前はジラー、よろしく。」
ケンイチ「じゃあ、ジラー、行けー。」
アイアンタートル「なんだ、獣一匹じゃないか。」
ジラー「私をなめちゃ困るよ、くらえー、ジラフホーン!」
ジラーは、頭の角で攻撃した。
アイアンタートル「ぐわぁー!」
アイアンタートルは、あまりの衝撃で思わず倒れる。
ケンイチ「おーいジラー、いっしょに戦おうぜ。」
ジラー「よーし、だったらビースト武装だ。」
写楽「ビースト武装?」
ピノコ「ないそれ?」
レオ「つまり、ジュウカイオーがジラーと合体できるってことだよ。」
ケンイチ「そうか、じゃあいくぞ。」
5人「ビースト武装!」
すると、ジラーが槍に変形して右腕のシャチマルと変わって合体した。
5人「完成!ジュウカイオー•スピアー!」
「何になろうとオレのアイアンボディには、傷ひとつ付けさせれん。」そう言って、アイアンタートルは、ジュウカイオー•スピアーに向かって駆け出した。
5人「必殺、ロングクラッシャー!」
ジュウカイオー•スピアーは、右腕の槍を弾丸のように発射してそして、アイアンタートルの体を貫通した。
アイアンタートル「ぐ、ぐわぁー!」
ドッカーン!
ケンイチ「やったー。」
マンモスベースで、ケンイチたちは、ジラーにあいさつしていた。
ケンイチ「でもすごいよ、ビーストってレオたち5匹だけじゃなかっただなんて。」
ピノコ「新しいビーストは、ジラーだけなのブーン。」
ブーン「いや、もっといるぞ、実はこの4匹を作ったんだ、パンダメモリとマンタメモリとスタッグメモリとビートルメモリ、そしてキリンメモリだ。」
和登さん「へー、ビーストメモリって、まだこんなにあっただなんて。」
ブーン「今のおまえたちならこの3匹を使いこなせるだろう。」
写楽「え、ホント。」
シャチマル「使い方しだいだけどっす。」
写楽「やっぱり。」