第2話「新たなスタート」
ケンイチは、これまでのことをヒゲオヤジに詳しく聞かせた。
ヒゲオヤジ「んーなるほど、謎のレンタルショップと未来から来た科学者か、で、ケンイチは、そのブレスとメモリで変身して、さっきの怪物と戦ってるっていうのか。」
レオ「僕もいっしょに戦ってるけどね。」
ヒゲオヤジ「うわぁ!何なんだこのライオン、しゃべってるぞ。」
ケンイチ「あ、おじさん、紹介するよ、僕の友達のレオだよ。」
ヒゲオヤジ「友達、このライオンがか?」
ケンイチはレオのことを詳しく聞かせた。
ヒゲオヤジ「んー、なるほど、そんなにすごい奴
だったのか、わしにもそのマンモスベースに案内してくれないか。」
ケンイチ、「うん、いいよ。」
次の日、5人はヒゲオヤジといっしょに、マンモスベースに来た。
お茶の水博士「おーケンイチくん、みんな、で、この人だれじゃ。」
ケンイチ「僕のおじさんだよ。」
ヒゲオヤジ「ケンイチの叔父の伴俊作だ、探偵を
やっているぞ。」
お茶の水博士「探偵、すごいじゃない。」
ヒゲオヤジ「それより、なぜこの5人があんたに選ばれたんだ。」
お茶の水博士「それは、ケンイチくんたちに、動物の魂を感じたんじゃ。」
ヒゲオヤジ「なに!?ケンイチは、動物ではないぞ。」
お茶の水博士「そうではなく、動物の魂とリンクすることが、できる存在なのじゃ、誰でもできるわけではない。」
ヒゲオヤジ「なるほど、特別な魂ってことじゃな、ケンイチすごいなー、よし、わしも協力しようじゃないか。」
ケンイチ「なにするのおじさん、おじさんは戦えないよ。」
ヒゲオヤジ「わしは戦わんけど、探偵の力で協力させてもらうぞ。」
そのころ、ダークペガサス団の基地では、ボスの天馬博士と部下たちが次の作戦を練っていた。
ランプ「ディスクカッパ、簡単にやられたからな。」
ハムエッグ「次は、どのモンスターでいくかだ。」
天馬博士「だったらもっと強いモンスターを作れ。」
スカンク「ボス、その必要はないね、もう作ったもんね、その名も、パワーショベルとゴーレムを合体させた、ショベゴーレムだ。」
天馬博士「なるほど、強そうだな、ショベゴーレムよ、
我がダークペガサス帝国を作るために、その怪力で町を破壊してくるのだ。」
ショベゴーレム「かしこまりー。」
一方ケンイチたちの方は、ビーストのことを話していた。
ケンイチ「ビーストたちってすごいよ博士。」
ピノコ「トラマルのメモリって、Bライザーで変わるなんてすごい力なのよさ。」
お茶の水博士「ビーストには、まだ隠された力があるんだ。」
写楽「隠された力?それってなに?」
お茶の水博士「それは、合体じゃ。」
ケンイチ「え、レオたちって合体できるの!?」
お茶の水博士「もちろんじゃ、5匹のビーストと5人の心がひとつになるとき、
巨大なるビーストの王になるんじゃ。」
ピノコ「へー、そうなんだ。」
そのとき、突然ダークサイレンがなった。
お茶の水博士「ダークサイレンじゃ、みんな出動じゃ。」
5人「らじゃー。」
街では、ショベゴーレムが両腕のシャベルでビルを破壊していた。
ショベゴーレム「ゴーレム、人間どもよ、逃げろ、怯えろ、我が帝国のために泣き叫べ。」
ケンイチ「そこまでだ!」
レオ「ダークモンスター、これ以上の悪事もここまでだ。」
ショベゴーレム「何者だ、貴様ら。」
ケンイチ「変身だ!」
4人「おう!」
ガチャ!
「ライオン!」
「シャチ!」
「タイガー!」
「イーグル!」
「バイソン!」
5人「ビーストチェンジ!」
ケンイチ「炎の覇者、レッドビースト!」
写楽「水の覇者、ブルービースト!」
ピノコ「風の覇者、ホワイトビースト!」
和登さん「雷の覇者、イエロービースト!」
ブラックジャック「大地の覇者、ブラックビースト!」
5人「あふれるビースト魂、ビースト戦隊ジュウカイジャー!」
ショベゴーレム「おまえたちがジュウカイジャーか、行け、ワルイーダー!」
さあ戦いだ。
ブルービーストは、シャチランサーでワルイーダーたちを斬り裂きそして、地面からシャチマルが現れ、体を回転させワルイーダーたちを斬り裂き、
ホワイトビーストは、タイガーダガーでワルイーダーたちを斬り裂き、トラマルは素早い動きで鋭い爪でワルイーダーたちを斬り裂き、
イエロービーストは、イーグルクローでワルイーダーたちを斬り裂き、アクイラは、空からワルイーダーたちに襲いかかり、
ブラックビーストは、猛牛棍で、ワルイーダーたちを叩きつけ、ボブが力強い突進で、ワルイーダーたちをぶっ飛ばし、
レッドビーストは、獅子王剣ライオンソードでワルイーダーたちを、一気に斬り倒し、レオは、鋭い爪と牙で、ワルイーダーたちに噛み付いて斬り裂いた。
だが、ショベゴーレムが岩を投げてきた。
レッドビーストに命中した。
ケンイチ「つ、強い。」
和登さん「確かに前回の奴よりパワーがすごい。」
ピノコ「だったらどうするのよさ。」
すると、Bライザーからお茶の水博士の声がした。
お茶の水博士「ケンイチくん、ベルトのバックルに入ってる、他のスキルメモリを使うんじゃ。」
ケンイチ「他のスキルメモリを?」
お茶の水博士「それには、地球上の生物と人類の科学力を宿してる、使ってみるんじゃ。」
ケンイチ「わかった、やってみる。」
ガチャ!
「ビュンビュン!」
すると、動きが急に速くなった。
ショベゴーレムが投げてくる岩をかわせるようになった。
ピノコ「すごいのよさ、よしあたしも。」
ガチャ!
「モグモグ!」
すると、ホワイトビーストが地中にもぐり、ショベゴーレムに地中から体当たりした。
写楽「よし僕も。」
ガチャ!
「ビローン!」
すると、ブルービーストの右腕が伸びた。
写楽「すごい。」
そして、ショベゴーレムにハサミの衝撃波を発射した。
お茶の水博士「今じゃ、今こそ5人の武器をひとつにするんじゃ。」
5人「OK!」
「合体、ビーストバズーカ!」
ケンイチ「ターゲットロック、ファイヤー!」
ショベゴーレム「ぐわぁー!」
ドッカーン!
みごとショベゴーレムを倒した。
ケンイチ「やったー。」
ダークペガサス団の基地では、ハムエッグがその様子を見ていた。
ハムエッグ「ボス、ショベゴーレムが奴らに倒されました。」
天馬博士「ふん、七色いんこ、出番だ。」
七色いんこ「おまかせあれ、ビッグエナジー注入!」
すると、倒されたショベゴーレムが巨大化した。
ケンイチ「でかくなったか、いくぞ、レオ。」
レオ「OK!」
ガチャ!
5人「ビースト召喚!」
すると、レオたちが巨大化してビーストになった。
ショベゴーレム「くらえー!」
ショベゴーレムの岩がレオたちに襲いかかる。
写楽「これじゃあうかつに攻撃できないよ。」
お茶の水博士「ビーストたちだけじゃ無理だ、ここは合体して食い止めるんじゃ。」
ブラックジャック「なに、合体だと。」
ケンイチ「よくわかんないけど、いくぞ!」
5人「ビースト合体!」
5匹のビーストと5人の心がひとつになるとき、巨大なるビーストの王が生まれるのです。
5人「完成!ジュウカイオー!」
天馬博士「ん、ビーストたちが。」
ランプ「まさか、合体ができるとは。」
お茶の水博士「成功じゃ。」
写楽「わぁーかっこいい。」
ケンイチ「やっぱこれだね。」
さあ巨大ロボの戦いだ。
ジュウカイオーが、右腕のシャチナックルでショベゴーレムにパンチ。
だが、ショベゴーレムは腕のシャベルでジュウカイオーをひっかいた。
だがジュウカイオーは胸のライオンから出す火の玉で反撃され、そしてジュウカイオーは、左腕のタイガーナックルでショベゴーレムをおもいっきりパンチした。
ケンイチ「とどめだ!」
5人「必殺!ビーストストリームバスター!」
ショベゴーレム「ぐわぁー!」
ドッカーン!
ピノコ「やったー!あたしたち初めて合体してロボを操縦したのに勝ったのよさ。」
ブラックジャック「当然だピノコ、オレたち、5人の気持ちは、いつでもひとつだ。」
そしてみんながマンモスベースに戻ると、ヒゲオヤジが何かを作っていた。
ケンイチ「おじさん、何をしてるの。」
ヒゲオヤジ「おーケンイチ、みんな、ちょうどいい、これを見てくれ、お茶の水探偵社のチラシじゃ。」
ケンイチ「お茶の水探偵社?」
和登さん「なにそれ?」
お茶の水博士「実はヒゲオヤジさんと相談されて考えたんじゃ、このチラシを作ってたんじゃわしら。」
ヒゲオヤジ「おまえたちもチラシ作り、手伝ってくれ。」
5人「えー。」ケンイチたちは、夜遅くまでチラシ作りを手伝わされた。
そのころダークペガサス団の基地では。
ハムエッグ「ショベゴーレムもやられちゃいました。」
ランプ「大丈夫ですかこの調子で。」
天馬博士「安心したまえ、本当の戦いは、これから始まるのだ、覚悟しろよ、ジュウカイジャー。」