有能な作者の書くストーリー小説は【重厚で面白いストーリー小説】だが、無能な作者が書くストーリー小説は【軽薄でつまらないストーリー小説】である。
もしこのエッセイが頑張っている作者様を傷つけたならば謝りましょう。
残酷な事を書いているので文句は言いません。
【小説家になろう】では日々、沢山のストーリー小説が投稿されている。短編のストーリー小説、そして連載で長く続いているストーリー小説がある。
しかし、作者様の実力に差があるためか、【重厚で面白いストーリー小説】があれば【軽薄でつまらないストーリー小説】だってある。
残酷な事だが、【重厚で面白いストーリー小説】を書ける作者様は有能だ。反対に【軽薄でつまらないストーリー小説】しか書けない作者は無数なのだ。
【小説家になろう】にはランキングがあるが、やはりランキングにのるストーリー小説は【重厚で面白いストーリー】なのだろう。(ランキングにのる程の小説にすら「中身すかすか」だの「何が面白いんですか?」だの「クソ」だの言う輩がいるけどその輩の事はあまり気にしない方がいいです)
ランキングにのっていなくても多くの読者様に気づかれていない【重厚で面白いストーリー小説】はあります。Twitterでよく見かけます。
【重厚で面白いストーリー小説】がポイントが無いわけが無い。(無いのだとすれば、投稿して間もないか、読者様に全然気づかれていないだけの可能性が高い)
【重厚で面白いストーリー小説】は評価されて当たり前。逆に【軽薄でつまらないストーリー小説】は評価されなくて当たり前である。
【軽薄でつまらないストーリー小説】にポイントがあるわけが無い。(あるのだとすれば優しい読者様が特別につけてくれた可能性が高い)
【軽薄でつまらないストーリー小説】は多くの読者様に読まれてもそれだけです。PVだけ稼ぐだけでポイントは一切付きません。
【軽薄でつまらないストーリー小説】がランキング入りなんて絶対にありえません。
作者様が書きたいだけなら【軽薄でつまらないストーリー小説】でもいいけど、読者様に読まれたいなら【重厚で面白いストーリー小説】にしなければ絶対に成果を得ることはできません。
誰だって【軽薄でつまらないストーリー小説】なんて書きたくないはずです。誰だって【重厚で面白いストーリー小説】が書きたいはずです。
現時点で【重厚で面白いストーリー小説】が書こうとしたら【軽薄でつまらないストーリー小説】ができてしまう場合、【何か】で学ばなければなりません。
その【何か】。1つ目はやはりこの【小説家になろう】でランキング入りしているストーリー小説を読むこと。気軽に学べるのが利点。(【重厚で面白いストーリー小説】の特徴だが、一度読み始めると続きが気になってどんどん読み進めてしまう場合があります。要するに楽しんでしまうのです)
2つ目は本屋で売っているストーリー小説を買って読むこと。一般小説は少し難しいのでライトノベルがオススメ。(1つ目でも書いたが、本屋で売っているストーリー小説は全て【重厚で面白いストーリー小説】なので、読み進めてしまう場合が高いです)
3つ目はストーリーが重厚なのが特徴のスマホゲームをすること。ストーリーがあるならパソコンのゲームでも良いです。(一部のスマホゲームにおいて、クエストとストーリーが別々になっている場合があります。そちらの方がストーリーに集中できます)
4つ目はあえて【軽薄でつまらないストーリー小説】を読んで、絶対にしないようにする対策を考えること。(【軽薄でつまらないストーリー小説】なので読んでても楽しくありません。対策を考えるのに集中できるでしょう)
学べる機会は沢山あります。作者様の誰もが【重厚で面白いストーリー小説】が書けるようになるのを願っています。ここまで読んでいただきありがとうございました。
下記に【軽薄でつまらないストーリー小説】を記しておきました。興味が無ければここでブラウザバックしてください。
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自転車でしばらく移動した。
「そろそろガベルアンジ王国に入ります」
トラス・ファキトラシュはそう言った。
――ダスト・ガベルアンジには気を付けろと言われたんだ。絶対会わないようにしよう。
町の広場に着いた。俺とトラス・ファキトラシュは自転車を降りて、町を歩いた。しかし、町には誰も出歩いていない。
「静かすぎるだろ」
「この国は基本こうです。皆揃いも揃って怠惰なんです」
「マジかよ」
――普通じゃないじゃん。怠惰じゃん。
少し歩いていると、雑草がぼおぼおのさびれた公園に女が3人いた。3人のうちの目の下に濃いクマがある女がトラスに近づいた。
「やぁトラス。……なにしてんだ?」
「こんにちはガベジ・ガベルダンプァ。今地球から転生してきたこの人を案内しているところです」
「あぁ、そうか……」
ガベジ・ガベルダンプァという女はそう言うと、公園のベンチで寝転がった。
「もう名前は言いましたが、あの女はガベジ・ガベルダンプァ。いつもやさぐれている哀れな女です」
「……なんでやさぐれてるんだ?」
「この世界に生まれてしまったからです」
「えぇ……」
このダメダメな世界に生まれてしまったからやさぐれた。この世界が夢も希望も無いクレイジー世界と知ってしまったのが原因である。
「あそこでレジャーシートを敷いて寝ている女は右側がスクラ・ダスタエルで、左側がゲスリ・オバサベジです。あの2人は野宿をしているだけです」
「え? なんで野宿?」
「誕生日パーティーの時に家の中でカメムシバズーカを撃ってしまったからです」
「え……」
――おいおい! あれを撃ったのか!? あんなの使ったら家にはもう入れないだろ!
「…………」
トラス・ファキトラシュは黙り込んだ。そして、ゲスリ・オバサベジに横に行った。
「ゲスリ・オバサベジ。貴女は正義の味方ですね」
ゲスリ・オバサベジは寝ているので聞いていない。
俺にはゲスリ・オバサベジがなんで正義の味方なのか分からない。
「おいトラス。なんでゲスリは」
「少し前にここにダスト・ガベルアンジが来たようです。ですが、カメムシバズーカで撃退してくれたようなのです。そこの壊れたベンチにカメムシバズーカが置いてありますので」
「えぇ!? まさか……ゲスリはダスト・ガベルアンジにカメムシバズーカを……」
「撃ちました」
――おいおいおい! それはヤバいだろ! あれはさすがに……。
「そういえば、なんでここにダスト・ガベルアンジが来たって分かったんだ?」
「ダスト・ガベルアンジの足跡があったからです」
「足跡?」
「ここにあります」
俺はトラスが指差した所を見た。しかし、足跡は無かった。
「何も無いぞ?」
「臭いで足跡ができているのです。ダスト・ガベルアンジの足からは酷い加齢臭がしますので」
「か、加齢臭……」
俺は足から酷い加齢臭という言葉を聞いてなんだか困惑した。
公園でゆっくりしている時、俺はトラスに聞く。
「ちょっとトラス」
「なんですか?」
「……トイレは……あるか?」
「ありません」
「ですよね」
「冗談です。トイレはあります。あそこにありますよ」
「マジか!」
俺はトラス・ファキトラシュが指差した所を見た。そこにはトイレのような汚い建物があった。汚いが俺は躊躇ちゅうちょせずにそこに向かった。尿意はもう我慢できない。
――……うっわ! めっちゃ汚い! すっげぇ臭い! 便器は……あ……ぼっとんトイレだ。……まぁ水道管は無いか。
俺は激臭な耐えながら、排便を済ませた。なぜかトイレットペーパー(質はかなり悪い)はあったので拭くことはできた。
俺はトイレを出た。すると、トラスが俺を見た。
「言い忘れていましたが、案内は終了です。ちなみにですが、ダリヤーンプオ大陸の西部にあるスオクラバップ帝国には何もありません。人も誰1人として住んではいません」
「そうか」
「あとは……自由に過ごしてください。死んで異世界転生するのも良いですし、この世界でつまらない生活をし続けるのも良いです。……前者をおすすめしますが」
――この人死ぬのをおすすめしちゃったよ……。
ベンチに座っているトラス・ファキトラシュは座ったまま寝た。俺はとりあえず、町を探索することにした。
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今日は待ちに待った3年生を送る会だ。この日のために俺は春休みの時からネタの用意をしていた。絶対にウケるネタを考えている。
「……もう失敗しない。絶対失敗しないぞぉぉぉぉ!!」
俺は熱意と決心をもってステージに向かった。
――これでウケなかったたら俺はもうお笑いはしない。だが、そんな事は絶対にさせん!! みんなをとびっきり笑わせてみせるぞ!!
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『プログラム4番。虎川大輝とらかわたいきの超絶爆笑お笑い時間』
「チン! チン! チンチ◯コォ!!」
奇跡のミュージックスタート! 10秒フィンガースナップ(指パッチン)!
「はい! パンツを突き破る巨大なぁチ◯コォ!! 誰もが目が離せなくなる巨大なぁチ◯コォ!! 臭くて汚い巨大なぁチ◯コォ!! 可愛い顔に似合わない巨大なぁチ◯コォ!! 明らかに邪魔な巨大なぁチ◯コォ!! マジでグロい巨大なぁチ◯コォ!! ズボンの上からでも分かる巨大なぁチ◯コォ!! 化け物レベルの巨大なぁチ◯コォ!! チ◯コォチ◯コォチ◯コォチ◯コォチ◯コォチ◯コォチ◯コチ◯コチ◯コォォォォォ!! もはやドン引きのチ◯コがそこにはぁぁぁあったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
手を1回叩く!
「おっぱ! おっぱ! おっぱおっぱぁぁぁいぃ!!」
10秒フィンガースナップ(指パッチン)!
「はい! 合うブラが無いほど巨大なぁぁぁおっぱぁぁぁい!! 誰もが心奪われる巨大なぁおっぱぁぁぁい!! たわわに揺れる巨大なぁおっぱぁぁぁい!! 可愛い子に巨大なぁおっぱぁぁぁい!! ちょっと不便な巨大なぁおっぱぁぁぁい!! 服を押し上げる巨大なぁおっぱぁぁぁい!! みんなが幸せになる巨大なぁおっぱぁぁぁい!! 谷間を出すとエクセレントな巨大なぁおっぱぁぁぁい!! 揉みしだける程の巨大なぁおっぱぁぁぁい!! はいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱおっぱおっぱおっぱおっぱぁぁぁい!! みんな憧れのおっぱいだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
手を2回叩く!
「おっぱい見ただけでチ◯コが元気になる! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
強く床を1回踏む!
――決まった!
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俺はみんなを見た。そこには……面白かったと言わんばかりの笑顔をしている人達が――
……いなかった。
――あぁ……終わった…。
俺はステージから逃げた。
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ステージの横の倉庫に逃げると職員の猿川篤郎さるかわあつろうがいた。
「猿川……ソフトな下ネタならウケるんじゃなかったのか?」
「虎川。あそこまでやるのはソフトとは言わない」
「じゃあなんだよ?」
「あそこまで言いまくるのはかなりガチな下ネタだ。ようするに虎川はヤバい事をやりすぎたのだ」
「チ◯コとおっぱいだけじゃん」
「巨大なチ◯コ? 巨大なおっぱい? こんなの露骨な下ネタとしか思えないな」
「ならせめておっぱいだけなら」
「おっぱいだけでもダメだ。おっぱいは男のロマンではあるが、女にとってはなかなか難しいものなのだからな」
「…………」
――俺。マジで終わった…。
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雰囲気が悪くなった3年生を送る会は猿川篤郎さるかわあつろうが一発芸をしたことで挽回された。
――……俺、お笑いが分からねぇ。
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「アステラルン様ぁ! 俺の願いをきいてくださぁい!」
――聞こえました。行きます!
私は空からどこかの大学校の広場に来た。そこには冴えない男がいた。
「アステラルンです。どうかしましたか?」
「アステラルン様の手作りチョコをください」
「……え?」
「貴女のチョコが欲しいです」
「……ど、どういうことですか?」
「今日はバレンタインデーですが、チョコが一つも貰えませんでした。という訳で貴女のチョコが欲しいです」
「えぇ……。誰かから貰えるようにするのは――」
「いえいえ。俺は市販のチョコじゃなくて手作りのチョコが欲しいのです。なのでアステラルン様の手作りチョコが欲しくて呼びました」
「……赤の他人にバレンタインチョコを貰うのはさすがに……」
「気にする必要はありません。貴女の手作りチョコを俺が美味しく食べる。それだけでいいのです」
――この人引き下がらないパターンの人だ。
「わ、分かりました。作ります。でも出来映えは期待しないでくださいね」
「はい」
私は神通力を使って1から材料を揃えてチョコを作った。
1時間程度で完成した。全部卵の形になってしまった。だが、私はそれを包んで冴えない男の元に行った。
「作りましたのでどうぞ」
「おぉ!! ありがとうございます! さぁ! 自慢の時間だ!」
「何言ってるんですか! 自慢するのは可笑しいです!」
「いいじゃないですか。今まで自慢されてきたので自慢し返してやるんですよ!」
冴えない男と校内に走っていった。
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この後、チョコを貰うまでの工程をべらべら喋った冴えない男は自慢に失敗した。
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「アステラルン様! 僕の願いを聞いてください!」
――聞こえました。行きます!
私は空からどこかの小学校の校庭に来た。そこには冴えない男がいた。
「アステラルンです。どうかしましたか?」
「アステラルン様のプレゼントをください」
「え?」
「アステラルン様のクリスマスプレゼントをください」
「……え、それって、おや……サンタさんがくれるはずですが?」
「親って言いかけましたね? 大丈夫です。サンタさんがいないことは分かっています。親が密かにプレゼントを買ってくれている事も分かっています」
「ならご両親が買ってくれますよね?」
「いえ。両親からは1000円渡されました。これで好きなの買えばとのことです。でも僕の欲しい物は1000円では全く足りません。なのでアステラルン様にお願いしました」
「要は私に買って欲しいということですか?」
「そうです」
――お金が足りないなら諦めなさいとは言えません。買うことにしましょう。
私は冴えない男とデパートに行き、冴えない男が欲しいと言ったゲームを買った。私のお金で。
冴えない男は満足そうに帰っていった。
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この後、私にゲームを買ってもらった事をバカ正直に両親に話した冴えない男。後日、両親に頭を下げられた。
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「どうか僕の元へ! アステラルン様ぁ!」
――聞こえました。行きます!
私は空からどこかの中学校の校舎裏に来た。そこには冴えない男がいた。
「アステラルンです。どうかしましたか?」
「寒波を消してください」
「……え?」
「明日は僕の姉が彼氏とデートする日なんです。でも姉は寒がりなので寒波が来るならデートしないとか言ってるんです。なので寒波を消して姉にデートをさせてください!」
「えぇ!? 寒波を消すんですか!? そんなことしたら多くの人にも影響が――」
「いえいえ。寒波が無くなったら誰もが嬉しいに決まってるじゃないですか。というわけで寒波を消してください!」
「で、でも――」
「気象を変える事もできない奴を女神とは言いませんよ」
――って! なにその態度!
「分かりました。やりましょう」
私はしぶしぶ冴えない男の要求を受けた。
私は空を飛んで、明日、日本に襲来する寒波に神通力を当てた。寒波は消える、というよりかは暖まり、寒波として成立しない状態になった。
【軽薄でつまらないストーリー小説】。無知で無能な作者がおちいる罠。
何も得ることができない失敗作。
何も得ることができない駄作。




